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好きなことは永遠に続けられる

 好きなこと、得意なことを続けていくと、それをもっと知りたくなります。

 私はウィスキーとコーヒーが好きで、色々と試していくと、生産地や製品ができるまでの工程、携わっている人物等、知りたいことが次々と湧いてきます。最近はその興味が歴史にも広がっています。

 コーヒーの歴史を知りたくなり、Kindle本の「珈琲の歴史」を読み進めています。知っていたこともありますが、知らないことの方が多いため、読んでいて面白いです。

 その本でこんな逸話があります。

 1670年にドイツにコーヒーが伝わって流行していた時、男性はカフェでコーヒーを飲んでいたのに対して、女性は誰かの家で集まって飲んでいたそうです。そういう女性の中には、コーヒーを1日に何杯も飲むこともあったそうで、今で言う女子会を家でよくしていたと思われます。

 本の中であったエピソードで、ある家の女性は女友達とばかりで集まっていたのが想像できます。そんな様子を見かねて、父親は娘の大好きなコーヒーを取り上げたそうです。結婚に消極的な娘は恋人を見つけてくれるならコーヒーを諦めると言い、父親は結婚相手を探した、とうい内容が書かれていました。当時のドイツは父親が娘の結婚相手を探すことが珍しくなかったこと、そこまでコーヒーに熱中していたことに驚きました。


 この話を読んでいると、いつの時代でも、親は子供が何かにハマって、世間一般の常識から外れることを心配するものだと分かります。


 私は子供の頃に、スーパーファミコンやPlayStationが流行りだし、テレビゲームに無知になっていました。その様子を親が心配し、「ゲームばかりしてないで、勉強しなさい」とよく怒られました。

人間は自分が理解できないことや物、人物に嫌悪感を覚える場合があります。親が子供だった頃はテレビゲームは無かったから、子供がなぜ熱中するのか理解できません。そんな様子を見て危機感を覚えたのでしょう。

 確かに、現代でもスマホゲームにハマった結果、子供がとんでもない金額まで課金し親が困惑した、というニュースを見聞きします。更にはゲーム依存になり、仕事や日常生活に支障をきたすことが社会問題になっています。そんな現実を知れば、親は子供に間違った方向に行って欲しくないと思うでしょう。

 ですが、ヒトが楽しいと感じるものは残り進化し続けていつまでも必要とされます。だからこそ、ゲームの画質とプレイ性は進歩し続けています。コーヒーにおいては、スペシャリティ•コーヒーがブームになり、生産国での品質向上が努められ、ますますコーヒーが美味しくなっています。

 依存性等の問題は工夫次第で対応できます。ゲームならば、プレイ時間や課金限度を設定し、それを守れば良いと思います。私の場合、コーヒーは1日4杯までにしています。ウィスキーは週にに2.3日の休肝日を設定し、1日60〜90mlに決めています。飲みの場に行っていた頃は、前後1日は休肝日にしていました。


 他人や周囲への被害が生じなければ、どんな趣味でも自分が面白いと感じ続けていって良いのです。その熱量が周囲へ伝染し、価値のあるものとの認識されます。それがビジネスに繋がり、働く人たちの収入になり、生活を営めるようになるのだと考えています。それが循環することで社会が活性化すれば、好きなことを続けている本人の自信が高まり、周囲に更に良い影響を及ぼしていくのだと思います。

 現代社会を見聞きしていると、私の考える理想が昔と比べて実現しているのが分かります。それがもっと多くの人が成すことができれば、幸せな社会になると考えています。そうなって欲しいです。

 今回の記事は以上です。最後まで読んで下さり、ありがとうございました😊

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