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ヘキサゴンファミリーから見えるコミュニティのあり方

大学院を休学していたころからさまざまなオープンコミュニティに顔を出していたから、

コミュニティとは?どんなコミュニティが居心地が良いのか?自分が属しているコミュニティをいい感じにするにはどうしたら良いか?

とかいう問いがふと自然に生まれている

いろんなコミュニティのここいいなあ〜を感じていたけど、そんな経験をする前からいいなあ〜と思っていた存在があったことに気づいた

それは、中学高校時代にどハマりした『クイズ!ヘキサゴンII』。おバカタレントを全面に出したことで人気に火がつき、出演者がCDデビューして紅白歌合戦に出場するなど、時代を席巻。出演者はヘキサゴンファミリーと呼ばれた。司会の島田紳助さんの芸能界引退に伴って打ち切りになったときは心底悲しかった。

そんなヘキサゴンは2週間に1回土曜日に2本録りをしていたと記憶している。(番組内でのトークや出演者のブログでの記憶)

ひと月に2回、半日弱顔を合わせる。(通常放送ならそれくらいかな?とのイメージ)この頻度、あくまで私にとってだが、なんとなくちょうどいい気がする。

そしてもう一つ。司会の島田紳助さんが番組内のトーク中に「誰かが悩んでいたらみんなで話し合う」という話をしていた記憶がある。

ヘキサゴンファミリーは、俳優、芸人、タレント、歌手、アイドルなどいろいろなジャンルの人がいた。そんなジャンルを飛び越えて、誰かが何かを抱えていたら声をかけ、みんなでどうしたらいいか考える。

それと、最終回でヘキサゴンファミリーが語ったいくつもの言葉がヘキサゴンファミリーの関係性を物語っていたように思えた。

  • 「他の番組で会っても安心できるメンバーができた」:小島よしおさん

  • 「家でテレビを見ているときにファミリーが出ていると、頑張ってるな〜とか頑張れ〜とか思う。その気持ちがあればずっと繋がっていられる」:原西孝幸さん(FUJIWARA)

  • 「学校みたいなところで(中略)本当に楽しかった」:クリス松村さん

  • 「仕事以外の関係で仲良くしてくださってありがとうございました」:misonoさん

  • 「ヘキサゴンに出会ってなかったら、きっと今の自分はいなかったのかなって思うと、今出会ってる人たちにも出会えなかったと思うとゾッとします」:里田まいさん

  • 「2週間に1回みんなに出会えることが本当に幸せでほっとした空間でした。本当に家族みたいで、いつも心に誓ってるのは(中略)ピンチのときは一番最初に駆けつけて(中略)絶対そばにいるから何があっても行こうって自分の中で決めてるので」:上地雄輔さん

  • 「芸能界で仕事していると番組の最終回は毎回来て、始まりがあったら終わりがあるって一言でいつも整理がつくんですけど、ヘキサゴンに関しては一言で片付けることができなくて(中略)ヘキサゴンがすべてきっかけで自分の溜まってたダムの入り口を開けてくれたのがヘキサゴンでした。(中略)ブログ読み直したんですけど、自分が出だしてからの人生の密度の濃さを自分の日記を見て感じた」:つるの剛士さん

(以上、最終回の放送より一部抜粋)

それぞれ芸歴や知名度など、置かれた状況の違いで、ヘキサゴンという番組の存在価値は異なると思うし、ファミリーとは言っても、プライベートでめちゃくちゃ会ったりとかそういうわけじゃないんだとも思う。

でも、仕事以上プライベート未満くらいのやわらかい繋がりがそこにあったんじゃないかって、一視聴者としてそう思うのだ。

番組が終了して丸11年が経ち、その間にヘキサゴンについて世の中でいろいろなことが飛び交っているのは知っているし、関わった出演者やスタッフでなければ本当の事情なんて分からない。

それでも、私の青春を彩ったこの番組は、コミュニティという切り口から見ると、けっこう面白いんじゃないかって思う。

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