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「歯は立体」であるということ

歯は大切だと心から思います。

国民皆歯科検診

政府発表の6月にまとめるいわゆる骨太の方針で、国民に毎年の歯科検診を義務づける制度の検討が盛り込まれることになり、歯の健康を保ち健康寿命を延ばすことで、1人当たりの医療費を抑さえる目的があるようですが僕は大賛成です!

医療費を抑えると言うのは細菌の感染によって引き起こされる歯周病が原因で歯の健康を損なうだけでなく、放置すると全身の病気を招く恐れがあり、血管の中に細菌が入ってしまえば、それがあちこちにくっついてしまうので、脳の血管を詰まらせたり、心臓の血管を詰まらせたり、腎臓のフィルターを詰まらせたり、いろんな障害が出てくる。歯周病を防ぐことが脳梗塞や心筋梗塞などの予防にもつながり、医療費全体を抑えられる可能性があるということです。

母親の虫歯菌

僕は虫歯、歯周病の早期発見、早期治療がどれだけ大切か身をもって経験しました。 

子供が虫歯になりやすいなりにくいかは3歳までに明暗が分かれると言われていて、その原因は虫歯菌。赤ちゃんは生まれた頃は虫歯菌を持っていませんが、虫歯菌を持った人の唾液を口内に入れる事で虫歯菌に感染し虫歯になりやすくなると言われています。

今思えば、母親が食べやすいよう咀嚼 した食べ物を生まれて数歳の頃の僕に食べ与えたばかりに、それから僕と歯との長い闘いが始まりました。(;'∀')

僕が幼稚園に通っていた時の記憶は、虫歯で歯が痛くてずっと泣いている子供。でも「大丈夫、大丈夫」と泣き止むまで根気よくおんぶしてあやしてくれていた担任の先生がいました。

その先生の名前と顔は30年以上経った今でも記憶に残っています。

そんな幼少期から歯との闘いは長く続いています。

衝撃的な歯科医院との出会い

これまでのイメージを完全に覆された歯科医院との出会いがありました。

以前の僕はめんどくささに感(かま)けて歯科医院に行くことを避けていましたが、歯磨きをする度出血があり、なかなか改善が見られない為、なんとなく会社の近くにあった歯科医に通い始めたのがきっかけでした。

始めに行った治療は歯周ポケットのクリーニング。

歯のクリーニングと言えば、歯本体のクリーニングをイメージする人も多いと思いますが、歯周ポケットのクリーニングは、歯と歯茎の間の歯周ポケットを細いノズルがついた水圧機を使い高圧で水を発出し洗浄します。治療中は歯茎を針で何度も刺されているような連続したチクチクした痛みが続き、痛みからじわじわと油汗が出て、とても痛かったのを思い出します。

後で話を聞くと、痛いのは汚れているからだそうで、通常、清潔であれば痛みをほとんど感じないよう。実際改善が見られ始めたころの洗浄はほとんど痛みを感じなくなりました。

その時はどうやら、よほど汚れていたらしく、もう少しで一部の歯が抜けてしまう可能性もあったとの事。

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その後、歯の磨き方、使用するアイテム等、オーラルケアについてのアドバイスを頂きましたが、説明の中で

「歯は立体なんですよ」


という先生の言葉。

(・・・!?!?)

これまでの常識が180℃ひっくり返るような衝撃と同時に素晴らしい知識を得た感動を覚えました。

これまでの歯に対するイメージは平面だった為、日常の歯磨きは、基本ハブラシ1本、時には、なんとなくすっきりさせる為マウスウォッシュを使うのみ、また、極力歯の間の汚れを押し出すような、縦の動きも入れ多少工夫しつつ磨いているつもりでいましたが、その時の話を聞いてこれまでのやりかたが完全に間違っていたことに気付かされました。

歯は立体である為、歯の表面だけではなく、今となっては当たり前ですが歯一本一本には側面があり、その側面の汚れも除去してあげなければならないと教わりました。

武器① フロス

「虫歯予防」の為、歯の側面のプラーク(汚れ)を除去

武器② 歯間ブラシ

「歯周病予防」の為、歯と歯、歯茎の中央の隙間の三角ゾーンのブラッシングをすることによりプラークを除去

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武器③ ドルツ

これはあればベスト。ジェット水流で歯や歯の間を洗浄。歯周スポット洗浄というより、歯の間に残った食べかすを吹き飛ばします。

使ってみるとわかりますが、歯磨き、うがい後使用してもかなりの食べかすが残っていることがわかります・・・。

音がうるさいこと、使い始めは水が口に溢れて使用に困りますが慣れてくれば問題ありません。

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これまで、こん棒のみで戦ってきましたが、いくつかの武器を多用する事で各段に歯を清潔に保つことができるようになりました!

また、現在インビザラインで歯列矯正を行っており、1年半で終わる予定がうまく動かなかったり転勤で通えなくなったりと現在4年目。元々審美で始めたインビザラインですが、今では健康面の改善と審美の両面でのメリットがある事を改めて感じ、少し高額でしたがやってよかったなと思っています。

まとめ

歯を立体として意識してケアを行う。

歯ブラシ、フロス、歯間ブラシを使って歯磨きを行う。

虫歯菌は寝ている間に繁殖する為、どんなに眠い時も寝る前の歯ブラシは必須。

朝起きたら、繁殖した雑菌を取り除く為歯磨きをする。もちろんフロス、歯間ブラシを使用できれば良いですが朝は時間もないので歯磨きのみでもOK。

歯に対する知識は家庭環境にあったと思います。

冒頭記述したように国の施策が進めば、強制的でも日ごろから歯に関心を持つようになり、歯周病を未然に防げるようになると思います。


とっても良い取り組みだと思うので応援していきたいと思います。



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