DataHaiker Connect(Dataikuユーザー会)の発足
こんにちは、住友ゴムという会社でDataiku活用している金子と言います。
Dataikuのユーザー会の幹事をさせていただくことになり
先日7/18に第1回ユーザー会のイベントを開催しました。
https://events.dataiku.com/japan-user-meeting-20240718
この記事では、イベントの内容やユーザー会(DataHaiker Connectという名称になりました)についてご紹介したいと思います。
DataHaiker Connectとは?
Dataikuを商用利用しているユーザーの集まりです。
もともとは、DataHaikerというコミュニティがあります。こちらでは
無償版も含めDataikuを活用するData Techの皆さまが集まり交流されています。僕もいつも勉強させてもらってます!
DataHaikerについては、こちらにまとまってますのでぜひご覧ください。
第1回Connectイベントのハイライト
当日はこのような内容で開催しました。
今回は第1回ということで、ユーザー会の主旨説明と名前を決める!ことを最初にやりました。
(開催しているのに名称が決まっていないイベントも珍しい気がする 笑)
このユーザ会では、データ・AIの活用を推進されている企業の方々との交流を通して、さらなる成長に繋げていただくコミュニティを作っていきたいと考えています。具体的には以下のような内容をやっていきたいなと。
具体的な事例紹介
教育、アップスキリングの進め方
生成AI等の最新テクノロジー
ユースケース創出方法
違うドメインのニーズ把握
機能の紹介だけでなく、使い方提案
導入効果(ROI)をどう計算するか?
ユーザー会名称が「DataHaiker Connect」に決定!
運営メンバーでいくつか候補を出して、その中から参加者の投票によって決めるスタイルで実施しました。すでにDataHaikerコミュニティがあるので、それと連動した形であることを示すために何かキーワードを足すという考えでいくつかある候補から、「繋がりを作っていこう=Connect」に一番票が集まりました。
その後、ライトニングトークを行いました。
三菱電機様によるライトニングトーク
三菱電機の清水さん、鶴田さんにご登壇いただき
「三菱電機におけるDataiku活用状況」についてお話いただきました。
まず清水さんより、Dataiku活用状況のお話がありました。
清水さんは社内でDataiku実行回数ダントツ1位とのこと!
(すさまじい回数でした)
三菱電機では昨年よりDXイノベーションセンターを設立され、そこが中心となり「Serendie」と名付けたデジタル基盤を構築しデータ活用を進められているそうです。
※Serendieについてはホームページもあります
実際にDataikuを使ってみての感想を、ネガティブな部分も含めてお話いただきました。こういったネガティブ(改善してほしい)点についてもざっくばらんに話出来るのはユーザー会のいいところだなぁと感じます。
個人的にはコストのところの話(Azure上のSnowflakeに貯めたデータをAWS上のDataikuで処理する場合の費用は?とか)は当社でも悩ましいと思っていた観点なので、ぜひ色々お話したい・・・!
続いて鶴田さんより、活用事例を2つご紹介いただきました。イベント施策の効果検証分析と問い合わせデータの傾向分析というユースケースです。
どちらも、Dataikuを上手く使ってデータ準備から分析~可視化までの一連を作られているのが分かり、参考になりました。
デロイトトーマツリスクアドバイザリー様のライトニングトーク
続いて、デロイトトーマツの熊谷さんに
「AIガバナンスの現状とDataikuによるEU AI Actの対応」についてお話いただきました。
つい先日施行されましたがEUでは”EU AI Act”というAIに対する包括的なルールを定めています。
このAI法について解説いただいたうえで、Dataikuが提供している「Govern Node」というソリューションがどのように活用出来るのか、詳細にご紹介いただきました。
こうした法律があって、対応必要だということをあまり知らなかったのでとても勉強になりました。社内でも動いていかないと・・・
ディスカッション
「Dataikuを使う中での困りごと」
続いて、参加者同士でのディスカッションを行いました。
今回は事前アンケートでいただいた声からいくつかのお題を用意して、
その中からグループごとでテーマを選んで話していただく形式にて開催。
こんなテーマから考えてもらいました。
各ユーザーでの秀逸な活用方法
Dataiku Solutionを使いたいけど、フローが膨大すぎてどう使ってよいか
社内でどういうプロセスでユーザーを増やしていくのか
どのようなDataikuの活用ケースがあるか
ユーザーライセンスの付与方針
皆さん非常に活発に議論いただき、時間が足りないくらいでした。
まとめとしてお話いただいた内容をいくつかこちらにも共有します。
(時間が無くて全グループに発表いただけず・・・申し訳ないです)
非常に多くの声、そしてDataikuへの要望も出てきました。
やはり皆さん似たところで悩み・苦労されているんだなぁと・・・
今後の展望
今回のConnectイベントを通じて、データ分析の重要性やDataikuの活用法について多くの学びがありました。
今後、Connectユーザー会では、さらに多くの参加者を迎え入れ、より深い議論や学びの場を提供したいと考えています。
特に、「Dataiku(AI)を使ってどのようにイノベーションを起こせるのか」に焦点を当て、参加者同士の交流を深めることを目指しています。
次回は10/18(金)に名古屋にて開催予定です!
DataHaiker Connectのビジョンは、ユーザー同士が学び、成長し、イノベーションを起こせるコミュニティを作ることです。
企業や個人間のコラボレーションが活性化され、革新的なプロジェクトやソリューションが生まれることを期待しています。
何かこんなことやってほしい!であったりConnectに参加したい!等ありましたらDataikuコミュニティに投稿いただくなり、私まで連絡いただければ嬉しいです。
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