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NFTをつかった「証明書」を簡単に発行できるシステムを公開しました

2022/11/25追記
QのDiscordを立ち上げました!


ここ1か月くらい、Web3に関心を持っています。
いろいろ勉強した結果、僕なりにWeb3の思想を体現してみようと思いたち、「Q(キュー)」というシステムをリリースしました。


Qとは?

Qは、学校の卒業証明や検定試験の合格証、セミナーや講座の履修、ボランティア活動への参加などの証明情報をもつ「証明トークン」を発行し、ブロックチェーンに記録できるシステムです。

Qは、証明トークン(NFT)の発行システム

Qを利用することで、ブロックチェーンの知識や開発技術が無くても、簡単に証明トークンを発行したり、受け取った証明トークンの一覧を表示できます。
人生を通じて、挑戦したことや経験したことを証明トークンに記録し、積み上げることで、学歴や保有資格だけでは見えなかったその人の挑戦の履歴や経験値を可視化し、入学や就職の場面で活用できるようにすることが目的です。

ちなみに「Q」というのは、物理学の世界で「熱量」を表します。ここから連想して、経験や挑戦の1単位を「火」で表現したのが、システム名とロゴの意図です。


誰でも証明トークンを発行し、受け取れる

ブラウザ画面に入力するだけで、証明トークン(NFT)を発行

Qでは、証明トークンの発行、および自分が保有する証明トークンの参照ができます。

じつは、ブラウザ上でNFTを発行できるシステム、というのは既にいくつか存在します。でもいずれも「ブロックチェーンの仕組み」を理解していないと使えない仕様になっていて、技術者向けだなあと感じます。最も簡単なNFT発行システムはたぶんOpenSeaですが、これはアートの販売に特化している。
そこでQは「証明書を発行する・受け取る」という機能に特化することで、ブロックチェーンの仕組みが分からなくても利用できるUIを実現しました。

Qはウォレットアプリの「MetaMask」があれば利用可能です。ただし、証明トークンを発行するためにはイーサリアムの取引手数料(ガス代)が必要で、取引所で暗号資産を購入しておく必要があります。
そこでQでは、イーサリアムのテスト環境であるGoerliテストネットにも対応していて、こちらに接続すれば、無料で証明トークン発行をお試しできます。

MetaMaskの導入方法やGoerliテストネットへの接続については、マニュアルに詳しく記したので、ブロックチェーンが初めての方はご覧ください。(このあたりの難易度が、Web3の課題ですよね…)


経験値を可視化し、互いに承認し合う文化をつくりたい

一時的な実績だけではなく、継続的な挑戦・経験も評価したい

これまで、人の能力は、主に最終学歴、保有資格、就職歴で評価されてきました。
しかし僕は、人生100年時代となったいま、このような一時的な実績に加えて、日常的な学習履歴、家庭・地域における活躍、仕事内外での挑戦など、継続的な経験の積み重ねも同等に重要であると考えています。
そこで、非中央集権で取引履歴が完全に記録されるNFTの特徴に注目し、誰でも簡単にNFTを発行できるようにすることで、日常的な経験値の積み重ねを可視化するというコンセプトを思い立ちました。

Qを利用することで、従来の卒業証や合格証などの証明書を証明トークンで代替して管理しやすくなることはもちろん、学校での日常的な成績や、オンライン学習・セミナーの受講歴、仕事の評価、ボランティア参加歴、友達・同僚同士での小さな感謝など、様々な活動を経歴情報として蓄積できるようになります。
このコンセプトを広め、挑戦や経験が評価される文化を生み出し、人々が互いに承認し合う世の中をつくることが、Qの目指すビジョンです。

承認する・されるという上下関係を、互いに承認し合う文化に変えたい


Web3では儲からない

Qの開発にあたっては、Web3の思想に従い、これが「プラットフォーム」になることを避けるよう重視しました。

Qのマニュアルでは証明トークンの技術仕様を公開しており、ブロックチェーン技術者であれば容易にQと同等のシステム構築が可能です。将来的に、証明トークンのコンセプトに対して多くのブロックチェーン技術者・企業から賛同をいただき、証明トークンに関わる様々なアプリケーションやサービスが登場することを期待しています。


多くの企業では「ブロックチェーン/Web3でどうやって儲けるか?」という議論がよく行われていますが「ブロックチェーン/Web3では儲からない」というのが僕の現在の意見です。
Web3の大事なコンセプトは、非中央集権・脱プラットフォームなので、顧客を囲い込んで売り上げる、というビジネスの考え方とは完全に逆行しているのです。つまり、儲けようとしたらブロックチェーンの価値を活かせない。

だから僕は、Qでマネタイズすることは全く考えていなくて「証明トークン」という仕組みが広まったらおもしろいな、という好奇心だけで取り組んでいます。まあ、あわよくば「これを考えた人」という実績で他の仕事が来たらいいな、というくらいです。


さて、僕のWeb3アプリ、楽しんでいただけたら幸いです。
もし使ってくれる人が増えたら、トークン発行者の認証やトークン規格の整備など、認証トークンを広めるためのDAO設立も計画しており、非中央集権の中でもWeb3の発展に向けて積極的な取り組みを行っていきたいなと考えています。


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