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[続]HUNTERxHUNTERにみる事業開発のスキルとは

こんにちは、三度のメシよりマンガ好き。
マネーフォワードでToC向け新規事業開発を担当しております志賀です。

ちらほらお会いする方々からこちらの記事の「事業開発力」について続編が聞きたい!と奇特なリクエストをいただくことがありましたので、これはご要望にお応えせねば!ということで第2弾を書こうと思います。

ただしこの第2弾、HUNTERxHUNTERにかけられるところほぼなかったです。力量不足で誠に申し訳ないです。

事業開発力とは?前回までのおさらい

前回の記事では下記のようにコメントしていますね。
「手持ちのリソースや判断材料から収益を生み出す仕組みを紡ぎ出す力。」

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そしてその隣接能力は「交渉力」「分析力」があるということ、そして事業開発力の強化は鍛錬する機会によって高められる(ため自己研鑽がしづらい)とかエラそうに説いていたかと思います。

今読み返すとあれですね、「事業開発スキルとは」ってタイトルの記事なのにその中身をほぼ言ってないですね、詐欺ですね。えぇ。

まず事業開発ってどんなことをするの?

ここは組織によっても人によってもまちまちだと思うので、マネーフォワードのToC事業における新規事業開発ではこうやってるよ、という前提で読み進めてください。

こちらの記事でも解説はしていますがもう少し簡潔に言うと、

1. アイデアを生み出す
2. アイデアのニーズを確かめる
3. アイデアの換金性を確かめる
4. 換金性の担保ができているか確かめる

のようなステップを踏んでいます。
これ以降はプロダクトづくりのお話なので私が書くよりよりよっぽど言語化、体系化されたものがあるはずなのでそちらを参考にしてもらえればと思います。
とはいえプロダクトづくりにおいても、収益を上げることを考える場合には同じループ構造にはなるとは思います。

あらためて事業開発力とは?

お気付きの通り、多くのステップは「確かめる」という作業に使っています。なので事業開発力の中核となるスキルは「何がわかればこのアイデアを先のステップに進ませることができるんだろう」を設計する能力だと考えています。

思いつく→詳細に考える→わからないものにぶち当たる→どうすればわかるようになるかを考える→それを実行する→別のわからないものにぶち当たる→・・・→わからないものがサービスリリースしてもいいレベルまでなくなる

「どうすればわかるようになるかを考える」のステージにおいては、想定される対象ユーザーやパートナー企業候補へのヒアリングも入ってきますし、市場構造の調査も含まれます。

ユーザーインタビューの設計や市場調査においては分析力が必要ですし、パートナー企業の探索においては共通の目的を見つける/作るための交渉力も必要になってくるので、隣接するスキルに設定しています。

「手持ちのリソースや判断材料から収益を生み出す仕組みを紡ぎ出す力。」

前回定義づけしたこの一文に照らし合わせて整理してみます。

事業開発の目的は基本的に収益を生み出すことです。(本記事では事業開発自体も上位の目的を達成するための手段である、ということは割愛します。)
したがって何らかしらの換金性の仕組みを持ったサービスを世に出すことを求められています。

その仕組みをより確実性を高く世に送り出すために、判断材料を可能な限り集め/増やし、わからないことを確かめ、その結果必要なアイデアの大きさを手持ち(ないし調達可能な)のリソースの中から具現化できるものを設計する。

自分で書いているうちに整理できてきたんですが、大きく分けて2つのことをやっているみたいですね。

- アイデアの実現不確実性を可能な限り検証し・排除する
- そのアイデアを具現化できるようリソースorスコープを調整する

後者のほうがよりPdM色の強いタスクですね。
なので、こと事業開発(BizDev)の職種の方は前者の力がより強く求められるのかなと考えています。何がわかれば次のアクションに移行できるのだろうか、常にこの思考を意識して仕事をしています。(できてないときも結構あるけどね!チームの皆さんごめんなさいね!)

ちなみにマネーフォワードのToC向け事業開発においてはBizDevとPdMを職種として分割していません
新規事業なので考慮しなきゃいけない範囲が既存の大きなプロダクトよりも小さいからできる芸当ではあるのですが、事業とプロダクトが同じ思想のもとに進むことができるのはとてつもなく大きなメリットだと考えているためです。
自分自身が課題に向き合って、その課題から生まれたプロダクトを手触り感持って世に送り届ける、という経験が一気通貫でできる機会がありますので是非気軽にお声がけくださいね!(結局採用PRなのをもう隠さないスタイルにしました笑)

他にもマネーフォワードのToC領域いろんなポジション空いてますよ!ご興味あればぜひぜひ!


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