見出し画像

「離島の魅力を発信するプロモーター」 納島 地域おこし協力隊 橋本尚子      

0→1(ゼロイチ)を生み出す地方プレイヤーの「1歩目」に焦点を当てた「0.1(ゼロ テン イチ)」。地方という土地で活動している人たちは今の活動をどんなきっかけで、どんなことから始めたのか。これから新しい1歩踏み出す人を後押しするための記事です!


「離島の魅力を発信する 納島のプロモーター」
小値賀町 納島 地域おこし協力隊 橋本尚子

長崎県 小値賀町 納島で地域おこし協力隊として活動される橋本さん

長崎県 小値賀町にある納島という二次離島で地域おこし協力隊として活動されている橋本尚子さん。先日、僕も橋本さんが運営されているNOSIMA HOUSEにお邪魔させていただき、色んな話を聞かせていただきました。離島という地方でもさらに閉鎖的な環境で活動されている橋本さんは島のためにどんな「1歩目」を踏み出したのでしょうか。

ー(梶原)最初に、橋本さんの経歴を教えてください。

(橋本)現在、大阪の企業に勤めながら小値賀町の納島という二次離島で地域おこし協力隊として活動を行っています。具体的な活動内容としては納島のプロモーションがメインでSNS(Instagram、YouTube)やブログの運営。他には、納島Tシャツや納島BOOKといった物販でのプロモーションもしています。また、会社のバックアップのもと、民泊宿泊事業もしています。宿泊については、元々やるつもりはなかったのですが、家の改修を自分たちでやっていくうちに「きれいになる家を活用していきたい」という想いと「納島の良さをより長い時間楽しんで欲しい」という想いから民泊を始めました。

納島事業の最終的な目標は納島に移住者を迎え入れることなんですけど、そこはハードルが高いので、まずは交流人口、関係人口が増えるようなプロモーションを行ってます。

橋本さんの運営されているNOSIMA HOUSE

ー橋本さんが納島で地域おこし協力隊として活動するきっかけ(1歩目)はなんだったんですか?

(橋本)きっかけは就職した会社ですね。納島の協力隊は私以外にもう1人いるんですけど、その相方も同じ会社でその先輩のルーツがきっかけで、小値賀の地域おこし協力隊をやることになったって感じです。

―不安とかはなかったんですか?

(橋本)納島来た当初は、「自動販売機もない、スーパーもない、人口20人弱のこの島で生きていけるのか、、、」って不安もありましたね(笑)ですが、私は、昔から人と人が近い生活に憧れていたので、島での生活は私が求めていた人の助け合いや温かさがありました。もちろん、距離が近いが故に大変なこともありますが2年半住んだ今、納島が私にとって第二の故郷となっています。住めば都とはこのことだなと実感しています。(笑)

人口20人弱の自然あふれる島 納島

ーそんな不安を抱えた中で、まずどんなことから始めたんですか?

(橋本)最初は、小値賀島の人に納島と協力隊の存在を知って頂くことに徹しました。納島に入った当初は、島の人に気を遣われていたんですけど、島民のおじさんが「あそこで農業してたから手伝いに突っ込め」とか「一緒に行くぞ」といった感じで連れ出してくれたおかげで、少しずつ島の人とも打ち解けることができました。あとは、小値賀保育園のイベントで声かけてもらったらできるだけ参加するようにして、広報活動と島の人と仲良くなることをメインに活動していました(笑)。島の人の優しさに助けられて今があると思っています。ですが、最初は自分から飛び込んで「顔を売る」っていうのはひとつ大事だと今回の経験を経て学びました。


縁もゆかりもない土地だからこそ、自分から飛び込む。きっかけは偶然でも、橋本さんの行動力が島の人を味方にし、様々な活動に繋がる1歩目になったのだと勉強になりました。橋本さん取材のご協力、写真の提供ありがとうございました!

#地域おこし協力隊 #小値賀 #納島 #移住


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?