整体系の動画配信の見方 その2

医学的根拠もエビデンス(証拠)も無い事をしているアヤシイ動画の危険なコンテンツ&ワード

 美容系

  • 鼻が高くなる

  • ほうれい線

  • 小顔

  • 蒙古襞(もうこひだ)

  • 目の二重

  • 目が大きくなる

  • 痩身(痩せる)

  • 老廃物

ヘルスケア系

  • 骨盤矯正

  • 頭蓋骨矯正

  • ストレートネック(スマホ首)

  • 猫背

  • 巻き肩

  • 視力アップ

  • こころとカラダ

などなど

実績も無ければエビデンス(証拠)もない
仮にその動画を見た未熟な整体師が「医者に脊柱管狭窄症と言われた」人に対し動画通りにマネをしたら改善させられるのでしょうか? 超有名料理人が作っている動画を見て同じ料理ができる理屈と同じです。力の加減や角度など見ただけではわからない情報が沢山ある上、脊柱管狭窄症を抱えている人のすべて同じアプローチはあり得ません。そもそもその動画を配信している施術者が超有名料理人クラスの人物では決してありません。予約が取れない達人でもない人の料理が上手いかどうかは見ただけではわからないし実証がありません。それこそ本来証拠(エビデンス)がない事が重要でコレで”良くなった”と言う人が存在しないと言う点と「そんなスゴイ技なら企業秘密にして実績を積むべき」と考えるのが普通で そうした事で客の信用と付加価値を上げようと考えるのが常識であり、彼らの集客という行為一つ一つに矛盾が絡んでいるのです。

【重要】実際にマネをして健康被害に
主に美容系の動画に多い傾向なのですが、例えば「鼻が高くなるマッサージ」などと謳った動画を見てそのまま自分で数日継続していたら腫れて痛くなってしまい形がおなしな事になったしまった。とか、「小顔になるマッサージ」と称し数日間続けていたら痛みとアザが出来てしまった。などなど、結局は自己責任になってしまい効果も何もむしろネガティブな結果になって泣き寝入りしてしまった人がネットを通じてとても多く散見されています。誤って一生残るキズや重症を負っても動画配信者は責任を取りません

そもそも動画を配信しているのであればその場で誰かに手技を披露しながら、施術直後の結果としてどう変化したのか見せるのがセオリーであるはずなのに、それをしていない所にも疑問を持つべきなのです。

人の弱みにつけ込む悪質な美容系動画
そもそもこれらの動画を配信している施術者の実績やキャリアが不明瞭なのがとても多く、医学的根拠もエビデンス(証拠)も皆無です。(実際にそのお店で改善したと言う証拠も無い)同業者目線でみても「こんなことやっても意味が無いよ」と思うモノがほとんどで、ほとんどがビジネストークやアクセス数稼ぎで配信しているインチキも多く存在します。例えば○○専門(例:腰痛専門)の肩書のはずが肝心の腰痛の事は動画数が少なく、美容系の動画がやたら多かったりと もはや節操も無くプライドや一貫性は消失し平然とカメラの前で喋っています

時間経過的に結果はどうなのか
自らを過大評価しているかのような整体テクニックを披露している動画配信している整体師の末路は一体どうなっているのでしょうか?仮に本当にスゴ腕の整体師であれば1年以上動画を配信する必要があるかどうか?と考えます。(予約だらけで配信する必要が無くなるから)
○億使って○○億稼いだと豪語している整体師もいますが、果たしてそれが本当に成功したのでしょうか?ビジネスでは成功したかもしれませんが、整体師としては成功したとは思えません。(個人的見解ですが)

整体師を始めとした手技療法はあまり稼ぎの良い仕事ではありません。これはこの仕事に従事した最初の段階で痛感します。しかし、物を売る仕事にはない直接感謝される”やりがい”があります。そうした初心を忘れて”やりがい”を捨て、屈折したアイデンティティを見せびらかしているように見えたりします。

づづく

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