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幸せに生きる方法89

自由であること
幸せに生きるためには、「自由」が確保されていなければならない。
「自由」の価値の重要性については、学生時代、憲法の講義において、一生懸命学びました。
「幸福」を支える価値体系として「自由」と「平等」がありますが、その頃は「できるだけ広く『自由』が認められるほうが人は幸せになれる」と疑うこともなく考えていました。
当時は、ソビエト連邦を中心とした社会主義体制が崩壊していった時期でしたし、国内でも経済バブルで沸いていましたので、そうした時代背景の影響を多分に受けていたとも考えられます。
 
あれから、30年。経済格差が拡大し、貧困にあえぐ家庭も増えてきました。
「お金さえあれば人は幸せ」と考える市場原理主義は、誤っていたのではないかと今は思います。
「個人としての自由は一定の制約を受ける」
幸せに生きるためには、自由は確保されていなければなりませんが、その度合いは他者との関係を考えなければなりません。
人と人との関係性に着目しなければ、人は幸せには生きることができないと思うのです。

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