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オンラインレッスンと決済方法のツールをいくつか比べてみた

新型コロナウィルスの影響でリモートワークの方も急激に増えている昨今、zoom呑み。なるものも定番化し(もう飽き始められてる?)ていますが、わたしの周りのダンスインストラクターたちも、徐々にオンラインレッスンを始めているようです。
と言っても、ダンスなんてこれまでオンラインとはわりと対極にあった、フィジカル体感型のサービス。
果たしてみんなどんなツールでオンラインレッスンを行っているのか?気になたので少し調べてみました。

Skypeやzoom、Youtube、動画コミュニケーションツールはたくさんあるけれど、恐らくキーとなるポイントは「決済ツール」。今回はそこにやや焦点を当てて注目してみました。
多くの人が既にインストールしているアプリケーション、もしくはわざわざインストールしなくても利用できるハードルの低さ。って言うのは絶対無視できないポイント!

「これからオンラインレッスンを始めたい!」と考えている方の選択肢の参考に少しでもなれば嬉しいです。

ダンス特化型オンラインレッスン「UniusPay

まず最初にたどり着いたのがこれ。「UniusPay」(ユニアスペイ)

UniusPayはスタジオユニアスが作った新サービス
LIVEレッスンを行いたい
インストラクター向けに作られたサービスです。
『レッスン費を支払った生徒にだけ限定公開のLIVEレッスンを提供したい』
そんな声に答えるサービスです。

とあるように、ダンス関連の事業を展開している株式会社Dance Nowが運営している模様。
利用インストラクターは、わりと若いダンスインストラクターさんが多い印象。

オンラインレッスンを始めるにあたって使用するツール
- LINE
- Instagram or zoom

決済手数料
- 売上金の10%

決済方法

- 各種クレジット / ApplePay / GooglePay

メリット
ダンスレッスン向けに特化したプラットフォームのため、UniusのWeb自体にレッスンスケジュールが掲載されるので、PRにもなる。と同時に、レッスンページができるまでのタイムラグがあるデメリットも。

デメリット
利用方法の詳細は公式サイトを見ていただきたいのですが、Instagramを配信ツールでチョイスした際の利用までのフローが結構煩雑で、とにかく面倒臭い印象。
(そもそも自宅にいるのだから、わざわざ携帯の小さいモニターで見なくとも、PCの大画面モニターで見た方が良いのでは無いかと思う。Insta LiveはPC表示にも対応するようになったけど、依然縦画面のままのようなので、そもそもオンラインレッスンに現状のInstagramはツールとして不向きなように思う。)
逆に、zoomを配信ツールとして利用した場合のフローはいたってシンプルでした。

note + Youtube LIVE配信

はい。
わたしが今回この記事を投稿するきっかけとなって始めたと言っても過言では無い。noteには既に決済システムが備わっているので、それを利用した配信方法。
Youtubeで限定公開LIVE配信のURLを用意して、noteの有料記事にて該当URLを貼り付け金額を設定するだけ。

注意すべきはnoteの冒頭に動画URLを貼り付けてしまうと、記事の冒頭プレビューで動画そのものが見れてしまうので、冒頭に何かしらのコメントのブロックを一つ入れて、動画は下のブロックにしておくと良いのかも。

オンラインレッスンを始めるにあたって使用するツール
- note
- Youtube

決済手数料
- クレジットカード決済:売上金額の5%
- 携帯キャリア決済  :売上金額の15%

プラットフォーム利用料
- 有料記事、有料マガジン、サポート、サークル:10%

振込手数料
(売上金のお支払い時)
- 270円

決済方法

- 各種クレジット

メリット
・レッスンを受けるユーザー側は登録不要でクレジット決済が可能
・比較的シンプルなツール構成
・LIVE配信以外にも「限定公開のYoutube動画」を有料動画としてマネタイズすることができる。

デメリット
・手数料が売上金額の約15%+振込手数料270円取られる。(15%ってなかなか立派な数字...)
・Youtube利用だと、映像配信が双方向では無いため、ユーザーとの映像でのコミュニケーションが取れない。(コメントなど文字では可能)
・LIVE配信用のアカウント有効に24時間かかるので、事前に準備が必要。

Paypay + Youtube LIVE配信

登場以来数々のインパクトのあるプロモーションをやってきたQR決済システムPaypay。もはや知らない人はいないはず。
Paypayには アカウント → マイコード から、自分に送金してもらうQRコードを作成できる機能が備わっているので、それを利用。↓こんな感じで。

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あとは入金のあった方に、Youtubeの限定公開URLもしくはzoomの配信URLをこちらから送ればOK
(送金するユーザー側はメッセージを添えられます。)

オンラインレッスンを始めるにあたって使用するツール
- Paypay
- Youtube,zoomなど

決済手数料
- 不要

出金手数料
- 0円(ジャパンネット銀行以外の金融機関は100円)

決済方法

- Paypay QR決済

メリット
・恐らく最も決済手数料が安価
・ツール構成がシンプル
・基本的には既に連絡先を知っている相手が前提となる。(デメリット?)

