09_修_スノーボード

趣味として向き合う“スノーボード”

さてさて、ジャンルもなければ、テーマもない。ためにもならない。
こんな記事が続きますが、ご了承ください。

突然ですがみなさん、趣味はありますか?

このクエスチョンに特段意味はなく、冒頭はこんな感じで始めるのが書き物のセオリーかと思い、無駄に投げかけてみました(笑)

私はどちらかというと多趣味な人種で、中途半端に片足突っ込んでみては、極めるまでには至らず、次の趣味に切り替える、半人前オンパレード野郎でございます。

そんな私ですが、気が付けば10年くらい継続している趣味がひとつ。

それが「スノーボード」です。

そう。90年代をピークに市場縮小が止まらず、当時約1,900万人ほどいたスキー人口は、700万人にまで減少。近年は、暖冬の影響もあり逆風ビュービューのウィンタースポーツです。

はじめたのは高校2年生のころ、2泊5日で行った部活のスキー合宿中日。
同期とソニックのゲームにはまっていたのがきっかけで、俺たちもソニック目指そうぜ、と盛り上がり勢いでスキーレンタルを全部返却し、なけなしのお小遣いでスノーボードセットをレンタルしました。

ソニック

今思えば、スーパーアイスバーン(雪というよりは薄い氷のリンクのような状態)でのボードデビューとなった10年前の冬。
そもそも初心者しかいない中、スクールに入るお金もなく、頼みの綱は前日指先で安易に操ったソニックの滑走姿のみ。。。

滑れるはずがありません。

にも関わらず、なぜか私はスノーボード(というより転倒すること)にのめり込みました。ドМですね。ただ、この痛みと引き換えに、滑走スキルが手に入るなら安いものだ、ソニックに近づけるなら本望だ、と本気でそう思いました。
(一緒に始めたはずの友人5人はなぜか早々にリタイアしちゃいました…。こんなに楽しいのに…。)

そんなこんなで下手くそなりに滑走回数を重ね、木の葉からターンの習得、少しずつ自分の行きたい方向に板を向けられるようになります。滑れば滑るほど、転べば転ぶほど自由を手に入れる感覚は、本当にたまりません。

雪山

気が付いたころにはマイボードを購入し、挙句の果てには、車・スタッドレスタイヤ・ルーフボックスを手に入れ、自由気ままにボード生活を堪能することができるようになりました。
(社会人になる時期と重なり、自由な時間が減ってしまったことから、なかなか思うように行けなくなりましたが…。)

シーズンが始まると、週に2回の休暇は殆どスノーボードに時間を費やし、片道3時間かけて雪山に遊ばれています。

画像3


なぜこんなにスノーボードが好きになったのか、夢中になったのかと、たま~に考えたりもするのですが、行きついた先は「自由だから」という結論でした。

すんごいんですよ!雪山って、エリアによっては電波圏外になりますし、猛吹雪のときなんかは手袋を取るのも億劫で、半日スマホを見ないことなんてざらにあります。鬱陶しい社用携帯もこの時ばかりはただのガラクタです。ざまぁみろです。現実から離れることができるんです!

このご時世、スマホに頼らず、友人やリフトで乗り合った初対面の人と会話を楽しめたり、ストリーミングサービスからはかけ離れた歯切れの悪い懐メロで胸を躍らせたり、昭和のあたたかい下町を思い出せます。広瀬香美です。 ※平成生まれですが。


あと好きな理由を加えるとしたら、「得意」だから、ですかね。

ついこの間まで、アイスバーンで逆エッジ(この世で一番痛い転び方)を食らって悶絶してた生半可ものが、得意とはよく言ったものですが、それでも10年くらい続けていると、否が応でも滑走技術は付いてきます。
滑走技術がつくと、新たな技、キッカー(ジャンプ台)やボックス(台、ですね)、レール(公園の手すりみたいなやつ)に挑戦できる。
もちろん殆どが吹き飛ばされているだけですが、挑戦は自由です。そしてたま~に、成功する。

中々大人になって、「できないことが、できるようになる」ことって少なくないですか?
それこそ、自分の限界を突破することに快感を得たマラソンを趣味にしているおっちゃんも、おんなじ理由かもしれません。あぁ、できた~っ!!!て。

それが積み重なり、得意になる。得意だから好き。

これはどんなことにも精通していますよね。
好きこそものの上手なれ、とはよく言ったものです。

自分の得意分野って、その人を表現する上でとても重要になってくる要素だと思ってます。特に社会に出てからは、所属している会社での自分ばかりが悪目立ちして、時に上司や会社からこっぴどく怒られると、自分って存在価値ないんだ~とか病んじゃう人も結構います。そんな時に逃げられる場所やモノって必要で、それは得意分野が有効ななのかな~って。

無理やり「ええ話しました」って着地点探してみましたが、なかなかうまい事締まりませんね。

とにかくこれだけは言いたい。

スキー、もう一回やりましょうよ!
スノーボード、意外と簡単ですよ、挑戦しましょう!

一緒にウィンタースポーツにのめり込み、たくさんお金を使って、ウィンターレジャー業界を回しましょう!

余談ですが、これだけ暖冬・雪不足と言われている状況の中、日本の雪は世界的に見ても超良質な雪だそうで、ジャパン×パウダーで「ジャパウ」という言葉が生まれるほど、貴重な観光資源です。

海外の方は少なからずこの貴重な「ジャパウ」を求めて、はるばる日本へやってきてくれています。こんなに恵まれた環境にいるのに、日本国民が、この優良な資源を活用しないなんて、なんか悔しくないですか。。。

もう一度言いますね。
一緒にスキー、スノーボードをしてみませんか?




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?