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「いのちを賭けて人生と対峙するのだ。そのとき、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方であり、最大の敵なのである。」

この前、僕が所属していた某学生団体(海外インターンシップを運営するやつ)の尊敬する先輩と久々に話した。

めっちゃ指摘された。思考も言葉に込めた意味も、僕の無意識すら見透かされて、僕はぐうの音も出なかった。

僕はずっと何者かになりたかった。同い年で企業する友人、ソフトバンクのビジコンで優勝する後輩、学生団体を運営する先輩、フリーランスで映像クリエイターとして活躍するいとこ、社会に大きなインパクトを与えている家入一真さん、高木新平さん、山田進太郎さん、前田祐二さんなどの起業家の方々。Twitterをみれば、自分が思いつかないようなアイデアを実際に具現化させ、名をはせていく人たちがいた。そんな彼らをすごく尊敬できたし、それと同時にすごく悔しくて、僕も何かになりたかった。

ビジコンに参加してみよう、次はこの会社でインターンになってみよう。このプログラムに参加してみよう。大学を変えてみよう。有名海外大学に留学で行ってみよう。TOEFLで高い点数を取ろう。とか、早く何者かになりたくて、必死だった。立派なVISIONを掲げ、交流会に参加し、社会人の方に、「若いのにすごいねと言われる。」

でも、どれもこれも社会のため、人のためとか行っておきながら、全部自分が可愛いだけだった。自分を何かから守るために必死だったのだ。僕は自分の可愛いがり方を間違っていたのだ。

一つ一つの言動や思考、何もかもが他人に嫌われないため、自分をよく見せるためでしかなかった。大学2年生になり、より自分自身で食っていかなければと意識するようになり、いつの間にか長いものに巻かれるだけのしょうもない人間になってしまっていた。

岡本太郎の「自分の中に毒をもて」を読んだ。正直、めちゃくちゃショックだった。

「いのちを賭けて人生と対峙するのだ。そのとき、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方であり、最大の敵なのである。」

人生は無条件であり、常に今の自分自身と本気で向き合え。常に今の自分を否定し、踏み潰して突き進む。若者だからこそ、自分の夢と本気で対峙できる。常に人生はドラマティクであり、エキサイティングなものである。だから、自分をどん底に落とし続けて、もがき続ける。それでも、その時その時の自分に死ぬ気でぶつかっていこう。

変な条件を求めずに、素っ裸の自分で世界に身を投じてみたいと強く思うようになった。"辻 周悟"という表現者でありたいと思うようになった。岡本太郎曰く、芸術は人間らしさであり、芸術は爆発だ。とつまり人間は、爆発的にその瞬間瞬間を全力でいきていくしかない。今日は遅いから明日にしようとかそんなことは言ってられない。

これは、常に忙しくしろという意味ではなく、常に自己と対峙しているか。それを自分に問いかけろという意味なのだと思う。僕も、自分の人生と真っ向から対峙して、全力でぶつかっていこうと心に決めた。

これは、僕の尊敬する髙木新平さんという起業家の方にも共通する部分があると思う。岡本太郎の話だけで共感しにくい人は、こちらのyoutubeもみてくれればと思う。

少しでも多くの人の人生が熱に満ちたドラマティックでエキサイティングなものになりますよう。

読んでいただきありがとうございました。


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