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応量器で召し上がる僧作ダイニング 結円(ゆいま〜る)の営業再開は2024年6月15日(土)11:30

皆様たいへんご無沙汰しております。結円(ゆいま〜る)のオーナー兼、発信担当のキー坊です。
四国は愛媛県新居浜市の瑞應寺専門僧堂における187日の安居を終え、このたび無事に地元佐賀県武雄市に帰って参りました。
昨年2023年10月の上山直前にはNHK朝の全国放送番組「朝イチ」で結円をご紹介頂き、僧堂入り直前の朝まで電話が鳴り止まず、お一人お一人への対応に苦慮していたことを思い出します。

約半年以上が経過した現在でも電話やメールにて再開時期等についてのお問い合わせを数多く頂き、たいへん有り難く思うと同時に、またご迷惑をお掛けしていることに対して先ずは深くお詫びを申し上げたいと思います。
僧侶という普遍的な生き方を選択し、それを前提とした営業スタイルは以前から皆様にご理解頂いていることとは言え、皆様のご期待に必ずしも添えていない現状には、やはり胸が痛みます。今後ますます皆様のご意見を賜りながら期待に沿える空間を提供できるよう、結円の運営に力を注いでいく所存でございますので引き続き宜しくお願い致します。

さて6月15日(土)の営業再開に向けて今後の結円のコンセプトを画像を織り交ぜながら紹介させて頂きたいと思いますので、最後までお読み頂ければ幸いです。

  《その1》応量器で召し上がって頂けます

修行僧が僧堂行鉢(坐禅を組みながら摂る食事のこと)する際に用いる食器🟰応量器を使用してのお料理ご提供になります。
「食べる量に応じた器」
つまりこの応量器に盛り付けられるぶんの食事を頂く、というのがそもそもの禅宗の食事作法の発想になります。

修行僧はこの状態で袱紗に包んで持ち歩きます。
展鉢🟰応量器を広げた状態
一番大きい器は頭鉢(ずはつ)といって、お釈迦様の頭を形取ったものです。托鉢の際には頭鉢の中にお布施を入れて頂きます。

※応量器についての解説はこちらも参考にして下さい↓

《その2》おいしい!だけではない「療養食」としての僧作料理

結円が考える僧作料理とは、
1️⃣すべての食材が生き物という観点から、ヘタや表皮など、全体を無駄なく使い切る。
2️⃣季節ごとに一番パワーのある旬の食材を選択する。
3️⃣化学調味料を使わず、手間をかけた体に優しい調理法。
4️⃣修行している僧(者)が修行している僧(仲間)を思いやりながら調理する。
5️⃣頂いた報酬(布施)は次の僧作のための源泉としてお預かりする。
主に以上5点です。

今からおよそ2.500年前、お釈迦様は「食」を「治療」と捉えていました。
食とは元々、ほったらかしにしていたら衰弱していく人間の体内を浄化して調える目的があり、仏教の伝来と同時にその観念を受け入れたニッポンに定着したのがいわゆる精進料理と呼ばれるものです。
そのために、新鮮・安全な食材や調味料を選択することは勿論のこと、食材の持つ栄養やパワーを最大限に活かす調理法がとっても重要になってきます。
大本山・永平寺や總持寺、そして今回私が半年間安居した四国・瑞應寺の典座(食事を司る台所)に実際に古くから伝わり、今もなお修行僧達に引き継がれてきている献立と調理法を結円風にアレンジしてビジターの皆様にご提供させて頂く。
結円の再開に向けて、安居中から密かに自分自身の中で温め続けてきたコンセプトです。

大楠の里の水車米ごはん+中皿+小皿+香菜+香果+僧作スープカレー
/水車米ごはんおかわり自由
(食材の調達具合によって毎日内容は変わります)

※料金は価格一覧をご確認下さい⇩


🍛従来の「7種盛りランチプレート」は月一回ほどに開催予定のカレーイベントにて提供致します。詳しくは事前の告知をお待ちください。

7種盛りランチプレート
《その3》如法スタイルと不如スタイルの2バージョン

☆如法日(通常の営業日):
獣肉や魚貝類など動物性の食材及び調味料を一切使用しない野菜・海藻類中心の精進メニュー。 


☆不如日(4又は9のつく日。放参日とも言う):
動物性の食材が中心のメニュー。
毎月/4日.9日.14日.19日.24日.29日(定休日は除きます)
※食材の調達具合によって毎日内容は変わります。
※アレルギー物質等に関する質問は事前にお問合せ下さい。

※如法日・不如日については、毎月末に掲載する「営業カレンダー」をご確認下さい。

オプションコース
「食」と「心」の両面からビジターのメンタルをサポートします。(要予約)

