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DTMサークルの新入生定着率を上げる為に接し方で気をつけてる事

この記事では、DTMサークルの新入生の接し方で自分が気をつけてる事を箇条書き風に書いていきます。

※結構勢いで書いたので読みにくい文章かと思いますがご了承下さい。時間があるときに綺麗に書き直そうと思います。(そもそもこれは誰かに読まれるのだろうか…)

DTMサークルでの新入生定着率は低い

DTMサークルでの、
新入生が入ってくる→頑張って教える→なぜかわからないけど抜けてく
この流れはどの大学のDTMサークルでも鉄板だと思います。とにかく、新入生定着率は低いのです。

その理由は、とにかく曲作りというものはすごく大変なんです。それは、未経験の人が思う以上に何倍も…。
まずは、作曲・編曲・ミックスそれぞれを習得するまでにとてつもない時間とお金がかかります。

それは、NA7さんの記事でも触れられています。https://note.com/na77777777/n/n9cfcd614bc1e

例えばアニソンを一曲作ろうってなったとすると、

作詞・メロディ作り・コード作り・ドラムパターンを複数組む・・・・・・ボーカルを収録する・MIXする・公開する・宣伝する・・・

などの無限にやること(という名の時間泥棒)が存在します。その癖、全部やらないと完成したと言えないし、DTMの醍醐味である「自分の曲を聴いてもらう」という最も幸せな時間まで辿り着かないのです。

だけど、それを乗り越えるられる人が一定数いて部活に残っていくのです。

PCが苦手な人→DTMから離れて作曲に集中してもらう

世の中には、大学に入るまでPCを触らなかった!っていう人が一定数いて、その人達にはDTMは苦難の連続です。
ソフトのインストールから、使い方まで全て作曲の難しさと共にやってくるのです。

しかも、それは作曲をする準備で、作曲とは本質的に関係の無いものです。

作曲初心者「作曲したいと思ってたのに、PCの操作ばっかり、、PCの操作分からん、、、なんか思ってたのと違う…。」
作曲初心者「作曲向いてないんだな…。やめよ…。」

曲作りと本質的に関係ない事でやめるなんて勿体なさすぎます。
曲作りはPCが無くてもアコギ一本と録音で出来ます。
そういう人たちには、楽器や作曲に集中してもらいDTMから少し離れてもらいます。

PCの難しさを感じさせないように入門させる

新入生はDTMが目的で入部してるんでしょうか?
いいえ違います。実際には、

作曲初心者「DTM?よく分からんけど、これを勉強すれば曲が作れるんだね!」

と思っている人が多かったです。
なので、まずは曲を作るという事に全集中してもらうべきです。
そのためには、道具なんてなんでもいいんです。
たとえば、スマホのガレージバンドで作曲、ギター弾ける人はギター片手に鼻歌を歌う。
もちろん、DTMガチ勢だとスマホでは十分な作曲なんて出来ないよ!と思うでしょう。でも最初はこれだけでいいんです。

小さな成功体験を積ませることが何よりも重要です。

スマホだと、用意されている選択肢が少ないので、操作がわかりやすく入門がしやすいです。

ピアノロールは難しいから全てリアルタイム入力でしてもらう

毎年新入生を見ていて思う事があります。
ピアノロールでポチポチやってる時間がつまらなそう…と、あの作業はなれると早いのですが、慣れないうちはとてもむずかしいのですよね。

なぜならば、ピアノロールの入力って直感的ではないのですね。

それよりもリアルタイムレコーディングで音を重ねるの方が何倍も直感的なんです。
なので、最初はリズムがずれずれでもいいので、midiキーボードや、スマホの作曲アプリを用いてリアルタイムで音を重ねる体験をしてもらいましょう。

そして、音を重ねる楽しさを知って貰うのです。

そして、然るべきタイミングで、初めてピアノロールを触ってもらうのです。

歌謡曲を作るのは難しいを理解する

自分のサークルでは入部時にアンケートをとっています。
その結果と部活継続率にも興味深い相関があるので紹介します。

「EDMを作りたいです!」
「流行りのポップスを作ってみたいです!」

このうち、やめていくのは流行りのポップスを作ってみたい人です。EDMはわりかし数人は残るイメージです。
この理由について考えたのですが、、歌謡曲というものは、EDMに比べて最低限のものを作るのが難しすぎるからでは無いのでしょうか?

EDMにはない、コードワークの複雑さ、歌詞をつける必要性、ボカロの打ち込み、または歌の録音技術

これが必要になります。ついでに言うと、バンド系は各楽器への理解が高いレベルで要求されます。

歌謡曲は最初から全てさせようとしない、グループ制作から入って貰う

DTM部の新入生には、経験者を除いて、最初から全ての作業をして貰わないようにしてます。
これは特に歌ものを作りたい人に重要です。

そもそも、DTMは全て一人でするイメージがありますが、プロでの歌もの曲作りでは、作詞家・作曲家・楽器演奏の共作が多いです。一人でするのは大変すぎます。

具体的な方法としては、まずは作詞・作編曲・楽器演奏どれかを選ばせて得意なものからしてもらいます。

ミックスはフェーダーバランスとってもらうぐらいでいいです。だって、作曲にとってミックスでは本質的ではないですから。

最終的には、全部の作業が出来るようになって貰うのもよし、作詞を極める道もありだと思っています。

どちらにしても、何か一つ自身を持って、「これは出来る!」という物を作って貰うことを意識しています。
そうする事で、サークルでの自分の価値を見つけることが出来て、自身も生まれて、新入生のサークルへの帰属意識が高まると思っています。

DTMというのは目的では無く手段

ここまで、時々触れてきた事ですが、DTMのイメージは一人でPCを使って曲を作るイメージですが、
別に曲が作れれば、DTMで無くてもいいと思うのです。一人でやらなくてもいいです。

海外にはDTMという言葉は無いそうですね。

※soundtrapの紹介

最近自分のサークルで使用している、

soundtrapとサービスがあります。

これは、いわゆるオンラインのDAWです。
このサービスでは、プロジェクトファイルを共有出来る他、楽器の音をいれるだけで、ミックスしてくれる大変便利なサービスです。
共作の効率化にぜひおすすめしたいです。

まとめ

以上が、自分がこれまでの経験から学んだことです。
これがどなたかのDTMサークル運営のヒントになれば幸いです。

また、この他の方のDTMサークル運営のコツなども知りたいです。
簡単なコメントなどもいただけるだけで、記事を書くモチベーションになるのでぜひ頂ければと思います。

NA7さんの記事には、
沢山のヒントを貰いました。こちらもぜひ御覧ください。
https://note.com/na77777777/n/n9cfcd614bc1e

自分の所属は徳島大学作曲DTM部です!他の大学のサークルの方と交流したいと思っているので、そういうお誘いどしどしお待ちしております!


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