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【ゲーム日記】機動戦士ガンダム(PS2)


はじめに


プレイステーション2用ソフト、機動戦士ガンダムを購入しました!!

すごい今更という感じもしますが、急にやってみたくなったので、思い立ったが吉日というやつですね。

パッケージに書いてある2000年という文字が衝撃的過ぎます。この記事を書いているのは2023年12月なので、丸々23年前のゲームソフトということになります。

当時感覚として、PS2で初のガンダムゲームだったので、未だに最先端のソフトみたいな認識だったのですが、時の流れというのは恐ろしいですね。

でも、パッケージにデカデカと載っているガンダムは、ものすごくかっこいいです!!

パッケージ裏面はこんな感じ。
PS2って当時は最新のゲーム機だったので、グラフィックも「おお〜」と唸るデキだった気がするのですが、PS5が発売している2023年現代で観てしまうと、もっさりした雰囲気を憶えてしまいますね。
このころは、ガンプラも旧キットでは出せなかった機構的な厚みを追求していた気がするのですが、ゲームに登場するМSも、そんなプラモデルのプロポーションに寄せてモデリングされてる感じですね。

説明書は、劇中でも印象的なガンダムの操縦マニュアルを再現しています。
劇中でもアムロがコクピット内でパラパラめくってましたけど、私もゲームをやりながらパラパラめくって操作方法を確認していました。
このゲームに限った話ではありませんが、ガンダムゲームを遊んでいるプレイヤーは誰しもアムロになれるんですね。

ゲーム概要

テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の第1話〜第30話(劇場版で言うところの第一作〜二作目ラスト)までの物語を全9ステージで再現したアクションゲームです。9ステージと言うとちょっと少なく感じるかもしれませんが、1ステージあたりのボリュームが結構あるので、満足感があります。
操作に慣れれば2日くらいでクリアできるので、そんなに難しくありません。

ガンダムの物語を再現したゲームは、スーパーファミコンやPS1時代でも発売されていましたが、ステージの前後にダイジェストのムービーが入り、物語が展開していくので、ただゲームを進めていくだけでなく、ちゃんと物語も楽しめます。

ゲーム中で使用されているBGMもTVシリーズや劇場版で流れていたものなので(音源は流石に原曲そのままではないっぽいですが)、よりガンダムの世界観を遊んでいる感じが強いです。

ステージ1 ガンダム大地に立つ!!

TVシリーズの第1話を再現したステージです。
サイド7に侵入したザクⅡを倒せばクリアです。
テレビ版でも劇場版でも、ここで登場するザクⅡは2機なのですが、このゲームでは3機出てきます。
スレンダーの乗っているザクⅡでしょうか。

確認してみたんですが、ステージ開始時点で目の前にいるザクⅡがジーン機で、ステージ南方にいるザクⅡがデニム機みたいです。
なので、先にデニム機を倒すと「よくもジーンを!!」のイベントが発生しません。
最初に倒したザクⅡに応じて2体目のザクⅡが自動的にデニム機になるとかそういう仕組みじゃなくて安心しました。

操作に慣れていないのと、武器がビームサーベルしか使えないのもあり、結構難しかったです。
連邦VSジオンだと、敵機をロックオンしたらそこに向って格闘攻撃してくれるんですが、このゲームはちゃんと目の前に敵がいないとロックオンしていても格闘攻撃が当たりません。
モビルスーツ型のラジコンを動かしている操作感なので、ある意味リアルと言えばリアルなのかも知れません。

ステージ2 戦場は荒野

劇場版中盤のガルマ戦をイメージしたステージです。アムロが出撃を拒否するくだりが無く、最初からガンダム、ガンキャノン、ガンタンクが揃い踏みしています。
ドップ編隊戦→ガルマ専用ドップ出撃→シャア専用ザクⅡ出撃、と三段階の展開になるのですが、操作に慣れていないので、最後のシャアザク戦でHPが息切れしてゲームオーバーになりました。

2周目以降だと、ドップを何機か撃墜するとガルマ専用ドップの代わりにガルマ専用ザクⅡが出てくるのですが、ドップが降下してくる場所で立ち止まっていると、ガンダムにぶつかって勝手に自滅していくので案外簡単でした。

割と最初の頃はマゼラ・アタックも律儀に撃墜していたのですが。ザクⅡさえ倒しておけばゲームが進行していくので、それに気づいてからは相手にしなくなりました。

ステージ3 ガルマ散る

TV版第10話を再現したステージです。
廃墟になったドーム球場に身を隠したホワイトベースを守るためにザクⅡを撃墜します。
建物が建っているので、とにかく動きづらいです。
セイラさんがいろいろと指示を出してきますが、ザクⅡさえ倒せばゲームは進行していくので無視しても大丈夫っぽいです。

