見出し画像

DELIZIA磐田

アグレミーナ浜松を退団するにあたって1番ネックだったのは次の移籍先。
恥ずかしながら大学の必修科目を落としていたので、通わなければいけないこともあり、遠方のクラブに入ることはできませんでした。
本当に単位はしっかり取った方がいいです。笑

そのため東海リーグのクラブで探すことになるのですが、繋がりがないので見つからない。
結局何チームか紹介してもらった中で、今後Fリーグクラブに戻ることを考えて、東海リーグで優勝したDELIZIA磐田なら全国大会に出やすいし、注目してもらいやすいと思い、加入させてもらうことになりました。
加えて言うならば、試合を何度かしましたが、強度や雰囲気がすごく良かったのも僕としてはポイントでした。

成長

加入して感じたのはスピード感。
なぜかすごく遅く感じたのです。
名古屋や大阪、浦安、町田など、速くて上手い選手と対峙することが多かったことで感じたんだと思います。
戦術で同じものがあって、当時分からなかったことが成功体験をするうちに、こういうことだったのかと、理解することができました。
アグレミーナ浜松の時にもやもやしていた部分がクリアになっていきました。

静岡県選抜

幸いなことに静岡県選抜として活動させてもらう機会をいただき、全国大会で準優勝という結果を得ることができました。

対戦相手には後にフットサル日本代表になる選手がいたり、Fリーグで活躍した選手がいたり、埋もれていた選手がいたりと新しい発見をしました。

普段プレーしない人達とのコミュニケーションで自分が必要な部分を再認識させてもらったり、実際の試合で今まで理解できなかったことを実践できたりなど、自信を掴む良い大会になりました。

練習参加

DELIZIA磐田に入団するにあたって、最短でFリーグの舞台に戻ることを最大の目的としていました。
シーズン中ではありましたが、ヴォスクオーレ仙台の練習に何回か参加させてもらう機会がありました。

ボランチと言われる戦術を使っていて、自分にとってはまた新しい戦術知識を得ることもでき、ある程度僕自身ができるという確信を持つことができました。

今だから言える話ですが、アグレミーナ浜松が監督を新しく呼んだ時に特別指定選手として加入させてくれようとしてくれた方がいました。
しかし、間もなく退任してしまったこともあり、なくなってしまいました。

転機

このまま今まで通り取り組んで成長するのか?
もっと取り組むことがあるんじゃないのか?
そんなことに頭を悩ませる自分がいました。

そんな練習中に第5中足骨の疲労骨折をしてしまいました。

軽度とは言え、11月。

12月には全日本選手権の予選がある。
手術することはせずに最短での復帰を目指しました。
全国大会に出なければFリーグクラブとの対戦はできない。
そしてなんとか間に合わせて臨んだ全日本選手権の予選。

グニャッとした感覚、これ以上行ったからダメだよって身体がサインしてる。

気がつくとターンしようとした方向と逆に身体が跳ね返る。

そして激痛。

同じところだ。

帰りの靴も足が入らないくらいパンパン。

病院に行ってレントゲンを撮って言われた言葉が

絶対手術

12月にオペしたら復帰は3月。

他クラブへの練習参加を検討していた中、その話は全部なくなり、Fクラブに入団することはできるのか?と焦る日々。

ただ日頃の行いが悪かったと言わざるを得ません。
当時の僕は人間性の部分で未熟で自分の思い通りにならないことでイライラしていました。
先輩達が優しかったこともあり、よく注意をしてくれていました。
そういう部分を変えないといけないと強く感じさせられました。

そして怪我している時間に何ができるかと言えば、人のプレーを盗むこと。
当時ベテランでもチームのために走り、チャンスシーンではゴール前にいるという選手がいました。
プレースタイル自体は僕と違ってドリブルが売りではない。
でもこれが僕の目指すべき形だと直感がそう言っていました。

旅立ち

その後のDELIZIA磐田は全日本選手権の予選は東海大会で敗れてしまい。
リーグ戦はなんとか残留。

全日本選手権を観戦しに行こうと思っていたところ、仙台から連絡があり、来季に関して入団してほしいと話をしていただきました。

僕自身も納得のいくシーズンではなかったため、残ることも考えていましたが、背中を押してもらう形で、ヴォスクオーレ仙台へと入団することになりました。

フットサル面ではもちろんですが、人間面として大きくしてもらえたことが何よりも大きかった。
スポーツだけやってればOKという時代でもありません。
1人の人間としてしっかりしないと応援もされないよって教えてもらいました。

成長させてくれたクラブと言えばここ。
今となっては本当に感謝しかありません。
DELIZIA磐田に入団してよかったです。

次回はヴォスクオーレに入ってからのお話です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?