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夫婦と子ども二人、核家族の一日

今年で31歳になります。

ふと、高校生の頃は一日をどう過ごしていただろうと思い返してみることがありました。学校で授業を受けていたことと、放課後部活で野球をやっていたこと以外のことがよく思い出せません。家での過ごし方や家族とどんな会話をしていたか、野球以外に好きだったものは何か、など高校生を生きていて楽しかった些細な思い出はたくさんあるはずなのに、それがなかなか出てきません。

自分が生きてきた時間を忘れてしまうと、それがなかったことになるんじゃないか‥‥そんな不安に煽られ、今この時をどう過ごしているか記録しておこうと思った次第です。一日の情景が思い浮かべば、色んな、小さな、幸せな出来事を思い出しやすくなるんじゃないでしょうか。


この記録は、夫婦で小さい二人の子供を育てている、なんの変哲もない家族の一日(父親目線)です。

5:45
起床。
長男を起こさないようにベッドから降り、朝食を作ります。
現在のメニューは、豆乳青汁、バナナ、レタスとトマトのサラダ、スクランブルエッグ、食パン。文字にしてみると気合の入った朝食のように見えますが、そんなに手間がかかっているわけでもありません。切る、焼く、トースターにセットする、ぐらいのものなので料理が苦手な私でもできます。
そして毎日同じメニューです。私は料理への創意工夫というより、「朝食作り」という工程を無駄のないように改善し仕組み化していくことに注力しています。
現実は子ども✕2人の起きてくるタイミング、お腹の空き具合、ランダム関数のように予測できない行動によるイレギュラーがあるので、なかなか脳死での作業には行き着きいておりませんが。
その間、妻は自分の身支度と、子どもが起きていればオムツ替えや朝食の補助等々。
子どもたちには、起きてきた順にバナナとトーストを出します。最近の長男(2)はとにかく注文が多い(かつまだ喋れない)ので大変ですが、できる限り応えつつ自分の仕事を進めていきます。並行して次男(0)のお腹空きによる発狂タイミングを見極めながら、その直前にバナナを差し出します。
朝ごはんを食べたら私は自分の身支度と、ゴミ出しの日であればゴミをまとめて出してきます。
朝食を作っている間にセットしていたコーヒーを自分の水筒に入れ、残りを妻のマグカップに。少なくても構いません。妻は何故か私のいないところでは牛乳で割って飲むようです。

順調に行けばこの時点で出発5分前。
残りの時間で、布団を畳む、洗濯機から乾燥の終わった洗濯物を取り出す、等細かい所をやりますが時間がなかったら妻に任せます。

6:45
出勤。
会社までは車で約30分。7:30から業務を開始し、16:00になったら帰ります。残業の必要があれば残りますが、17:30には帰るようにします。通常より1時間早い出勤体系ですが、ありがたいことにそういう働き方が認められる会社なので、使える制度は使うようにしています。
一方、長男は9時頃に妻の送迎により保育園へ。最初はお母さんと離れるのが寂しいのか、毎回しょんぼり顔で登園していたのですが、今ではニコニコでお母さんの顔も見ずに園内へ消えていくようです。

親離れって突然。

妻は長男の弁当作りや送迎を終えると、次男を連れて支援センターに行ったり、家事したり仕事したりしているようです。

17:00〜18:00
帰宅。
帰ると長男が保育園帰りで家に入らず、周りで遊んでいることがあるのでそのときは一緒に遊びます。
最近の流行りは フェンスに掴まりながら塀の上を歩く です。
家の中でYou Tubeを見ているときは、一緒に椅子に座って一息つきます。最近は昆虫の動画を見ることが多く、踏切や信号のアニメから脱却しつつあることに安堵しています。
その間、妻は次男をおんぶして夕食を作ります。次男は機嫌がいいときはハイハイで部屋を徘徊したりおもちゃで遊んだりするのですが、まだまだ不安感が強く母親から離れないことが多いです。

18:00
夕食。
近頃、次男は離乳食を手につけず我々と同等のメニューを欲しがります。揚げ物も普通に食べます。消化に悪いのは確かですが、変な下痢もしてないですし食べないよりかは食べたほうがいいと考え、看過しています。
(余談ですが、私は左手で食べる習慣をはじめました。これで早食いしなくなり、内臓脂肪の肥大化が抑えられるんじゃないかと思っています。)
食べたら私は台所の片付けや明日のご飯の準備、長男のぐんぐんと次男のミルクを準備します。
その間に妻は、子どもたちの手洗い、テーブルの片付け、布団を敷いてお風呂の準備をします。

19:30頃
お風呂。
まずは妻と次男が先に入り、時間を空けて私と長男が入ります。片方が湯に浸かっている間に片方が歯を磨いたり体を洗ったりする、という体制です。
最近は、長男の歯磨き粉を「バナナ」→「アップル」に移行するのに試行錯誤しています。アップルのほうが歯磨き粉感が強く、スースーするので嫌がるのです。
お風呂から上がるとそれぞれ水分補給を行い、そうこうしているうちに長男が片足を上げながらこっちを見てくるので、私は四股を踏みます。Netflixの「サンクチュアリ」をきっかけに今までやっていたスクワットをやめて四股を踏み始めたのですが、長男は結構これを気に入っているらしく、たらたらしていると早くやれとジェスチャーをしてくるのです。

20:30頃
子ども就寝。
長男が一緒に寝るお供を選ぶのを見届け(信号機や標識のおもちゃの場合が多い)、和室で雑魚寝しながら子どもたちを眠りに誘います。静かにしているより、夫婦で他愛もない話をしていたほうが意外と早く寝ます。親の声は安心するのでしょうか。

21:00ごろ
自由時間!!!!!
「ひゃっほほほううー!!」

という気持ちをぐっとこらえて、お互い好きなことをやります(妻は仕事の時間になったりもしますが)。
私は、主にPS5かアニメかPCの三択です。

(趣味のうちの1つ、ゲームは昔からずっと好きです。「技術を高めて困難に打ち勝つ」というゲーム性も大事な要素ですが、それよりもストーリーに重厚感がある作品が好みです。例えば「The Last of Us」、「メタルギアソリッドシリーズ」。ムービーに入るとコントローラーを置いて腕組みをしながら作品の中に入り込んでいくスタイルです。
一方で、ダークソウルシリーズを始めとするフロムソフトウェア作品もいくつかやったりするので、割と自分の技術を高めることにも夢中になったりします。
オンライン系はやりません。私、弱いので。)

23:00頃
就寝。
私は長男を抱き上げて2階へ。
以前はそのまま4人で寝ていたのですが、長男は寝ている間に妻の顔の上に乗りあげたり、妻の唇をしつこく触ってきたりするらしく、そのせいで妻は翌日寝不足で長男にイライラしてしまうようです。それでも「みんなで一緒に寝たい」と主張するのですが、毎回嫌な思いをしているので今では強制的に別の部屋で寝るようにしています。
長男は特にこだわりは無いようで、別の部屋でも喜んで寝に入りますが、妻は寂しい(?)みたいです(あんなにイライラしてたのに笑)。
そうは言いつつもやはり前より「寝れる」だけで全くストレスがの溜まり方が違うみたいなので、この体制で落ち着いています。


以上が一日の流れです。朝と夕食後は段取りが命なので結構集中します。工程の順序を入れ替えたり、役割分担を変えてみたり、夫婦で試行錯誤しながらこの形に落ち着きました。
とはいえ、この世の諸行は無常なので、今後も子どもの成長に合わせて柔軟にやり方を変えていかないといけませんね。
でもまたそれも楽しい。







少しでも心に響いたなら嬉しいです。