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【手技道コラムNo.14】~実践編・酵素玄米~(再掲)

2014.6.21掲載

こんにちは、手技道の多治見です。
本コラムを「いつも読んでるよ。」と言ってくださる方が増えてきて
大変嬉しく思います。
また、Facebookの方でもコメント等ご声援頂き、本当にありがとうございます。

さて、健康の条件「食」についてシリーズを始めた所、何人かの患者様から酵素玄米についてのお話を伺いました。
また、この酵素玄米の作り方を本コラムで教えてほしいとのリクエストがありました。

ですので、今回は玄米についてのお話です。

本来、玄米はビタミン・ミネラル・食物繊維などを豊富に含み、非常に栄養価が高く腹持ちがよく、東洋医学やマクロビオティックなどでも中庸に属する(白米はやや陰性)非常にバランスの良い食品で、完全栄養食と呼ばれることもあります。
しかし、消化しにくいため、普通の白米と同量食べると胃に負担がかかる為、食するにはかなりの数の咀嚼を必要とします。
また、食感が白米のようにしゃっきりとしておらず、モサモサと口に残るため、お子さんなど味が嫌いな方も多いのが欠点です。ただ、少量のもち米を入れることで、モサモサ感を抑えることが出来ますし、一日程玄米を水に浸しておくことでかなり柔らかくなります。

そんな中、発酵玄米(寝かせ玄米)は、酵素が玄米を軟化し、消化にもよく日持ちも良いとのこと。
手技道の食養においても、玄米は栄養食としては優れているとされております。
やはり何事も実践せずでは、説得力もなく、私達自身がより健康になれば、それは皆さんに還元できると思い、実際に発酵玄米のお店を回り、味を確認し、圧力鍋を購入して炊いてみました。

さて、この発酵玄米ですが、炊き方によっていくつか種類があるそうです。
1.圧力鍋(内鍋付き)で炊く(一般的な炊き方)
2.圧力鍋にカムカム鍋という陶器製の内鍋を使用
3.玄米モードのある炊飯器で炊く
4.長岡式酵素玄米で炊く

最も美味しく、長持ちするというのは長岡式だそうなのですが、専用の1升鍋や保温ジャーが必要(7万円ほど)で、講習を受ける必要があるそうです。
圧力鍋で行う場合、内鍋がアルミだとアルミが溶け出して味が変わる可能性があるとのことでしたので、今回は2のカムカム鍋を試してみることにしました。
また、この方法だと時間はややかかりますが、手間自体は非常に簡単なのもメリットです。
実際に自身の体を通し、どの方法が良いのかお伝え出来たらと思います。

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◯1-3日目の変化
2日目:脳への糖代謝が下がったのか、軽度の頭痛があり、逆によく眠れる
3日目:起床時爽快感あり、便通の改善

◯発酵玄米の作り方(カムカム鍋使用)
1. まず玄米と小豆を洗います。白米と違い、研ぐ必要はありませんが表面にゴミ等が付着している場合もあるので、最初は素早く洗い水を切ります。さっと洗って2-3回水を変えます。小豆の分量はお好みのようです。
2. 内鍋に玄米、玄米と同量の水を入れ、塩(天然の自然海塩)を加え、圧力鍋に水を5カップ(1カップ200cc)ひいて、その中に内鍋を置きます。
3. しっかりと蓋をして、強火で沸騰(おもりから湯気が出るまで)するまで待ちます。沸騰してから更に2-3分待ちます。
4. 火加減を弱火に変えて45-50分待ちます。
5. 火を消して5-10分蒸らした後、蒸気を抜き炊きあがりです。
そして実際炊けたのがこちらです。
4の待ち時間で、弱火にしすぎたのか炊きあがりが最初からもちもちしていました。
次はもう少し強火で行うと炊き具合が違うかもしれません。

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6. 保温ジャーもしくは炊飯器に移し、3日ほど待ちます。その間必ず1日1回混ぜて空気を通します。そうすることで酵素が活性化し、玄米が柔らかく変化していきます。
7. 4日目から酵素が発生し、玄米を美味しく柔らかくします。
以上で完成です。


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