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痛みを通しての気づき【手技道コラムNo.199】

2018.2.17


こんにちは、手技道の門田です。

あっという間に1月も終わり、2月も既に中頃になってしまいました。

今年もうかうかしていると、
あっという間に一年が過ぎてしまいそうなので、
1日1日を大切にしたいですね。

さて、今回のコラムは私自身の体験から書かせて頂きたいと思います。

先日の事なのですが、
ジムに行って運動していた時に不注意から思いっきり転んでしまい、
右足首を捻挫してしまいました。

捻挫した直後は、痛みが強くまともに足をつく事も難しかったです。

「やってしまったー!」と反省しながら、手技道の教えの通り、
急激に冷やす事はせず、たまたまバンブジェルがあったので、
それを塗りながら、少しずつ周りの筋肉の緊張をとりながら施術しました。

30~40分ぐらい施術を行うと、少し痛みはマシになり、
どうにか歩けるようになったので、
家に帰って、その日はそのまま就寝。

寝返りを打っても痛みがあったので、
結構ひどかったかなと思います。

次の日は1,5倍ぐらいに腫れていて、まだかなり痛みがあったので、
手技道で空き時間に空いているスタッフにお願いして、
施術をしてもらいました。

自分自身で痛みの部位を特定しながらだったので、
改めて患者さんの施術時の気持ちが分かりました(笑)

痛い時に、施術するのはやはり勇気がいりますね(笑)

しかし、そのおかげで、3日目ぐらいには腫れも引いて、
随分痛みがなくなりました。

この時によくあるのが、痛みがだんだんなくなってくるので、
「良くなった~!」と思い、無理をしてしまい、
せっかく治りかけた所に負担がかかり、さらに治療期間が伸びてしまう事。

私もお休みの日だったので、ついつい、
色々とやりたい事はありましたが、それをぐっと我慢して、
おとなしく自分で治療していました。

一回ケガをして、同じ部分を短期間でもう一度ケガをすると、
治療期間が倍どころか下手したら3倍ぐらいかかる事もあるので、
この時期は特に注意が必要です。

そのおかげもあり、今はすっかり良くなって、
スタッフの皆にも改めて感謝している毎日です。

ここまでだったらよくある私の失敗談なのですが、
治療をしてもらって治っていく過程の中で、
改めて感じた事がありました。

治療を始めて3日目ぐらいに、
その時には足の痛みが当初の半分以下になっていて、
だいぶ良くなったな~と思っていたのですが、
急に首筋から肩にかけてかなりの痛みと重みがありました。

これは何でかな~と思ったのですが、院長がよく

「ケガした場所や、
一番悪い所が60%ぐらい治ってくると、
他の場所に痛みが出てくる」
という事を言っています。

私達の職業は手を使う職業なので、
どうしても腕や肘には負担が出てきてしまいます。

その為、先程の状態は足の部分が少しづつ良くなってきたので、
普段負担がかかっている腕から、
肩にかけての部分が出てきたという状態だったと思います。

人間の体は改めて、よく出来ているな~と感じました。

そして、その首、肩を施術してもらうと
今度は膵臓の部分に痛みが移ってきて、
ケガの事がストレスとして、自分自身はそこまで感じていないけれど、
膵臓にも負担をかけていたのだと気づきました。

次々に痛む箇所が変わってくるので、
自分の体の負担がかかっていた場所を再認識するとともに、
「痛みは気づきだよ」という院長の言葉が改めて、思い出されました。

そして、今回右足という事は手技道では
「先祖事(神事)は左側、自分事は右側」と言われるので、
自分自身の体への気遣いが欠けていた事を改めて反省。

やはり、こうやって何かケガをしたり、
病気がある事は原因があるのと同時に、
気づきの機会を与えてもらっているという事なんだな~と感じます。

今年は手技道に関わって頂いている方が、
特に入院や大きな病気をされたりという事が多いです。

どんなに元気そうに見える人でも、
いつ何が起きるかは誰にも分かりません。

自分自身の振り返りとともに身体を労わって、
楽しく生活していきたいですね。

今回はここまで。

お読みいただきありがとうございました。

ではまた。


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