『改訂 シンプルマーケティング 本当に使える「競争の科学」』

『改訂 シンプルマーケティング 本当に使える「競争の科学」』

【マーケティング定番書籍】その5

『改訂 シンプルマーケティング 本当に使える『競争の科学』』

 著者:森行生
 出版社:ソフトバンククリエイティブ
 第1刷:2006年2月15日

シンプルマーケティング_改訂

1. 本書を読んだ背景

最初に読んだのは『シンプルマーケティング 市場の原点を見極める15の法則』(2000年刊)でした。
おそらく2004年だったような気がします。
四ツ谷あたりの書店で立ち読みして、80年代に一世を風靡した記号論、ソシュールの「シニフィアン」「シニフィエ」や、「デノテーション」「コノテーション」の文字を見て購入した、というレベルでした。
ところが見事にハマり、読了後間もなく、著者のシストラットコーポレーション社長の森さんにメールを送り、当時の私の勤務先(星光堂の音楽シンクタンク)までご足労いただき、貴重なアドバイスを頂いたのもいい思い出です。

シンプルマーケティング_旧

2. どんな人に向いているのか?

例えば、マーケティングの仕事に飽きたり行き詰まり感を感じられている方ですかね。
もう一度、マーケティングのダイナミックさ、面白さに触れていただくのに良いのではないか? と思います。
森さんのファンになるマーケター、リサーチャーは皆、熱狂的な方ばかりですので(“尖っている”というのは私の主観)、“合う”“合わない”は人それぞれです。
まずは、本書を読むことによって、森さんの先鋭的なブランド力に触れてみるのもいいんじゃないでしょうか?

3. 本書のポイント

3-1. 生活者・市場を視る有力なフレームがてんこ盛りです。
「クープマンの目標値」「プロダクトコーン理論」「ヤンケロビッチの価値観ヒエラルキー」「DCCM理論」・・・。
(ただし、シストラットコーポレーションさんの商標がありますので・・)

3-2. 長年にわたるコンサルの経験の中から、数値が沢山出てきます。つまり“机上の空論”ではないということです。
 
3-3. やはりコンサルのご経験から、本書構成の大部分が企業サイド側の戦略論なんですが、スーパーやコンビニの棚割に至るまできめ細かな戦術の知見も披露されていることなども印象的です。

4. 感想

本書で披露されている森さんの理論は、シストラットコーポレーションさんの商標もあり、実務で援用することはいたしませんが、7~8年前、ヒマだったんでしょうか? トレーニングとして「プロダクトコーン理論」を当時、私が気になっていた眼鏡ブランドに当てはめてみたファイルが見つかりましたので、掲載させていただきます。
こういうのって、作ってて楽しいんですね。

20200907_眼鏡ブランドのプロダクトコーン

以上です。

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水琴窟


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どうもありがとうございます!
文化マーケティングコンサルタントの井上秀二です。個人事業主で、デスクリサーチ・トレンド分析が主業務です。(寄稿記事)https://jmrx-newmr.jp/archives/147 (HP) https://marketing-lab-251.jimdosite.com/