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【シュハリの社内ワークショップレポート:DX推進のコツ】

こんにちは、シュハリの河合です。
ABC Office安孫子さんの本日のワークショップのテーマは「DX推進のコツ」。ここ数年で多くの企業がDX化に取り組んでいるものの、成果にまで繋がっている企業は少ないのではないでしょうか。
・DX化のためのツールは導入したものの、誰も使っていない…
・掛け声だけのDXに、現場は他人事…
など、多くの課題も聞こえてくるDX推進。そもそも何のためにDX化するんだっけ?なぜ上手く進まないんだっけ?と、一度原点に立ち返って思考を整理するために、とても良いワークショップでした。

■DX推進の4つのステップ

①DX化したい業務を書き出す
②その目的を書き出す
③その効果を書き出す
④バリューチェーンに沿って考える

■気づき

上記の4つのステップをワークショップ形式で体験してみて、④に関しては、私自身ハッとさせられました。
例えば、「これまで紙でやり取りしていたアンケートをデジタル化する」といったDX化の場合、その効果は「社員の手間が省ける」といった社内の業務の効率化にとどまりがちです。
しかし、バリューチェーンに沿って考えることで、
アンケートをデジタル化する

結果を活用しやすくなる

お客様に対してもっと有益なコンテンツが届けられる
…といったように、「最終的な顧客に提供できる価値」にまで目を向けやすくなります。

DX化に限らず多くの業務は、組織が大きくなればなるほど、どうしても縦割りになり、目先の業務に追われがち。そしてつい、 “最終的な顧客が誰なのか”を忘れてしまいがちです。
私自身、家電メーカーに勤務していたころ、毎日のように家電量販店の数字を追いかけ、バイヤーと話をしているうちに、つい、量販店が最終的なお客様のような錯覚に陥ってしまうこともありました。
DX化に関しても、つい“社内の業務効率化”、といったように、社内に目が向きがちです。しかし、バリューチェーンに沿って改めて全体像を見回してみることで、最終的な顧客への価値に目が行くことはもちろん、「点」だった業務を「線」として捉えることができ、取り組むべき優先順位も明確になる、と感じました。

多くの組織において、DX推進は経営者やIT部門、組織開発部門などに閉じがちですが、一度現場を巻き込んで、こういったワークをしてみると、思わぬ気づきがあるように思います。

シュハリでは多くの方の学びをサポートさせていただく前提として、まずは「自らが学ぶ」を日々実践しております。今後も私たち自身の学びのレポートを投稿させていただこうと思いますので、ご覧いただけたら嬉しいです!