フリー&ノンコーディングでAI開発できるツール5選
AIといえばPythonや統計学の話になりがちですが、今どき専門知識が無くてもAIを便利に活用することは可能です。
今回は、フリーかつノンプログラミングでAIを動かせる便利なツールを紹介します。
IBM Watson
テレビCMもやっていて、一番有名なやつですね。
画像処理から言語処理までメニューも豊富で、小規模な利用であればずっと無料で使えるのが魅力です。
■主なサービスメニュー
Visual Recognition(画像認識)
Tone Analyzer(感情分析)
Speech to Text(音声認識)
Watson Assistant(チャットボット)
Language Translator(翻訳)
Personality Insights(性格分析)
Text to Speech(音声合成)
Discovery(文書検索)
他
Nanonets
画像認識に特化したGUIサービスです。Watsonと比べるとUIが分かりやすく、Google検索結果から自動で学習画像を取り込んでくれる機能など、特にマニュアルを読んだりしなくても簡単に使いこなせることが特徴です。
■サービスメニュー
Image Classification(画像分類)
Image tagging(タグ付け)
Object Detection(物体検出)
Optical Character Recognition(文字認識)
Image Segmentation(物体抽出)
Labellio
こちらも画像認識系のGUIサービスです。使い勝手はNanonetsの方が分かりやすいですが、調節できるパラメータが多いので、精度を意識し始めたらこちらを選択すると良いかもしれません。
■サービスメニュー
画像分類
Skyfox
前述のように、GUIで画像認識AIを作れるサービスはいくつも登場していますが、数値データの解析をGUI&無料でできるツールはなかなか貴重です。Skyfoxは、インプットデータのCSVをアップロードして、目的変数と説明変数をブラウザ上で指定すれば、あとのことは勝手にやってくれます。サンプルデータがついているので、ログインしたらすぐに試すこともできます。あと、日本語なのもいいですね。
■サービスメニュー
回帰
分類
時系列分析
クラスタリング
主成分分析
Azure Machine Learning
GUI×AI開発の元祖はたぶんこれです。
昔はIBMと同じで利用料が少ないとずっと無料だったのですが、最近「12か月無料」になってしまいました。。。GUIツールというよりは、ビジュアルプログラム言語と言った方がいいのかもしれません。使うにはそれなりの機械学習の知識を求められますが、普通にPythonで開発するのと同じくらいの自由度で機械学習開発ができます。
以上、フリー&ノンプログラミングでAIを動かせるツールたちでした。
今やテクノロジーはエンジニアだけのものではありませんし、Pythonを勉強しようと考えている方も、まずはこういったツールで勘所をつかんでおくと、その後の理解がスムーズになるはずです。
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