
最悪な日
6月3日、いよいよ今日から本格的な自転車移動が始まります。
垂水から根占というところまで約38km。海沿いの道を行くので割と平坦な道です。
しかし、昨日の夜から大雨、、、
ホテルの予約を取ってしまっているのと、一日予定がずれると全て後ろ倒しになってしまうので、雨の中でも進むしかない、、、!
ということで、カッパを着ていざ出発。
走り出してみると意外と大したことないなーという感じで、すいすい進んでいけました。
と思ったのも束の間、、、雨脚が強くなり、しかも目の前には長い上り坂が、、、
近くに建物があったので、屋根の下で雨宿りさせてもらいました。
なかなか止んでくれない雨
雨が少し弱くなってきたので、長い上り坂を登り始めてみたものの、あまりにも荷物が重く全然進みません。
これは歩いたほうが楽だなと思い、自転車を押しながらひたすら歩きました。ほんとにただひたすら、、、
ここで謎の赤い生き物が姿を現しました。
か、カニ、、?ここ海よりだいぶ上の道だよ、、?しかもなかなかの大きさ、そして赤い。
鹿児島では普通のことなんですかね。
まさかの登場で少し元気が出た僕は、ここから少しペースをあげていきます。
長い峠道を越えた先には、美しい景色が待っていました!
突然現れた海の上の神社
こんなに雨が降っているのになんて綺麗な海なんだ、、、
感動しつつ写真を撮っていると、また大雨に。
急いで避難して、休憩がてら雨が弱まるのを待ちますが、変わらず。
仕方なく出発しましたが、この時もうすでに着ていたカッパの内側まで濡れてしまっている状態でした。
ホテルまで残りあと半分を切っていたのでここから自転車に乗り、ひたすら雨の中進んでいきます。
少し進むとまた峠が。。。しかも今回のは先ほど乗り越えた峠よりも長くて急。
最後の力を振り絞り、登っていく。だいぶ歩いたころ一台の軽トラが泊まり、「お困りですか?」と、訛りのきいた話し方のお兄さんが声をかけてくださいました。
僕は、だいぶ疲れていましたが、乗せていただくわけにもいかなかったので、上り坂があとどれくらい続くのかと尋ねました。すると、今上っているところが一番勾配がきつく、それを越えればあとは下りと平坦な道だよと教えてくださいました。
それを聞いて少し希望が見えた僕は、なんとか上り切り、ホテルまで自転車で辿りつくことができました。
だいぶ体が冷えてしまっていたので急いでお風呂に入り、そのあと荷物の整理をしました。
するとここで悲劇が、、、
自転車に積んでいたバッグの締め方が悪かったようで、バックの中からコップ一杯ほどはありそうな量の水が出てきました。
背負っていたリュックも中まで少し湿っていて、、、
そしてなんと、ストロボが水没していて動かなくなりました、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
3日目にしてこのやらかしは痛い、、、
他の機材系は問題なかったのですが、お財布が。革のお財布を使っているのですが、雨に濡れてシワだらけ、そして変形。お札もびしょびしょ。貰い物なのに、、大切なものなのに、、
あれだけ頑張ってここまで来た後だったので、これはさすがにメンタルに来ました。
この経験を踏まえ、この日のうちに防水対策を徹底強化しました。
夕飯はコンビニで済ませ、今日のことを踏まえたうえで、いろいろと予定を見つめなおしてみました。
明日も雨予報。今日より長い距離を行きます。いつになったら晴れるのだろうか。
さて、次回は!「shugo vs 峠道 再び!」「突然現れた女神達」「松本零士とロケット」でお会いしましょう。
それでは、さようなら!
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