仮面ライダーキバから学ぶ、プロ奢られヤーと仕事

前置きとして言っておくと、この記事は別に仮面ライダーキバ見て暇つぶししてるとかそういうことじゃないです、いやしてるんですけどそういうことじゃないです。

最近YouTubeで昔の仮面ライダーのストーリーがアップされてて、小さい頃仮面ライダー大好き少年だったので、「あぁ仮面ライダーカブト懐かしいいい!!水嶋ヒロかっけー!!」って思いながら見てました。今見ても、バンダイの変身おもちゃ宣伝番組なのによくストーリー作ってあんな、って思ったりします。普通に楽しい。

前は仮面ライダーカブトをやってたんですけど、今は仮面ライダーキバをやっていて、
キバは近所のがきんちょが変身ごっこしてるのを見たことがあった程度だったので、未知の仮面ライダーだなぁって思い、見てみることにしました。

世界観はこんな感じ。
怪物「ファンガイア」が人間のライフエナジーを吸って殺しちゃうので、瀬戸康史演じる青年、紅渡くんが仮面ライダーキバに変身してファンガイアを倒していくお話。

まだ全話見てないんで展開は知らないですけど、このお話には「悪は俺が成敗する。正義に心酔マン」みたいなライダーが登場していて、それに対し主人公紅渡くんは「ファンガイアと人間、できれば仲良くしたいわね」みたいなスタンスなので、なんか正義と悪って相対的だよね、みたいなメッセージもあるのかもしれないなぁと思うといいお話なのかもしれないと思えるかもしれない。

まあいいやそんなことは置いといて、第20話付近を見ていてなんか面白いなぁって思ったのが、人殺しゲームをしちゃうファンガイアくんですね。

彼はいつも暇そうにしており、「おいお前、おもしろいことはないのか」と見知らぬ人に話しかけ「なんじゃこいつ」みたいなリアクションされるとそいつのライフエナジーを食べちゃいます。そんでなんかその場のノリで、「12時間以内に〜人の花嫁のライフエナジーを吸おう」などのルールを設定してゲームを開始します。ゲームに失敗すると電線をぶったぎって電線の切れ端を持ち、自ら感電してセルフ罰ゲームをします。成功すると自分へのご褒美としてパフェを食べます。かわいい。OLか。いや別にOLがかわいいとか言うことではなく。

どうでもいいんですが、「殺す」という文言を「ライフエナジーを吸う」という文言に変えるだけでちょっと安心しますね、不思議

このファンガイアくん、セルフ罰ゲームのしすぎで一時的に記憶喪失しちゃいます。めちゃくちゃおもろいw

記憶喪失してるときは自分のことを人間だと思い込んでそば屋で働きます。これまたかわいい。あ、ちにみにファンガイアは通常人間の姿をしていて正義の味方と戦う時に怪物の姿になります。だから無理なくそば屋で働けます。ファンガイアくん、パワフルすぎて皿割っちゃったり記憶力弱かったりして、店長から結構怒られちゃうんですけど、すごい充実感溢れてました。同僚の女の子と恋愛しちゃったりします。なかなかやりよる。そこらへんの東大生より強いです。

なんだかんだ色々あってそば屋の後継ぎを任されることになってたんですが、結局記憶を取り戻しちゃって、おもしろいことはねぇか、ねぇなら食べちゃうぞ生活に戻ります。


さて、ここで一体何が学べるような気がしたかっていうと、結局人生暇つぶしなんだけど、暇つぶしの仕方には「人殺しゲーム」から「そば屋」まで多様な方法があるんだな、と。んで「人殺しゲーム」みたいな暇つぶしっぽい暇つぶしと、「そば屋」みたいな暇つぶしっぽくない暇つぶしがあって、多くの人間は後者をやってすごい充実感を得たり、逆にしんどくなっちゃったりするんだな、みたいな。

「人殺しゲーム」的な暇つぶし感満載の暇つぶしと、「そば屋」的な暇つぶし感0の暇つぶしは、例を挙げるなら、
前者→プロ奢られヤー
後者→サラリーマン
みたいな感じなんですかね。

プロ奢られヤーみたいな感じの、暇すぎて自分で遊びを生み出して楽しいってなるようなお仕事は、「暇で楽しい」という魅力がある一方、遊びを自分で生み出す能力がない人にとってはなにもすることがなくて結構大変らしい(ってプロ奢られヤー氏がどっかで言ってた気がする)。

他方、サラリーマン的な感じの「僕・私、働くことで社会に貢献してます」みたいなのは、うまく行けばすごい充実感のもと「あゝ、俺は社会に貢献している、、!」って思える一方、「この仕事が私の全て」と思い込んでその仕事がうまくいかなくなったときにすごいダメージを受けるような気がする。

後者の「サラリーマン」的な暇つぶしがすごいダメージを受けることもあるってのは、どっかの議員が「生産性が無いからうんちゃらかんちゃら」って言ってたのにもなにか繋がる気がする。

文章まじ下手くそで申し訳ないんだけど、
結局多分大事なのは「サラリーマン」的な暇つぶしってのもあくまで暇つぶしであって、本質的にはプロ奢られヤーとなんら変わらないってことな気がする。

つまり、プロ奢られヤーは暇だから自分で「こうなったら楽しい」っていうルールを設定して、ああ楽しい ってなるんだと思う(多分)んだけど、

「サラリーマン」も実はそれと一緒で、
「社会に貢献したら楽しい」みたいなルールのもと、社会に貢献できた、ああ幸せ、みたいなことをやってる気がする。まあ社会貢献以外にもいっぱいルールありそうだけどね。

このさっきから言ってる「サラリーマン」ってのは一例にすぎなくて「大学生」にも「ボランティア」にもなんにでも言い換えられる気がする。(今パッと思いついたのがこの2つなだけで。)
大学生だったら例えば「レポートを期限内にちゃんと書いて提出できたら嬉しい」みたいなルールを作って「ああレポートをちゃんと提出できて嬉しい」とか「〆切すぎてた落単」みたいなことをやってるわけで。


てわけでどうやら人間だいたいみんなファンガイアくんな気がしてきたので、自分が自分に課してるルールに自覚的になったら多少は視野が開けて「ああ幸せ」ってなるのかなって思った。


おわり。気づいたら途中から丁寧語が消えてた。

次なんか面白いことやるように使おうと思います。 もらえたらめちゃくちゃ喜びます。 サポートの際、これやってほしい!みたいなのがあれば反映されるかもです。