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言葉の座標

誰もが発信者になれる時代になった。

文章、音声、画像、動画
形態を問わなければ、発信をしたことのない人の方が少ないだろう。

発信量の数と比例して増えるものがある。

それは、誤った”言葉”だ。

目を引いたり過激な内容が注目を集めるなかで、
都合良く歪められた”言葉”は自然とはびこってくる。

これは、何もネットに限った話ではない。
対面のコミュニケーションでも起きる話だ。

良く思われたい。
辛いことから逃げたい。
騙して得したい。

目的は様々だが、中身がなく調子が良いだけの”言葉”はそこら中に散りばめられている。
そして、それらを鵜吞みにして悲劇は起こる。

では、どうすれば"言葉"の正しさを見極められるか?


それは、”行動”を合わせて観ることではないだろうか。

口先ではいくらでも誤魔化せるが、”行動”は事実でしかない。

もちろん、”行動”だけを見ても、その背景・理由はわからない。
ただ、その人の"言葉"と組み合わせれば、何となく推測できるだろう。

”行動”を木の幹とするなら、”言葉”を枝葉のようなものだ。
枝葉は上下左右色んな方向に歪曲していくが、幹は動かない。
枝葉の中にも、幹とつながる大事なものと、離れた場所にある、些末なものがある。

その人の”言葉”が、”行動”との間にどれぐらい距離があるのか。
それを観ることで、その”言葉”の意味が見えてくるだろう。

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