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そこにあるもの、そこにはないもの

what is there, what is not there.

最近は死について考えている。
誰もがそれを知っていて、誰も知らないもの。
僕も10年以上それに触れてなかった。
昔を生きたことはないけど、きっと、もっと、ずっと身近だっただろう。
それが現在ではどんどん遠い存在になっている。

朝だった、突然の訃報。
以前映像に出演していただいた方が亡くなったと知らされる。
本当に突然それはやってくるんだと思った。

話した時間はとても多いとは言えないが色々考えさせられた。

会場には大勢の方がいて、人望の厚さを感じた。
啜り泣く声があちらこちらから聞こえてきた。
声をあげて泣いている親族の方。
写真を見ながら昔を懐かしんでいるご友人。
訳もわからず遊んでいる子どもたち。

死には距離があると思っていたけどそうではなかった。
突然やってくるんだから、それに時間の概念はない。
誰にでも、突然訪れる。
訪れると自然と書いてしまったが訪れるものなのだろうか?
そんなことを考えていると時間がすぐ過ぎる。

別れを告げにきた訳だけれど、彼女はそこにいたのだろうか。
それとも違うどこかにいたのだろうか。
体は確かにそこにあった。心はどうだっただろうか。
そんなことは誰にも分からないが、そこには何かがあった。

それが見えそうでシャッターを切った。

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映像に出演していただいたこともありがたかった。


こんなこと言うと怒られるかもしれないけれど
この経験をくれたこともものすごく感謝している。
安らかにおやすみください。
ありがとうございました。


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