はじめてのSaaSプロダクト開発5ヵ月目&6ヵ月目(振り返り)

SaaSプロダクト開発1ヵ月目2ヶ月目3ヶ月目4ヵ月目に続き、5&6ヵ月目(2020年7月&8月)のまとめです。

開発は引き続きマイペースながら進めているのですが、最近はそこまで毎月毎月業務の変化がすごくあるというわけではないので、今回からは不定期の振り返りになります。

ちなみにこの2ヵ月はデザイン担当が育休的なお休みだったのでUI面での進捗はほぼなし。

ユーザーダッシュボードの開発

ログインユーザーが利用できるダッシュボードは以前にデザイナーが元となるデザインを簡単にやってくれていたので、それをベースにステートによる挙動も含めて最低限の実装ができました。

まだまだ本当に最低限なので、今後もっと改良を重ねていく予定。

Adminコンソールを実装

自分たち用のコンソールをバックエンド担当がさくっと作ってくれました。ユーザー管理、そしてユーザーの作成したコンテンツ管理、簡単な統計データが表示できるようなものです。

こちらも機能としては表示に重点をおいた最低限のもので、デザインも自分たちしか基本見ないものなので特に拘らず。

アプリケーションのベータ版v3.0が(ほぼ)完成

6月末時点でv2でしたが、そこから約2ヵ月(実際はお盆などがあったので実働はそれ以下ですが)、アカウント登録/ログイン機能とダッシュボード、そしてプロフィール設定機能など含めた、自分たちの中でのv3がだいたい完成しました。(あとは諸々のテストや挙動確認が残るのみ。)

アカウント登録/ログイン方法としては、Googleカレンダー連携が重要なプロダクトであるのでGoogleアカウントでのログインと、従来のメールアドレスの2つ。

ダッシュボードではその登録ユーザーに紐づいたコンテンツを表示したり、ユーザーがコンテンツ(データ)を編集することができます。

API側の改善諸々

バックエンドについては細かなタスクがたくさんつぶした、といった感じでした。

いくつか挙げるとすると、ユーザーのプロフィール設定周り、Googleカレンダー連携周り、リマインダー周りなど。

9月からはフロントエンド側も本格的にGoogleカレンダー連携に着手予定。

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ここからは開発以外で主に自分が担当したタスクというか業務。

ブログ記事作成(日本語 & 英語)

コンテンツマーケティングの手始めとして、ゆるーく実際の記事を作成・投稿しはじめました。

日本語ブログの方は主に自分が担当し、インターン生にもちょこっとたけ手伝ってもらっています。

記事の執筆って時間と根気がいるので、気分がのっている時にババっと下書きを書き溜めて、後日それを修正したり加筆したりといった具合でかなりマイペースに、不定期にやっています。

英語の方は Upwork というフリーランスのマーケットプレイスで募集をして、オーストラリア人のネイティブにお願いすることにしました。といっても募集や選考のプロセスにいくらか時間がかかったので、実際の記事はまだ1つか2つです。自分の方でいくつか書いて欲しいトピックを挙げて、それを順にひとつずつ書いてもらう、という流れです。こちらもまあ月に2記事くらいを目安に気長にアウトプットできればと思っています。

登記住所取得のためコワーキングスペースを契約

7月の株式会社設立前から登記住所やオフィスをどうしようかいろいろ考えていたのですが、チームがフルリモートなこともあり、最初はとりあえずコワーキングスペースでいいやと思い、神戸市内で良さげなコワーキングスペースを探していました。

WeWorkを見学にいったりもしたのですが、(WeWorkは神戸市のスタートアップ支援の補助にも入っているので)、たまたま兵庫県がやっている起業プラザひょうごというコワーキングスペースがリニューアルして、神戸市の中心地のど真ん中にある豪華な三井住友銀行の建物の2Fに移るということを耳にしました。

話を聞いてみると料金もかなりお安く、しかも三井住友銀行が支援もしているということで、法人口座の解説もサポートしてくれるということだったので、契約することにしました。

結果、ちゃんと法人口座も作れて、そしてコワーキングスペースのメンバー月額費諸々含めて12,000円ほどで法人用の登記住所も取得することができました。

県のスタートアップ支援事業に応募

兵庫県が行っているポストコロナ・スタートアップ支援事業というものに応募してみました。これはビジネスコンテスト形式で、もし支援先として選定されれば、様々な経費に充てられる400万円の助成金がもらえます。さらに追加で無利子・無担保の貸付金が最大500万円まで申請できます。

このプログラムについては以前Twitterか何かで見たことがあったので知っていたのですが、応募書類の作成やもし助成金もらえた時もレポートとかがめんどそうということで敬遠していたのですが、上で書いたコワーキングスペース契約の時に勧められたので、応募した、という経緯です。

正直、応募書類の準備はけっこう面倒でした。同時に今回は貸付も申請してみたのでそれもあって。まあこれも経験です。

資金調達についてはまだかなりフレキシブルな考えなので、とりあえずビジコンでどう評価されるかという力試しも兼ねて応募してみた、という感じです。

著名起業家(投資家)の方に相談

Twitterのフォロワー数が数十万という、界隈ではたぶん誰もが知ってるような有名な方に、ひょんなことから機会を得てプロダクトについて相談することができました。

プロダクトの機能というよりも、どちらかというと攻める領域やポジショニング、そしてグロースのさせ方について大変有益なフィードバックをいただきました。

この相談を機に、まず狙うべきドメインが自分の中でも明確になり、開発する機能の優先順位も(少しだけ)微調整しました。

UI/UXとフロントエンドに関して外部のヘルプを模索

UI/UXをより良いものに洗練すべく、インターフェイスに特化したデザインスタジオに改善を依頼する方向で調整をはじめました。

今回のプロダクトは世界でもユーザーを獲得したいと思っているため、日本ではなく海外のデザインスタジオを探したところ、オランダのアムステルダムにある小さくて良さげなデザインスタジオを見つけたので、デザインシステムから一新してもらう方向で話を進めています。

また、フロントエンドについても現在は一人で頑張ってもらっているため、負担軽減し開発のスピードを上げるため、日本人のフリーランスの方に機能単位での開発という形で9月以降ヘルプに入ってもらうことに。

そしてそれに加えて、バンコク在住のオランダ人のフリーランスのフロントエンドデベロッパーも採用する方向で現在話を進めています。