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去年、一番ショックだったこと

石とは関係ない話だけど、 ここに書いておきたい。

去年一番ショックだったこと。
石の業界に入った当初、もの凄くお世話になった先輩が、既に虹の向こうへ旅立ったと人づてに聞いた。しかも「2〜3年前ぐらいに亡くなったらしいよ」ぐらいの曖昧な感じで。
受け止め方がわからなくて呆然とするしかなかった。命日も解らないなんて…。

私が20年以上、天然石を扱う仕事をやってこれたのは、最初に先輩があれこれ丁寧に教えてくれたお陰。ハードな仕事だけど、同じぐらい喜びも大きいと仕事ということも、先輩の背中から学んだ。
スピリチュアル方面の造詣も深く、そこでも教わったこともあまりに多い。そして30代の私に影響を与える人物を、次々と紹介してくれたのも先輩だった。今の私があるのは先輩のおかげといっても過言ではない。

エディター出身ということもあり、文章表現にとても長けていて、石に関してもスピリチュアルな事に関しても、とても熱く語り読ませる文を書く人だった。
私は言葉であれこれ表現するのが苦手で、その才能を心から尊敬していたから、会わなくなってからもたまに先輩のブログを読みにいっていた。
近況がリアルにわかる文章力と文字量に圧倒されて「私も石のことぐらいはちゃんと書かねばなぁ」といつも反省しきり。

そのブログも既にドメインごと消えていて、残っていたのはSNSのちょっとしたカキコミだけで愕然とした、あまりにも寂しい。

私は読むの好きだけど、ここ10年はショップ関係の文章だけでキャパオーバーで、それ以外のものを書けないままでいた。
でも頭の中にはいろいろ溜まっていて、それを外に出していない気持ち悪さも感じていて、ブログとは別にnoteを始めたという次第。
亀のあゆみでも下手くそでも、ちゃんと文章にしておこうと
数ヶ月前からぼちぼち綴っている。

この記事も数日かけてウンウン唸りながら書いていて
まあ先輩だったら3分で書けてしまう文字量だろう。
きっと大笑いしながら見てるかな
先輩が愛してやまなかったマリア様とともに。

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