FC NAKAI

しながわシティを退団後にFC NAKAIに入る決断をした中、入る決断をするまでにはいろんな覚悟がありました。

視聴者

元々、目指せ！Fの頂は一視聴者としてシーズン1から見ていました。
そんな中、はじめは中井さんの行動力は以前から知っていましたが、この企画に関しては流石にふざけてるって思ったことを今でも覚えています。

ヒロキくんが入ったところからは知ってる人も入ったことで、コンテンツとしてはおもしろい企画だけど、流石に無理があるよなって思っていました。
見ている中でワタルの成長物語だとも思いながら楽しませてもらっていました。

シーズン2が始まって自分が苦境に立たされている時、フットサルに対しての楽しみが薄れていくのを自覚している中、失礼ながらシーズン1に比べて、ガチで獲ろうとしているのを見て、ワクワクしながら見ていました。

ちょこちょこ連絡を取り合ってる中で、第1回頂杯の後からヒロキくんにFC NAKAIに誘われましたが、行かねーよってやりとりを何度かしていて、時間が経つにつれて自分がもしこの中に入ったら、どんな感じなんだろうな〜って気がつけば思うようになっていました。

そんな中栃木シティへの期限付き移籍期間の満了日が近づいていて、次どこでやろうかな〜、なんとかなるっしょ！と思い退団を決め、ヒロキくんに相談したことでFC NAKAIへの入団が決まりました。

話してる段階ではやはりFリーグクラブでのプレーを希望していたこともあり、本当にFC NAKAIに行って大丈夫なのかと不安になることもありました。
ただシーズン中での移籍が難しいことは理解していたし、実質的に地域リーグに身を置くしかないのも理解していました。

いろんなことを整理して考えた結果、まずは目の前のことに120%でやる。
それをやるにはどこが1番良いチームなのかと考えたら、FC NAKAI以外考えられませんでした。

挑戦者

練習に入ってみて感じたことは、荒削りで一芸に長けた選手が多かったこと。
リーグ戦で勝ち続けるなら平均値が高くないと難しいですが、カップ戦で勝ち上がるには弱点を補える一芸があれば不可能ではありません。
それは仙台の頃に3位という成績を取ったことで感じていましたし、しながわで優勝した時も感じました。

経験値が圧倒的に少ないメンバーが多い中、これは伸び代しかない。
個人的にワタル、アキラ、コウヘイはめちゃくちゃおもしろい選手になるなと思っていました。
それだけにアキラ、コウヘイは怪我のタイミングが非常に悪かった。
でもチームの武器になってくれると思ってたし、彼らもそうなるべく、日々の練習から全力で取り組んでいました。
それくらいみんながギラギラしながら切磋琢磨していました。

この野心に満ち溢れた雰囲気というのはしながわでも感じる部分でしたが、それ以上だったと感じます。
頂を獲るためには僕自身含めたレベルアップが必要でしたし、それを自覚しているからこその雰囲気だったのかと思います。

僕の立ち位置

FC NAKAIでの僕の立ち位置というのは、頼まれていたわけではありませんでしたが、僕自身が感じたことを適時みんなに伝える役割を担っていました。
動画を切り取って夜中に連絡を取り合ったり、練習中に直接話したりすることで共通理解を増やしていきました。

どんなチームでもチームの約束事というのが大なり小なりあります。
コミュニケーションを取らなければ、すれ違いが確実に起きますし、試合に向けての期間で考えれば、何度も話さなければならない状況でもありました。

プレー面で言えば、今までと同じように味方のサポート役、攻守の切り替えを誰よりも速くやるというのを意識していました。
攻撃力にウエイトを置いていたこともあり、守備のエラーなどが起きてしまう。
でもそこを切り替えのスピードで補える部分を担えば、みんなが変に意識することはなくなる。
結果的にチーム力が上がる。

加えて攻撃面では中井さんやヒロキくん、ブルノがプレーしやすいような局面を作ることがなによりもチームの勝利に繋がることは理解していたし、サポートの関わり方も密にコミュニケーションを取りながら確認してきました。

ユウタは器用に動けるからある程度の要求をしてもそれに応えてくれたし、リョウタとフブキには厳しく接することもあったけど、すごいスピードで成長が見れてプレーに反映していて、本当にやっていておもしろいチームだなと感じました。

全日本フットサル選手権
東京都大会予選

FC NAKAIはオープンリーグに属していたので、東京都大会の予選からの参戦。
初戦は10分ハーフ。
合流して間もなく全日本選手権が始まりました。
YouTubeでのこれまでの配信を見て、余裕で勝ち上がって行けるだろうって思っていました。
でも実際には想像以上に難しい試合が多かったです。

不動前との試合で個人的には本当のチームメイトになれたのかなって感じています。
それまでの試合は短い試合時間だったこともあり、長い時間試合に出ることはありませんでしたが、中井さんが負傷して、そこから長い時間に出て勝利に貢献することができました。
ヤバいってなった状況でもあったので、みんなの力になれてよかったと思うと共に、勝ったことにホッとしたのを覚えています。

情熱ロンリネスとの試合では4-1で前半を折り返したのに、後半3分ほどで4-4までに追いつかれて、ジリジリした試合展開にかなり焦りました。
残り時間5分切った時にはPK戦も覚悟しました。
その中で僕史上1番バズったと思われる、ブロック&コンティニューからのゴールでハットトリックをすることができたなど、僕自身の成長も感じられる予選でありました。

そこからガクや薫さんが加わって、東京都大会に臨むのでありました。