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LINEを自分から聞くのを基本やめた

以前HSPについてインタビューしてもらったなおさんが、HSPHSS向けに『HSPHSSあるある50選』というKindle電子書籍を上梓されました。

そこに、「ライングループやSNSを断捨離する」という項があります。たとえばLINEのグループを抜けたり、ブロックしたり、返信を何日も貯めたり、Twitterのリプライの反応に疲れる、という「あるある」が書かれています。ちなみになおさん自身、Twitterの固定ツイートに「リプライはあまり送らないでほしい」と残されてるほどです(といいつつたまーに気になったらリプライしちゃうのほんとごめんなさい)。

これ、僕「そういえば、あるわ!」と気付かされた項です。『HSPHSSあるある50選』に関してはまた別で書評にしようと思っているのですが、今日はこのトピックだけまとめて書いてみます。

結論から言うと、最近僕は「LINEを自分から聞く」ことを基本やめました。

なんでかっていうと、LINEを聞いたところで、何も送ることがないからです。いや確かに「昨日○○さんのイベントでお世話になりました!今後ともよろしくお願いいたします!」と翌日ぐらいに送って、返事のスタンプなりなんなりは確認するけど、それだけ。実際そうしたお礼で終わったトーク履歴も多いし、なんなら「この人誰だっけ?」という人が友達にもいるわけで、だったらもう聞く必要ないわな、ということで、もうほとんどこちらからLINEをお聞きするということはありません。

例外は、なんかこの人と業務連絡が必要になるな、と思ったときと、ノリでできたグループに混ぜてもらうときだけ。業務連絡というのは、たとえば後日その人とどこかしらで待ち合わせすることになった場合や、相手が撮ってくれた写真をなんらかの形で共有してほしい場合。こういうケースでは惜しげもなくLINEのQRコードを差し出します。

だいたい僕はどんなに近しい人間でも「いまこんなことしてます」と、たとえばランチのハンバーグの写真を送りつけられても、

「・・・それがどうした?」

としか思えないのです。これだけ書くと冷たい人間と思われるかもしれません。実際「見てー!」と送られてきた写真への反応に困ってはてなマークのスタンプで返信したところ、「興味がないんだね」と呆れられたことがあります。でも、なんと返せばいいのか正解がわからないのはまぎれもない事実なのです。LINEで雑談できる人を僕は尊敬します。

なんでだろう?と考えたところで、出てくるのはHSPの思慮深さなのかもしれない、というところです。

たとえば最新の僕のLINEトーク履歴をいま見返すと、うちの伯父から正月の連絡だったり、いっしょに仕事してる人から電車が遅れてるという連絡だったり、また別の仕事仲間から打ち合わせの日を合わせる連絡だったりで、個人LINEでやり取りしている中身の9割9分が業務連絡でした。つまり「了解しました」「調整します」みたいな返答でOKなトーク履歴ばかり。あとは公式アカウントとグループLINE。グループ会話は(なんか促されない限り)そもそも会話に入るか入らないかはこっちの勝手なのでスルーできます。

しかし「ランチのハンバーグ」の写真をわざわざ僕だけに送りつけるというのは、この人は一体何を考えているのだろう?と思ってしまうわけです。これは別にランチのハンバーグを個人的に送りつけてくる人が非常識だ!と言いたいわけではなく、僕にこのハンバーグの写真を見てなんと言ってほしいのか?を考えてしまうのです。いっしょに食べたいね!なのか、こんなんよりオレが作ったほうが数倍美味いわ、なのか。しかも既読をつけたら最後、なんか返信しないと「無視ですか?」になってしまう。

結果、よくわからなくなるのです。それで「?」のスタンプとかで返信してしまう。それか半日くらい未読でキープしちゃう。

これはSNSでもいっしょで、思慮深さが必要ない返信とかもあるんですが、とくにFacebookのコメントの返信とかよく溜め込んでしまうのは「これはなんと返信すれば見当違いにならないのだろう・・・?」とふと考え込んでしまうからです。最近はもうなにも考えずに長々としたコメントでもサクッと短文で返信したりしてるのですが、その意味では僕も「SNS疲れ」というのがあるのかもしれない、とこの文章を書いていて思いました。べつにコメントをいただくぶんには(批判的なものでもない限り)嬉しいんですけど。

ちなみに、LINEを聞く代わりにTwitterやFacebookがあればそれは積極的に聞くようにしています。TwitterやFacebook、あとInstagramって、めちゃくちゃ穿った見方をすると「勝手に思ってること(写真)を全世界に垂れ流して、それにほかの人が勝手に反応する」ということなんだろうと思うのですが、どうやら僕はこういうやりかたのほうが性に合っているようです。

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