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~大事にするという事~渋谷・神泉で40年続く整体、手技道【No.245】(再掲)

2019.10.19掲載


こんにちは、手技道の門田です。
台風の被害は大変な状態ですね。

幸い、手技道はスタッフ含め、
そんなに大きな被害は無かったですが、

大変な状態にある地域の方は一日でも早い
復興を祈っております。

さて、今回のコラムですが、
台風の影響で手技道セミナーが延期になってしまいましたが、
院長が来年のセミナーは「環境医学」の事もやりたいと言っていました。

様々な環境が変化している現代ですが、改めて私自身も思う所があったので、
それを書いていきたいと思います。

「あなたの大事なものは何ですか?」

こう聞かれたら、何と答えますか?

家族、友達、恋人、子供、お金、物、思い出、名誉・・・etc
色々な答えがあると思います。

では、

「大事にするとはどういった事ですか?」
この質問に対しては、どうでしょう?

可愛がる事?一緒にいる事?いっぱいある事?・・・・etc
なかなか答えにくいのではないでしょうか?

では逆に

「大事にしないものは何ですか?」

「なぜ大事ではないのですか?」

哲学的になってきましたね。

今回の台風で避難された方も多かったと思いますが、

こういった災害の時には、自分にとって何が大事なのだろうと

改めて考えさせられるのではないかと個人的には思っています。

日常生活では、当たり前にあり過ぎて、あまり感じないですが、
人は非常に多くの選択を日常でしています。

夜寝る時間、朝起きる時間、朝ご飯を食べる、食べない、ご飯の内容
・・・・などなど

その選択の一つ一つが積み重なって「自分」という存在を構築しています。

言い換えれば、「自分」で「自分」を構築しているという事ですね。

冒頭の話に戻しますと、
例えば「健康」は大事ですか?と聞くと、ほとんどの人が「大事です」
と答えられると思います。

では、「自分の健康」は大事ですか?と聞くと、
これもそこそこの人が「大事です」と答えられます。

じゃあ、「自分の健康の為に、自分の身体は大事にしていますか?」と聞くと、
「大事にしている」と答える人は意外なほど、少数なのですね。

これって不思議ではないでしょうか?

やはり、そこには自分の身体に対する過信だったり、甘えだったり、
「まだ大丈夫」という意識がどこかにあるのだと思います。

「大事にする」=「過保護」ではありません。

過剰に心配したり、こうでなければいけないと決めつける事は返って、
大事にするという事からは離れていきます。

清潔にしすぎるあまり、菌の接触が減り、抵抗力がなくなって、
結果的にアトピーやアレルギーを引き起こしている場合などもあります。

大事にするという事は「労わる事」、
思いやりの心を持って真摯に向き合う事だと思います。

院長はよく、
自分たちが使っている道具にも心を込めなさいと言います。

それは、自分たちがよく使うものだから、
感謝して心を込めて使いなさいという事です。

人に対しても同じです。
近年、あまりにも思いやりの心がない、
もしくは思いやりが相手ではなく自分に向いた状態に
なっている事が多くなりすぎています。

それもやはり、自分を、相手を、
大事に思っていないという事だと思います。

自分を大切に出来ない人は相手も大切に出来ない、
ただそれが自分が、自分がとなってしまって、
わがままになってしまっては意味がない。

院長からもよく言われた言葉です。

ちょうど、ラグビーの日本代表の試合がありましたが、
ラグビーではパスをキャッチする際に赤子を抱っこするように
キャッチしなさいと指導されるそうです。

あれだけ激しくぶつかり合いをしているように見えますが、
その中に優しさが見える所が今の時代に響いたのかもしれません。

先日、患者さんの赤ちゃんを抱っこさせて頂きながら、
そんな事を考えていました。

まだまだ、自分も修行が足りないですが、
今一度自分の大事にする事を考えてみたいと思います。

今回はここまで。
お読み頂き、ありがとうございました。

渋谷・神泉で40年続く、手技道の門田でした。


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