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#191 感謝(山内翔/4年)

日頃より筑波大学蹴球部のご支援、ご声援ありがとうございます。
2023年シーズン主将を務めました山内翔です。
今シーズン2回目、人生2回目、そして最後のブログになります。
今から約1年前の2月10日、1回目のブログを書いたのが本当に昨日のことのように感じます。(公開されたのは4月ですが、担当者にはこの日付に送っていました)

まだ読んでない方はこちらのリンクからを読んでいただければ幸いです。

2023シーズン結果
関東リーグ 優勝
総理大臣杯 出場なし
インカレ ベスト4

結果的に日本一にはなれなかった。
インカレ決勝12月24日、カシマスタジアムのピッチにいたのは試合後の自分1人だけだった。
みんなと一緒に表彰式出たかったな。
フェアプレー賞のトロフィーよりもこれが優勝トロフィーなら最高だよな。
それが大学サッカー最後の自分の気持ちだった。

最後のブログということで、一つは自分が筑波大学蹴球部に来て得た考えや価値観、もう一つは筑波大学蹴球部の仲間に向けて、ブログを書こうと思う。


自分は筑波大学蹴球部に来て本当に良かった。
今は心の底からそう思える。
それは筑波大学蹴球部という組織、そこにいる人の素晴らしさ、これに尽きると思う。
試合前、何日も徹夜してアナライズミーティングを部の仲間がやってくれる、試合当日、バスの出発場所の合宿所前にはメンバーには入れなかった部員がハイタッチをして見送ってくれる。同期の仲間から応援のメッセージが届く。2022年シーズンの途中からは有観客試合にもなり、応援は毎試合最高の応援をしてくれる。
サポーターからされることはあっても、チームメイトからこんなことをされるなんて、自分の人生の中で一度もなかった。
「この人たち、悔しくないの?」
なんでこんな人のために動けるんだろう。

この答えは簡単だった。
みんな筑波大学蹴球部が好きだから。
筑波が勝つため。
ここにいる人達は、「誰かの為に」動いてる人なんだ。
毎試合、応援に来る猪鼻くんがいて、部のことを考え続ける林田息吹がいる、これはその代表例だと思う。
それは、18歳までの自分に圧倒的に足りない大きな一つだった。
それは決して自己犠牲ではなく、結果的に自分の為になっていることがわかった。

誰かの為が自分のためになる。

これはここに来なければ感じることはできなかっただろう。ユースの選手に良くありがちなのは、自分の夢のため、ほとんどの選手が自分のためが原動力だと思う。自分もそうだった。
人は自分以外の誰かの為にパワーを注ぐ時が大きなエネルギーを生む。
これは自分にとって筑波で一番感じたことだった。

次は筑波大学蹴球部の仲間に向けて

まずは同期のみんな
4年間お世話になりました。
学年会とか集まりへの足が重くて申し訳ないです。
みんなが居たからいまの自分があります。
迷惑をかけることもあったし、みんなからどう思われていたかは分からないけど、一緒に過ごした時間を誇りに思います。
これからもよろしく。

現3年生以下のみんな
2023シーズン、共に戦ってくれて本当にありがとう。
日本一になれなかったけど、みんなと一緒にリーグ優勝を新しい1グラで決めれたこと、それは4年生に付いてきたのではなく、部を引っ張ってくれたみんなのおかげだと自分は思ってます。4年生がみんなに残せたものは無いかもしれないけど、みんながこれからこの筑波大学蹴球部をより良いクラブより良い組織にしてくれること、そして自分たちが取れなかった日本一を取ってくれることを楽しみにしてます。
ただ、このクラブはピッチ内だけでなく、ピッチ内外で大学サッカーを牽引し続けないといけない。
大学サッカーにはまだまだポテンシャルがある。
林田息吹が良く言ってた、インカレ決勝のスタジアムを満員にすることができるのはこのクラブしかいないと思います。

以上



2023シーズンの歩みを振り返ると素晴らしいシーンが沢山あって、それはこの動画に詰まってると思うので、ぜひ観てみてください。

長い文章になりましたが、最後に
これからも筑波大学蹴球部へのご声援のほどよろしくお願いします。
ありがとうございました。

「共頂」から「繋頂」へ

筑波大学蹴球部

体育専門学群4年

山内翔

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