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やる気を出すには

やる気の居所を突き止めるためには、脳のはたらきと、気持ちの揺れ方、そして手の動き、をそれぞれ考えなくてはいけないと思っている。

「脳と気持ちは大きい意味で同じでしょう?」と言われたらそうなのだけど、今はあえて切り分けて考える。

たとえば、2人以上の話し合いをまとめるためには、人数を少なくしたほうがいいかもしれないけれど、「悩み」という視点で見れば、細分化されていたほうがくまなく解決策を出しやすい。だ

だから私は、「脳」と「気持ち」と「手」の3つを、別々のものとして考え、自分が今なぜ、やる気がでないのかを考えたい。

「脳」は、だますべき存在。1文字でもキーボードで文字を打ち込み始めたら脳は仕事スイッチが入ったと錯覚してくれる。きっと潜在的には「◯◯をやらなきゃ」という思いが頭の中にあるのだから、1秒でも脳を騙すことができれば、きっとエンジンがかかるのはすぐだ。「脳」は、「やる気を出す」ためのハードルとしてはいちばん低いかもしれない。

対して「気持ち」は、もっともやっかいな存在でもある。生理や気候(多くは低気圧)に左右され、その振れ幅が大きいうちは不安定になる。最低な気分のときは、普通のラインまで自分の気持ちを持っていくのがいちばんむずかしい。でも、逆にいえば「ノッてる」状態を作り出せば、延々に仕事ができてしまう、なんてこともある。できれば、そんなに「ノッてる」状態じゃなくていいから、可もなく不可もない普通の状態をいつもキープできればいいのだけど。

「手」は、極論、動かしたもん勝ちだと思ってる。えんぴつを持つでもいいし、洗い物をするために皿を持ったり、スポンジに洗剤を垂らすのでもOK。なにかしらのアクションをはじめる。そうすると、ふしぎなことに「脳」や「気持ち」への回線がオンになり、”私”が動き出す。「脳」とか「気持ち」のほうが大事そうに見えるけど、もしかしたらやる気を出すための本当のキーマンは「手」なのかもしれない。「#手しか勝たん」のかもしれない。

ね、だってほら。やる気がないはずだったのに、こうやっていまキーボードを打っている。

今度一人暮らしするタイミングがあったら猫を飼いますね!!