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幸せに生きる方法91

経済成長を止める
 斎藤氏の著書「人新世の『資本論』」には、難しい用語もたくさん出てくるのですが、衝撃的なのは「今すぐ、経済成長を止めなければ人類の未来はない」と述べておられることだと思います。
 私たちは、裕福な生活を送り、大量の二酸化炭素を排出し続けてきました。
 もはや温室効果による気象変動は止めようがなく、私たちの生活を脅かしています。
 2023年、今年の死ぬような夏の暑さからすると斎藤氏の指摘は正しいと思わざるを得ません。
 今の生活を改め、二酸化炭素の排出を抑制しなければ、「幸せに生きる」前提が崩れてしまいます。
 しかしながら、早期に効果的な対策をとることが可能なのでしょうか。
 斎藤氏は、資本主義から社会主義へ転向するほどの政策の転換が必要と考えています。そして、住民運動の重要性を指摘します。
 
 環境問題に対しては、以前から住民に対して意識啓発は行われてきたものの危機感を植えつけるようなものではなかったように感じます。
 これほど大きな政策転換を行うには、政治の力が必要ですし、危機的な状況にあることを住民に伝える取り組みも必要だと感じます。

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