スマホ依存について

朝、スマホを忘れて職場に着いた。スマホを忘れることはめったに無いのだが、取りに帰るのも面倒なので、一日ほど ”スマホフリー” で仕事をしてみた。そして、夕方になって驚いた。いつもの120%ぐらいの仕事量がこなせ、しかも、”しっかり仕事をした感” がいつもの数時間早く訪れたからだ。具体的には、20時〜21時頃まで仕事をして、やっと、給料分働いたかなと思える量が、18時台に感じた。ほぼ1日中パソコン仕事であったが、脳がクリアである。たった1日の”スマホフリー”でこんなに違うものかと驚いた。

明らかにスマホは脳に影響を与えていることを実感した。仕事の合間に1分だけツイッターをチェックしよう、が何回も繰り返されていると気づかないうちに中毒になっている。しかもその依存症は自分ではなかなか気づけない。

スマホの負の側面についてはアンデシュ・ハンセン著『スマホ脳』(新潮新書)を読んでいたので、ある程度理解していたつもりであった。ただし、理解している「つもり」であったことに気づいた。この本を読んで、スマホを制限していたのだが、なんと、読む前とほとんど同じ状況に戻っていた。これは、スマホが電話機能をもっていることにもよると思う。つまり、電話機なので携帯していないといけない。携帯していると、SNSなどをチェックしてしまう。数カ月後、気づかないうちに、依存症のような状況にもどる。徐々に戻るので気づかない。一番いいのはスマホを投げ捨てることだろうが、それができないようになっている。

『スマホ脳』にもいろいろ対策が書いてあったが、相当気をつけないと効かない。それほど強いものであるようだ。どういった対策が考えられるのか、もし思いついたら今後の記事で共有したい。



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