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正しい温泉の楽しみ方

正しいシリーズ第三弾。「半夏抄」のコンテンツを再推敲しています。

2004年

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仕事が秋の激務期間に入る前に予約を入れる。
条件は
(1)近くて鄙びていること
(2)団体が来ないこと
それを心の拠り所にひたすら仕事の嵐に耐える。

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当日の朝はのんびりと出かける。地蔵の前の酒屋に立ち寄る。

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お土産に蜂蜜を買う。

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観光地などひやかす。

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明るいうちにチェックインする。

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心付けの千円は予め紙に包んでおく。ノリの効いた浴衣に袖を通し,部屋に備え付けられた茶菓などゆっくりと楽しむ。

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入浴一回目。並んで紅葉を映す湯に沈む。ゴクラクゴクラク。

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部屋に戻り手分けして年賀状を書く。お茶を運んできた仲居さん,驚く。

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再び入浴する。

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ちびまるこちゃんとサザエさんを見ながら飲んだくれる。食べ終わった皿は次々とドレミがお盆に片づけてゆく。

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大河ドラマを見ておいおいと泣く。
食卓は次々とドレミが片づけてテーブルには何もなくなる。下げに来た仲居さん再び驚く。

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三たび入浴する。そろそろ指先などがアルカリでひりひりしてくる。
深夜にもう一回温まりに行こうなどといいつつ文庫本を顔に落としてオチる。

窓の外が白々と明ける頃,いったん目覚めて「朝湯に行くぞ」と言うものの,どちらからともなくまたオチる。隣室に朝食の運び込まれる音に反応して飛び起きる。寝坊した。

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あわてて朝湯に行く。朝食はお茶碗一杯以上は食べない。

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一般道をもみじ狩りなど楽しみながら帰る。

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史跡などあれば,ふらりと立ち寄るもをかし。

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練馬インターであえなく渋滞に巻き込まれることわろし。
日本独特のレジャー,初冬にいとつきづきし。


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