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集英社:1day仕事体験 営業(販売)&ファッション誌コース 実施レポート

こんにちは。採用担当Nです。
2022年12月26日(月)に開催した集英社の1day仕事体験。
その模様をレポートします。

担当部署 コミック販売部コミック販売2課

コミック販売2課は集英社が発行するコミックスの部数を決定し、その販売戦略を練る部署です。入社16年目の主任Hと入社4年目の男性社員Iが登壇し、仕事内容の説明、グループワークとフィードバック、質疑応答を行ないました。

仕事の内容の説明では、本やマンガが読者に届くまでの流れや、部数を決定するプロセス、「ナツコミ」などの書店へのプロモーション施策などについてお話しました。さらにメディア化作品を書店に紹介する動画を鑑賞。コミック販売部の社員たちがさまざまな役に扮し、芝居仕立てで情報を伝えるという驚きの内容に、参加者からは笑い(苦笑?)がもれていました。

グループワークでは事前に試し読みをしてもらった『あかね噺』と『久保さんは僕(モブ)を許さない』の2作品からどちらかを選び、コミックス1巻のPOPを考えてもらいました。それぞれが考えてきた案を持ち寄りブラッシュアップしてグループごとに発表、社員からフィードバックを行います。絵記号をつかったPOPやキャラクターの髪型に注目した告知プランなどの発想に登壇したふたりも興味津々。最後に実際に店頭に飾られたPOPを紹介。書店でちらっと見ただけで認識してもらうために、「〇〇ランキング△位!」「●●先生絶賛!」「アニメ化!」などの目を引く情報と、「女子高生が落語をする」「存在感ゼロの男子が、“ヒロイン級”美少女に見つかる」といった内容紹介をバランスよく配置したこと、など、現場社員が制作にあたって意識したお伝えしました。

最後に質疑応答でのやりとりをいくつかご紹介します。

Q.デジタルの売上が伸びる今、紙の本やマンガの売上をどう伸ばしていけばよいでしょうか?

A.業界研究が進んでいますね。まさに我々が常に考えていることです。デジタルをライバルとするのではなく、たとえばデジタルの試し読みから紙のコミックスへの流入を狙うなどの施策を社内各部署と連携して進めています。

Q.仕事上での失敗を教えてください。

A.たくさんあるけれどやはり部数を刷りすぎて、在庫を抱えてしまうこと。ただコミック販売部では、「この作品を売りたい!」と担当者が自信をもって部数を設定したものに関しては、結果がどうであれ責められることはないです。

担当部署 メンズノンノ編集部

20代の男性をメインターゲットにファッション、美容、カルチャーを紹介する雑誌、「メンズノンノ」。今回、登壇したのは編集長Nと新入社員Kの2名です。

まず編集長Nが「雑誌編集者とは面白いものを見つけて+ちゃんと伝えられる人」と定義しました。また「面白いものの伝え方にメディアの特性や編集者のセンスが現れる」実例として〈ジュエリー×秋ニット〉〈レトロ喫茶דニューアメトラ”〉など実際の記事をいくつか紹介しました。「メンズノンノ」では20代の男性が興味を持ちそうなものを複数かけあわせた企画を意識しているそうです。


その後、新入社員Kが「この半年、メンズノンノ編集部で働いて感じたこと」というテーマで、憧れのカメラマンの方と入社してすぐにお仕事ができてうれしかったこと、会議で読者に年齢の近い自分の意見をたくさん求められてびっくりしたこと、撮影をスムーズに進めるための事前準備の大切さを実感したこと、などを話しました。


グループワークは「メンズノンノモデルをプロデュースするための企画を考えよう」というお題で、6班にわかれて議論しプランをたててもらいました。「マンガの女性キャラクターとのデート企画」「先輩モデルと後輩モデルがふたりでいろいろな体験をして、誌面・SNSで展開」「ファッションショー」など、編集長も「なるほど!」と膝を打つ企画が数多く発表されました。共通していたのが、モデルの趣味や、好きなことというキャラクターの部分を発想の起点していたこと。モデル一人ひとりの個性を大事にしながら誌面を展開する「メンズノンノ」本誌のカラーを参加者が皆、意識していたことに驚きました。

最後の質疑応答をご紹介します。

編集長Nへ 

Q.「ファッション誌の編集者にもっとも必要な素質やスキルは何ですか?」

A.「好きなものが明確になっているといいな、と思います。ファッション誌だと好きなブランドやテイストがはっきりしていると自分の意見が出やすいし、アンテナを張りやすくなります。」 

Q.「編集者としてどのように情報収集されていますか?」

A.「人に会って得た情報、スタイリストさん、ブランドの方などから直接聞いた情報を大事にしています。」

新入社員Kへ

Q.「入社前とあとで会社のイメージのギャップありましたか?」

A.「そんなになかったです(笑)すみません…」

1月開催の1day仕事体験の応募方法は、以下をご覧ください。(応募締切は2023年1月10日12時です。)

皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。