デメリット
・入金確認を個々に把握する必要がある。
・大人数、もしくはお互いに連絡先を知らない不特定多数になると、把握、連絡が手間であり、ユーザー毎に連絡するのは現実的ではないかもしれない。
・決済方法がPaypayに限定されてしまう。

PayPal + Youtube LIVE配信

海外の商品を購入する際に利用された方も多いのではないでしょうか?
最後に紹介するのは「PayPal」を利用した決済方法。
PayPal自体は結局クレジット決済できるので、レッスンを受けるユーザーとしての支払いハードルもかなり低いと思います。

支払い後のフローは先ほどのPaypayと同様、入金のあった方に、Youtubeの限定公開URLもしくはzoomの配信URLをこちらから送る。と言う流れになるかと思います。

PayPal決済導入方法についてはこちらの記事がよくまとまっているように思いました。

オンラインレッスンを始めるにあたって使用するツール
- PayPal
- Youtube,zoomなど

決済手数料
- 30万円以下の売上の場合、3.6 % + 40 円 / 件(標準レート)
* 1回の取引額が国内取引2,357円以下、海外取引1,736円以下の場合、
- 決済手数料(国内)5% + 7円

決済方法

- PayPal クレジット決済

メリット
・決済手数料が比較的安価
・ツール構成がシンプル
・クレジット決済できるので、レッスンを受けるユーザー側の決済ハードルが低い。

デメリット
PayPalのビジネスアカウント開設までに約1週間ほどかかる。
・Paypay同様、不特定多数になった際の入金などの把握、連絡が手間となり得る。

もしかすると、まだまだ調査不足な箇所があるかもしれませんが、わたしなりに調べてみた結果です。

zoom利用には注意を

記事ではあまりzoomを推さないように書いていたのですが、理由としては各方面からzoomのセキュリティーに脆弱性があると報告されているからです。(記事に記載しているYoutube LIVE配信はzoomでも代用可能。)

もちろんあちこちでzoomが利用されていることは存じているのですが、やはり仕事で使うとなると指摘されているセキュリティーは気になりますし、完全に無視はできません。
何かあってからでは大変ですし、zoom以外にも使える安全なツールがあるならば現時点ではそれらを使うのがベストだと考えるのが、わたしの判断です。zoomのセキュリティーが標準レベルで安全と確認されてから利用するのが吉と思います。

まとめ

うーん。調べれば調べるほど、どんどん色々なツールが出てくる...。
結局どれが良いのやら...。

所感として、

一番手軽に始められるのは 「note + Youtube Live 配信」

なのかな?と思う。noteの手数料が高いのがタマに傷なのだけど。
1番のポイントはレッスンを受けるユーザーさんが、基本的には何も用意する必要がなく、決済が完了すれば配信動画の記事を勝手に閲覧できるし、配信する先生側も配信の準備さえしていれば、個別に対応する必要は何もない。他のツールに比べて導入と管理のハードルがかなり低いように思う。(手数料が高いけど...しつこい)

※zoomのセキュリティー云々を無視するのであれば、Youtube LIVE動画のURLをnoteに貼り付ける代わりに、zoomのURLを貼り付けてもいいかもしれない。そうすれば双方向で動画コミュニケーションが可能。

汎用性を考えるなら 「PayPal + Youtube Live(zoom) 配信」

これもかなり有効だと思う。
実際、PayPal + zoom のレッスン形態がかなり多いみたい。
事業所アカウントの決済システム(PayPal)を一つ持っておくと言うことは、オンラインレッスンに限らず、今後の自身の事業の汎用性や選択肢も広がって良いと思う。


UniusPayも悪く無いと思うんだけど、手数料や母体となる運営企業の規模やプラットフォームへの依存度を考えると、PayPalの方が自由度が高くて安心かな?って思っちゃう。

動画コミュニケーションツールもSkypeやSlack、Facetime、LINEとか色々あるけど結局アプリケーションのダウンロードとかの手間を考慮すると、多くの人が既に使っているであろうYoutubeを利用するのが一番楽かな。と思いました。


まだ現時点ではみんな手探りで、今あるツールの中でできることを。と言う段階だと思うのね。
恐らくコロナウィルスの影響はそう簡単には無くならないし、しばらくはこの状態が続くと思った方がいいと思う。
それにこれからどんどん進化したツールが出てくることは必至。
そういったところも考慮すると、まずは利益率よりも先に、ハードル低く始められることが一番なのかな?と思い、今回の記事のアプリケーションや決済システムのチョイスとなりました。

もし、「おいおいそれは違うぞ!決定的な見落としが!」と言う点があれば、優しく指摘していただけると嬉しいですm(_ _)m

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