寂しさの記録
今日私は久しぶりに猛烈にnoteを書きたいと思った。
この気持ちを書き残しておきたい。
そして書くことで、少しでも自分の気持ちを落ち着かせたい。
感じたのは寂しさ
残しておきたい私の感情は「寂しさ」。
今日私は寂しくて寂しくて何度も泣いてしまった。
フードコートのテーブルで。
ほかの乗客と並んで座っている電車の席で。
そして、暗くなってから帰った誰もいない自宅で(ねこはいました)。
54歳にもなった大人の目から、たくさん水があふれた。
長女の不在
今日長女がアイルランドに旅立った。
ワーキングホリデーで1年間滞在する予定だ。
長女が「1年間海外で暮らそうと思う」と私に話したのはちょうど1年前。
コロナが始まった年に社会人1年生となった長女は不遇なことが続いた。
就職した会社がたまたま旅行業界で、コロナの影響をもろに受けたのだ。
丸2年間自宅待機の上副業も禁止。22歳の若者が2年間自宅軟禁状態だった。
そんな思いをした人はたくさんいただろうし、もっとひどい目に遭った方もたくさんいるだろうけれど、親としては胸が痛んだものだ。
さらにその後1年間別会社に出向し、ようやく元の会社で働けるとなった時、最も彼女には向いていない業務へ配属となった。
この時点で、彼女の我慢は限界を迎えた。毎日追いつめられたような表情で、帰ってきては無言で涙を流した。
もう辞めていいよ。
娘は新卒で就職した会社を退職した。
娘の決心
この退職を機に、娘は人生について考えたようだ。
それまで、勇気がなかったりタイミングが合わなかったりで出来なかったことを、やろう。
それが1年間の海外生活だった。
学生時代なら「留学」したのだろうが、今回は「ワーキングホリデー」。期限は1年。
娘は人当たりはよく友人も多いほうだけれど、海外でもジャンジャン話しかけてぐいぐい行動するタイプではない。
今回の決心もなけなしの勇気を振り絞ってのこと。
だからこそ、そんな娘の決心を応援するしかない。
希望の種
何しろ、コロナ以来長い時間一緒に過ごしすぎたせいかもしれない。
私は彼女の1年間の不在に自分の予想をはるかに超える寂しさを感じることになった。
海外生活は、きっとはじめの数か月間は孤独だろう。
仕事や住まいもスムーズに見つかるか分からない。
不安・心配・寂しい。
そんな彼女の感情がどんどん伝わってくる。
それに合わせるように、私も寂しくて不安で「行かせたくない」とまで思った。
しかし、それではいけない。
この1年は、けっしてネガティブな感情で過ごしてはいけないんだ。
こんな思いまでしていくんだから、
「あの時は思い切ってアイルランドへ行って、本当に良かったよね」
そういえるように、笑って送り出し、のんびりと待ってやらないといけない。
祈りながら。
自分のなかの「寂しい」という感情を追い出すために、今日私は種を植えたんだ、と思うことにした。
花が咲くのか咲かないのか、葉が茂るのか枯れるのか、小さな実がなるのか、その実は甘いのか?
今はまったく分からないけど1年後どんな風に成長するのか、楽しみに待つ。
きっと大輪の花を抱えて帰ってくる。そう信じて。
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