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しがなく

京に焦がれて
来たとて
何者にもなく


持たざる者は
何者かになろうと必死

追えば追うほど
なりたかった本心とは
かけ離れていき

気づかない
無理してそれに

何者かを判断するのは
自分ではなく相手

なりたかった何者も
人に映る何者も移り変わる

その "何者か" を手放した時に
何にでもなれる

しがなくていい

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