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振られたらそこで終わり、じゃないよ

告白はスタートラインであってゴールじゃありません。たとえばいまあなたに好きなひとがいて、そのひとに想いを伝えたとして、そこできっぱり断られたとしても、ぜんぜん落ち込む必要なんてないんですよ。なぜか一回フラれただけで諦めてしまうひとが多いけれど、わたしは、むしろ肝心なのは二回目、三回目だと思っています。

告白は一発勝負じゃないんです。一発で勝とうとするから落ち込むのであって(それはむしろ傲慢なのだ)、はじめから三回勝負と思っておけば良いのです。一回目は「わたしってあなたが好きなんです!」ということが伝われば、それだけで儲け物。だって「このひとは自分のことを好いている」ってめちゃくちゃ加点じゃないですか?(笑)個人的には「このひとは可愛い」とかより「このひとは俺のこと好きらしい」の方が断然ポイント高いと思っています(好かれていると気づいてから、自分もだんだんそのひとのことが気になってきてしまう……という経験、あなたにもありませんか?)。

だから二回目が肝心なんです。自分のことを好きらしいひとに対して、相手がどうふるまうか。それをよく見ておく必要があります。それでも連絡をとってくれるなり、ごはんに行ってくれるなり、あなたと接点を持ってくれるようであれば、かなり望みがありますね。反対に、きっぱり距離を取られてしまうとちょっとたいへんですが、ここであきらめてしまうのはもったいない。それまでの関係性にもよりますが、告白されて驚かないひとのほうが少ないのですから、相手が驚くのは当然だと思いましょう。そもそもこちらがそこまで見込んでおくべきなのです。

※できればなぜ距離を取ろうとするのか聞き出しましょう。「恋人がいるから」以外の理由であれば、たいがいはなんとかなりそうです。その理由に対して自分はどのような策を講じることができるか、じっくり考えましょう。

どちらのパターンであっても、次にするべきことは同じです。それは、こちらはつとめて何事もなかったかのようにすることです。

よく「告白したら今までの関係性が変わってしまいそうで怖い」と言うひとがいますね。そこまでの関係を築けている相手なのであれば、おそらく相手も高確率で同じ気持ち(付き合うか付き合わないかはさておき、今の関係は失いたくない)なのではないかと思います。だから、まずはあなたからいつも通りにすることです。べつに今まで通りでいられるよ?ということを、あなたが率先して示すのです。きっぱり距離を取られてしまった場合でも、いったんはしばらく放っておいて(相手のショックが冷めるのに多少の時間は必要でしょう)、いい時期になったらまた何事もなかったかのようにしれっと話しかければいいのです。

そして、頃合いを見計って、軽く二回目のジャブを打ちます。個人的には、やっぱうちら付き合ってみない?(笑)くらいの、冗談っぽい感じがいいんじゃないかと思います。笑 理想としては、「今まで通りでもいられるし、付き合ってもいいよ」という空気感を出せるようになることです。ここまで行けば勝ったも同然。この「今まで通りでもいられるし、付き合ってもいいよ」という関係性に持っていくことのメリットは、うまくいけば恋人がゲットできるし、うまくいかなくても友達がキープできることです。だから努力してここに持っていく価値はあると思います。

雨降って地固まるという言葉があります。逆に言えば、地を固めるには、雨を降らせるしかないのです。あのひとともう一歩深い関係になりたいのであれば、勇気をだして踏み込んでみましょう。結果がどちらに転んだとしても、地を固めればいいのです。

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