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金持ち父さんと貧乏父さんが教えてくれた「学歴≠高収入」の理由

図書館で何気なくある本を見つけた。

『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント 』

出版年: 2001/6/27、著者:ロバート・キヨサキ/シャロン・レクター、訳:白根 美保子

同じ著者が手掛けた『金持ち父さん貧乏父さん』は随分前にとても有名になり、読んだことはなかったがタイトルは何度も耳にしてたけど、この本はその続編のようなものだった。

本を読む前の、金持ち父さんと貧乏父さんの勝手なイメージはこんな感じ

金持ち父さん=

先祖代々お金持ち
学歴が高い
安定した大手の会社に勤めている。
裕福な家庭で生まれ育った
子供に何不自由なく物を与える
子供にも高い学歴を求める。


貧乏父さん=

お金がない
学歴が低い
貧乏な家庭で生まれ育った
非正規労働や利益の低い分野の自営業をしている。
子供に十分な教育や物を与えられない。


本を読んでみると、この2人の父さんはイメージとは正反対の人物だった。


金持ち父さん=

高卒・貧乏な家庭で育った
裕福になっても子供に欲しいものを欲しいだけ渡さない
子供に高学歴になるための勉強を強いらない。
自由を手にいれるために、不動産で不労所得の仕組みを作ってお金を稼いでいた(ビジネスオーナー)


貧乏父さん=

大学卒か院卒?(不明瞭で反省)
公的な教育組織の上役職に就いていた。
子供にも学歴と安定した会社・組織に属することを望んでいた。
お金を沢山稼ぐよりも自分が持つ正義や誇りのために働いていた。
日本の一般的な家庭のモデルって、貧乏父さんモデルが多いと思う。

名門の大学を卒業すれば、大手の企業に就職すれば、国家免許を取得すれば、安定した収入が得られて裕福な生活が送れると思って、子供に勉強をさせたり、毎年大手企業に応募する就活生さんがいるんじゃないかな。

雑誌で就活生から人気の大手企業のランキングや、テレビで名門大生のクイズ番組を見たのを思い出した。

ちょっと話が変わるけど、

『金持ち父さん~』の本では、キャッシュフロークワドラントという表を紹介してた。

お金を稼ぐときに人が所属している業種の表なんだけど、4分割された表には4つの業種名が書かれている。

左上が従業員、左下が自営業者、右上がビジネスオーナー、右下が投資家

説明では、

左側の2業種が自分の体で動いた分だけのお金を稼ぐ人たち。

右側の2業種が、自分の時間や労力をかけず他人やお金自体にお金を稼いでもらっている人たち。(=不労所得)

大手に勤めている社員は従業員なので左側。独立している医者や弁護士なども成果報酬で自営業なので左側。

とすると日本で望まれている職業は、生涯自分の時間や体を費やした分だけしか収入を得られないってことだよね。

逆に、金持ち父さんは右側のビジネスオーナーの属性で、

高校を卒業してから働き、安定ではなく、自由になることを求めて不労所得を得る仕組みを作った。得た収入で不動産投資やフランチャイズ経営でゼロから多くの財を築いた。

自分の時間を費やすだけでは得られなかった収入を手にすることになったそうだから、学歴≠収入ということを証明する人だと思った。

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