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【手技道コラムNo.62】~歯並びと体の歪み~顎関節症 (再掲)

2015.6.4掲載

※こちらの記事は大分以前のものですが、最近顎関節症でお悩みの方が本当に多数いらっしゃって治療、改善させて頂いております。もしお悩みの方はご遠慮なくご連絡くださいませ。


こんにちは、手技道の多治見です。

6月は社員研修で第3週は院長始め何名かのスタッフが不在ですが、

治療院そのものは引き続き営業しておりますので、是非ご来院くださいませ。

最近は健康シリーズばかり書いておりましたが、今回はちょっと違い、歯についてのお話です。

手技道は体の様々な部位を治療しますが、歯そのものを直接治療することは有りませんが、体の歪みが歯と関係していることについてです。

私はその昔、スポーツをしている時に下半分折ってしまった前歯に被せ物をしていたのですが、

その隙間の部分が構造上どうやっても歯磨きでは洗浄することが出来なかったようで、永年かけて変色してしまったというのは、歯科医の先生の談。

先日その歯医者にて、その右前歯の治療を行いました。

土台の部分からの治療と成るため、若干肉を削ぎ落し、痛みを伴った為、食事は左半分の歯列で行い、左噛みに。

そうした所、翌日には自身の重心が左により、左足に強く力が入ることを実感しました。

手技道の理論で「筋膜リレーション」というものがあります。

これは全身の筋肉が「筋膜」と通じて、様々な場所がつながっていることを言います。

前述の、噛み方一つを変えただけでも、重心や軸位が大きく変わるのも、この筋膜リレーションによるものです。

体を支えるのは骨ですが、その骨の形を決め支えるのは筋肉です。 特に永久歯が生える前の体がゆがんでいると、歯が体に影響するように、

歪みが顎関節のバランス・口内の形や広さを歪ませるので、歯が正しく生えず、乱杭歯等の原因となります。

歯列に関しても、一般にも知られている「八重歯」や「親知らず」以外にも、「下顎前突(受け口)」「叢生(乱杭歯)」など、様々に歯並びの問題が有ります。

出っ歯といわれるように前歯が大きい方や受け口等も特定の噛み方はじめ、

口や、顎全体の打撲等により、生えてくる永久歯への影響も関係する可能性もございます。

よく歯科では歯並びが体の歪みを作るといいますが、手技道では体が先。 まず体の影響で歯並びが決まり、

そこで噛み続けることで、歯が削れ、形が決まり、歪んだ体の癖がついていきます。

これらは相互関係に有り、次いで歯が身体にも影響し始めます。

それが今回体験した重心の移動です。 そこで怖いのが歪んだ体のまま歯列矯正を行うと、歪んだ形のまま歯を直して固定してしまう可能性があることです。

歯が生え変わる前の怪我や、生まれた時の頚椎捻挫や臍帯巻はじめ、特定のスポーツや仕事による癖などが、こういった歪みを生む最たるものだと思います。

心当たりの有る方は、歯科で矯正を行う前に、一度手技道でちゃんと体を確認することをオススメ致します。

これらの歯並びに影響する顎関節の歪みについて、実際に治す方法を、以前のコラムNo.37で門田先生が解説しているように、竹串を使用した自分で改善する方法がございます。

詳しく知りたい方はそこに書いてあるように 「指1本でほうれい線・シワ・たるみが消える!」の本をお読みくださると より詳しくわかると思います。


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