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子どもたちに読み聞かせた思い出の絵本たち

長女が26歳ですので私が子どもたちと絵本を楽しんでいたのも20年以上前のことになります。長女がまだ一人っ子だった時から、寝る前の30分は必ず一緒にお布団に入って絵本を読み聞かせていた日々を最近よく思い出します。

幸せな時間

長女が一人っ子だった時はまだとても平和でした。何しろ一人しかいないので娘の好きな絵本を好きなだけ読んであげられたからです。

しかしのちに次女が生まれ、長男が生まれるとこの平和なはずの絵本タイムが一筋縄ではいかなくなりました。
どの本を読むのか、誰がママの隣に寝るかでひと悶着。
結局それぞれが1冊ずつ読んでほしい本を持ってくるので、数年間は毎晩3冊の本を読み聞かせていたものです。
毎晩3冊の本を読むのは正直めんどくさい日もありました。
でも、今思えば幸せな時間だったと思います。

思い出の絵本たち

今も購入した絵本は捨てられず厳選したものを大きな衣装ケースに入れて保管していますが、たいていは図書館で借りてきた絵本を読んでいました。
借りた絵本で、気に入ったものの中には改めて購入したものもあります。

きょうは今も、私たち親子が大好きな絵本を3冊ご紹介します。

カラスのパン屋さん

https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032060706


偉大なる絵本作家のかこさとしさんによる古い絵本です。
私が子供の頃に読んだ記憶があったので相当古いですよね。
調べると1973年に出版されたものだそうです。

カラスの夫婦がパン屋さんを開くのですが、彼らが焼いたたくさんのパンがユニークで、
見開きいっぱいにパンの絵が散らばっているページがみんな大好きでした。
「どのパンが一番食べたい?」というと、をみんなで競争するように
「これ!」
「わたしは、これ!」
「あ!ずるい。ぼくもそれがよかったのに」

なんて大騒ぎ。

寝る前の絵本には向かなかったかもしれないですがみんなで楽しめる絵本でした。

おなべおなべにえたかな

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=672

こちらも大好きな絵本作家、こいでやすこさんの作品です。
こいでやすこさんの絵が大好きで、何冊も読んだのですが、特にこの絵本がお気に入り。

覚えてしまうくらい繰り返し読んだので、キツネのきっこが大きなお鍋でスープを作るシーンでは、みんなで

「おなべおなべにえたかな?」

と大きな声で言ってはきゃきゃきゃ、と笑っていました。

タンポポスープを食べてみたいね、と言いながら飽きずに愛読していました。

三匹のやぎのがらがらどん

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=35

この絵本もかなり昔に書かれたもので、実は元夫が小さなころ読んでいたのを実家から持ってきたので本自体がとても古かったのを覚えています。
外国の絵本のようですね。

ストーリーは、なんだか不思議で、大人の私には正直面白さがよくわからなかったのですが、私がちいさなやぎ、中くらいのやぎ、大きなヤギ、トロールの4役を声を変えて読んだのが面白かったらしく、何度もリクエストされた本です。

お陰でこれを読むとぐったりと疲れてしまいました。

最後は大きなヤギのがらがらどんがトロールという怪物を八つ裂きにやっつけるという、なんとも物騒なストーリーではあるのですが。

子育て真っ最中のママさんへ

今、子育て真っ最中のママ達は毎日へとへとだろうと思います。
私もしょっちゅう「はやく寝てくれ」「私の時間がほしい」と思っていたのでその時には気が付けていたか、それすら覚えていないのですが、今思えばあの時間は幸せな時間でした。間違いなく。

また、孫でもできたら古い絵本を引っ張り出して、久しぶりにがらがらどんで4役を演じて読んで聞かせようか。
そんな日が来るかわかりませんが、もう少し絵本たちは捨てないで、おいておきたい今なのです。


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