僧作お膳を召し上がられた方には、更に内外から心身を調えて頂くために、オプションで以下のコースをご用意しております。

1️⃣僧作お膳+修行体験コース

2️⃣僧作お膳+メンタルケアコース

3️⃣僧作お膳+ヒーリングコース

4️⃣僧作お膳+フルコース
 《僧作お膳+修行体験+メンタルケア+ヒーリング》

(ヒーリングについては体質や当日の体調によって施術をお断り又は中止する場合がありますので予めご了承下さい。)

※各々の料金は価格一覧をご確認下さい⇩

  1️⃣僧作お膳+修行体験コース(要予約)

〈体験内容〉
・お食事前と後に偈文をお唱えします。
・僧堂の作法に則ってお食事をします。
・坐禅を体験できます。(約20分間)
・写経(約40分)
※希望者のみ

・その他、ご希望があれば事前にお気軽にご相談下さい。
(内容によってはお応えできない場合がありますので予めご了承下さい)

※料金は価格一覧をご確認下さい⇩

※食事作法の簡単な一例です。ご覧になってみて下さい⇩

 2️⃣僧作お膳+メンタルケアコース(要予約)

メンタルケア心理士の資格を持つオーナーが、心理学&仏教の両側面からクライアントの「心」をサポート致します。
もともとお坊さんは昔から近所の悩み事相談などを通して人々の心に寄り添ってきた言わば「地域のカウンセラー」でした。
いつの時代からか、お葬式や法要ごとでしか顔を合わせなくなってしまったイメージがありますが、それが本業ではないと私は思います。お坊さん自身もお寺を出て様々な人々に寄り添うことこそ本来の仏道の在り方と考えます。

また、食育インストラクターの視点から食材特有の効能や薬理効果など、食と心の関係性について解説し、日頃の食生活が心や脳に及ぼす影響について学び、改善していくためのお手伝いをさせて頂きたいと思っております。
クライアントお一人お一人に「食と心のカルテ」を作成し、日常の食生活と心理状態との相関関係を細かくチェックして、内と外からメンタルをケアして参ります。

☆守秘義務保護の観点から事前に日時を調整させて頂きます☆
(所要時間:約40分〜1時間)

※料金は価格一覧をご確認下さい⇩

  3️⃣僧作お膳+ヒーリングコース(要予約)

誰しもが持つ、内なる自然治癒力を目覚めさせるヒーリング法で、アメリカの医療現場でも実際に活用されるなど、今世界で注目を集めつつある手技療法を実践します。

ヒーラー自身がまず心身共に最高潮に整っているというのが大前提で、クライアントの自然治癒力に量子レベルで働き掛けながらお互いが高い波動で共鳴(感応動交)することを目指しています。
そのために受け手側のクライアントは常に高い正しい波動を持ち合わせた優良なヒーラーを自ら選択していくことをお薦めします。
(所要時間:約20分)

※料金は価格一覧をご確認下さい⇩

   4️⃣僧作お膳+フルコース(要予約)

お食事とすべてのオプションがセットになったコースです。

・僧作お膳
・修行体験
・メンタルケア
・ヒーリング
  (所要時間:約2時間)

また、オプションの組み替えも可能です。
例) : 僧作お膳+修行体験+
  メンタルケア

※料金は価格一覧をご確認下さい⇩

        価格一覧         

🪷僧作お膳     税込¥1.500

🪷僧作お膳+修行体験コース
          税込¥3.800

🪷僧作お膳+メンタルケアコース
          税込¥7.500

🪷僧作お膳+ヒーリングコース
          税込¥4.300

🪷僧作お膳+フルコース
          税込¥12.000


  【ご注意下さい】
        ⇩     ⇩     ⇩

初めてのご来店の方は、僧作お膳を召し上がられた方に限りオプションの追加を承ります。オプションのみのご依頼はお受けしかねますのでご了承下さい。
二回目以降のご来店はオプションのみにも対応致します。
また、出張施術も承ります。



     出張施術について(要予約)

・一度ご来店いただいたことがある方を対象にメンタルケアとヒーリングの出張サービスを行っております。
・距離によって出張料が発生致します。
・不明な点は、お気軽にお問い合わせ下さい。

        お坊さん特別割引 

出家して、いずれかの宗派に僧籍のある方は10%割引き致します。/自称お坊さんを除く
※すべてのコースに適用されます。

      オーナー、自己紹介
2021年2月、56才にて得度出家。曹洞宗僧侶。總持寺及び瑞應寺に て安居。
食育インストラクター、重度障害訪問介護士、介護福祉士養成実務者研修修了者、メンタルケア心理士、クォンタムタッチ認定ヒーラー、出家ミュージシャン(Sho-Jin)

       お問合せ・ご予約

お電話またはメールにて承ります。

☎︎0954-33-8008  
  📱090-9706-0992

📩spice_rice_voice@icloud.com

 すぱいすキッチンゆいま〜る
 佐賀県武雄市若木町川古5979
     営業時間/11:30〜15:30
                18:00以降は要予約
   定休日/毎週 金曜日


最後まで読んで頂きありがとうございます。       九拝

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