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文学作品風に書いてみたよ!

形而上。冬。えたいの知れない不吉な魂が僕の心を終始圧えつけていた。焦燥といおうか、嫌悪といおうか。酒を飲んだ後に宿酔があるように、時より酒を飲んでいると宿酔に相当する刹那がやって来る。それが来たのだ。
僕たちは某運送会社に訪れた。田舎からの遠征のような気分だった。周りは高いビルに覆われ、魚のようにぐるりと周りを見渡していたが、世界は閉じられて見えた。本日は、プレゼンテーションを行った。準備期間は一か月ほど。早かった。僕たちは、元より梱包資材とそのマーケティングに関して案を出していた。しかしながら、畢竟、それに付随するような感じで、代替案が出された。二日前だった。ppt作成に一日かけ、本番前に一回通しで練習しただけだった。誰が悪いわけではなく、最善を尽くした結果だった。申命記革命なるものの必然性を覚えた。本番、出来栄えは妥当。どのグループもすごかった。陳腐な形容だがこれが全てを内包できる魔法の表現である。本大学ではプレゼンの機会は多く、その発表を聞くことが多い。しかし、濃い内容のものはほぼ皆無、その場しのぎのプレゼンを行う、いわば悪党のようなものが跋扈している。憤懣やる方無い気持ちを持ちつつも、僕自身もそこに徒党を組んでいることが多い。大学に対してある種の脆弱性を感得する。発表が終わり、懇親会が始まる。雰囲気は良好。ディストピアからユートピアへの開放なる感覚である。様々なものを食べ、飲み、話していた。普段の僕であれば、楽しそうにしている人たちを見て幸福感に包まれているだけだった。今日は違った。というのも話したいことがあったのに加え、社員の気概に心打たれたのだ。寡聞にして世の中のことはそれほど存じ上げないが、これほど活力に満ち、生き生きとした社会人に囲まれたのは久々だった。墜落の人々、委縮した顔、悲惨を纏った肉体の渦。話を聞くとやはりこの場にいる方は稀有であることが分かった。よく考えれば会社が萎びた社員を提供するわけがない。次に、この場で話した内容の一部を抜粋し書く。坪谷?さん、名前は定かではないが、この方と話した内容である。もちろん温泉のような楽し気な会話もしたのだがここでは、腑に落ちた、心の琴線に触れた内容を書く。坪谷さんの今の課題と今後の展望についてである。詳細は記載しないが、人事の観点だけではなく、それに伴う会社の繁栄させるための仕組みを話してくれた。熱かった。人としての力強さと執念のようなものを感じた。エントリーマネジメントについても伺った。よかった。眠くなったのでやめます、後半から飽きてました。

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