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片付けのプロたちの言う「モノを減らせ!」の意味〜勘違いすると【捨てたのを後悔】します〜

Twitterを見ていると、こんな内容のツイートがバズっているのをよく見ませんか?

具体的なツイートはないですが、他にも。

「『いつか使う』は二度と来ない」を信じてモノを捨てたけど、そのいつかは捨てた直後にくるもんだ。

とか

「1年も読んでないなら本は手放そう」という価値観の人とは永遠にわかりあえない。

とか。

そうやって言われると僕も「確かにそうだな…」と思います。
ただ、もともと「『いつか使う』は二度と来ない」という基準を使うべき対象となるモノが違うんじゃないか、とも思ったのでこの記事を書きました。

◆そもそも何のためにわざわざモノを捨てるのか?

じゃあ片付けを勧める人たち(僕含め)は、どんな意味で「『いつか使う』は二度と来ないから捨ててしまおう」なんて基準を使ってるんでしょうか?

答えをだすため、そもそも何のためにモノを減らすのか考えてみましょう。

さぁ、なぜ?
僕はこう思います。

やりたいこと、好きなことを行いやすくするため

人間、そんなに多くのものは管理しきれないはずです。人間関係もまともに築けるのは約150名までなんて研究もあります(多分)。無駄なモノにまで、あなたの貴重な管理工数を割く必要はないんです。読書が好きなら読書のために、テニスが好きならテニスのために、仕事が好きなら仕事のために。より多くの時間・労力・お金を使うために、あってもなくても困らないどうでもいいモノは減らす。これがモノを減らす目的のはず。

◆「『いつか使う』は二度と来ない」は万能じゃない

つまり、あなたが何をするのが好きかによって必要なモノは変わってきます。好きな行動に関わるモノをより多くとっておくために、無駄なモノを捨てていくんです。まぁ無理やり多くする必要はもちろんないですが。

「『いつか使う』は二度と来ないから捨てよう」は、この無駄なモノの選別に使うためにあります。

すなわち、自分がそこまで興味のない行動・熱のない行動に関わるモノに使える基準なんです。

○本来の使い道

図に表すと、こういうこと。

「『いつか使う』は二度と来ない」の正しい使い方

あってもなくても困らないモノを減らして、愛してやまないモノをしまうための収納スペースを用意してあげましょう。それでも収納容量が足りない場合は、愛してやまないモノに対しても捨てるかどうかの判断はした方がいいですけどね。

○誤った使い道

逆に誤用するのはこう言うパターン。

「『いつか使う』は二度と来ない」の誤った使い方

収納に余裕があるのに、愛してやまないモノまで捨ててしまう。「『いつか使う』は二度と来ない」を全てのモノに適用してしまっているんじゃないでしょうか。そう言う場合は大抵モノを捨てること自体が目的になっています。冒頭に書いた通り、あくまで「好きなことに没頭する」ことが目的です。その好きなことを行うのに必要なモノまで捨ててしまっては本末転倒です。

◆それでも捨てなきゃいけない?

もしかしたら、ここまで書いたことなんてわかっているのかもしれません。わかった上で、それでも収納スペースがないから、泣く泣く愛してやまないモノまで手放さざるを得なくなっているとか。

その場合は前述しましたが「愛してやまないモノも何とか減らせないか」を考える必要はあります。あなたが住んでいる場所次第ではありますが、持てる量には限界がありますからね。

どうしても捨てなきゃいけない場合は「誰かが買ってくれるとしたら売る?」とかで考えてください。純粋に必要としているだけなのか、ただただとっておきたいと思っているだけなのかを判断できます。

あとは図書館等の代替手段が使えないのかどうか、知り合いと共有本棚を持つとかをするといいのではないでしょうか。共有本棚も近所で本の趣味が近い人がいる場合にしか使えないかもしれませんが…。

それでもどうしても捨てられないのであれば、最終手段として貸し倉庫を使うのもありだと思います。

◆「『いつか使う』は二度と来ない」を正しく使う

兎にも角にも、まずは削ぎ落とせる無駄なモノがないかを検討してみてください。「本が多いから捨てる」「洋服が多いから捨てる」ではなく、本当に本や洋服を愛してやまないのであれば、他のものを減らせないかを考えましょう。その際であれば「『いつか使う』は二度と来ない」は有効なはずです。

それでも「どうやって捨てればいいか検討がつかない」場合は、僕に相談してください。そもそも何のためにモノを減らすのか、あなたの理由を探りつつ減らすべきモノを一緒に考えます。

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