ホワイトベースを爆撃してくるガウが気になりますが、これも無視して大丈夫でした。
と、言うよりこのゲーム自体基本的にオペレーターの言ってることがそこまで重要ではないみたいですね。

最初よくわかってなくてセイラさんの言うこと全部聞いてあっちこっち行きまくってたので凄い時間がかかりました。

ステージ4 ジオンの脅威

TV版の第12話と第17話をミックスしたような内容のステージです。このステージだけTV版とも劇場版とも異なる独自の時系列になっています。

要塞攻撃→グフ戦という二段階の展開になりますが、最初の要塞攻撃で相手にする砲台の攻撃力が高いのと、そこら辺をフヨフヨ飛んでやってくるワッパの攻撃で地味にHPを削られるので、グフ戦ですぐにゲームオーバーになりました。

このゲーム、リトライするとそのステージの最初からやり直しになるのがちょっと不親切かと思いました。

砲台は後方を攻撃できないので、裏から回り込んで攻撃すればなんてことはないのですが、気づくのが遅かったですね。

グフ戦も正直しんどかったので、ガンキャノンとガンタンクがいるところまでおびき寄せて、遠くからビームライフルで攻撃してなんとか倒せました。
ヒートロッドが強すぎて近づくのが怖すぎるので、本当にザクとは違うんだな〜、ザクとは、って気分になりました。

ちなみにこのステージ、要塞の裏に滑走路まで作り込んであって手が込んでいます。

ステージ5 砂の十字架

TV版第18話を再現したステージです。
だったらステージ名は「灼熱のアッザム・リーダー」でいいじゃないかと思うのですが、何故か劇場版一作目の主題歌の名前になっています。

アッザム・リーダーのアンテナが十字架みたいに見えるからでしょうか。だとすると洒落ていますね。

ちなみに第18話は劇場版では端折られていますし、時系列的にも劇場版二作目の頃になるので、砂の十字架というタイトルはなんともミスマッチな気がします。

このステージは、基地攻撃→アッザム戦の二段階構成となっています。難易度自体はステージ4より簡単なのですが、メガ粒子砲台の攻撃がかなり痛いので自分と砲台の位置関係をよく把握しておく必要があります。

後半のアッザム戦も別段そんなに難しくないのですが、あまり近づき過ぎるとアッザム・リーダーの餌食になるので、アッザム・リーダーが出てきてもすぐわかるくらいの距離からビームライフルで攻撃するのがよいですね。

このゲーム、どの敵キャラも割とちゃんと強いのでアムロの戦いがいかに大変だったかを身をもって感じる事ができます。

ステージ6 ランバ・ラル特攻!

TV版第19話を再現したステージです。
ステージ開始直後にアムロが「ギャロップを最初に倒そう」みたいな事を言うので、戦闘エリア外まで追いかけて攻撃していたのですが、なかなか沈みません。

セイラさんが「ホワイトベースが危ない」とか言ってくるので、言われた通りにホワイトベースに戻ったらガンキャノンがグフにやられていました。

しかし、ガンキャノンがグフのHPをかなり減らしていてくれたみたいで、少しだけビームライフルを当てたら倒せました。

ホワイトベースを攻撃するザクⅡを片付けると、そこでやっとギャロップ戦がはじまります。つくづくこのゲームは登場人物の言う事がアテにならないような気がします。

ステージ7 オデッサの激戦

劇場版二作目中盤のオデッサ作戦を再現したステージです。黒い三連星の搭乗するドム3機が相手ですが、最初に、森の中に隠れてよく見えないし攻撃が当たらないので、ジャンプして空中からビームライフルを撃たないといけないのですが、それが実際に劇中で行われたやりとりに似ていて臨場感がすごかったです。

ドムに何回か攻撃を当てると黒い三連星がジェットストリームアタックを仕掛けてくるのですが、これがかなり強い。そもそもこのゲーム自体、ガンダムの動きが鈍くて攻撃をよけにくいので一回当たると次から次にやられて抜け出せなくなります。

劇中では、ジェットストリームアタックを切り抜けたガンダムを見たオルテガが驚いていましたが、たしかにこれを切り抜けられるモビルスーツがいたらそら信じられないと思います。

そんな強いジェットストリームアタックですが、戦っているうちに、別の標的を見つけて他のドムがどこかに行くので、それまで逃げ回っていればいいと思います。

劇場版ではオデッサ作戦の途中で夜が明けて明るくなるのですが、このステージは最後まで夜のまま終わります。

ガンダムがマッシュのドムを倒した後に夜が明けて、ガンキャノンやガンタンク、初出撃のコア・ブースターが加勢して一気にドム2体を撃墜するくだりは劇場版の中でも無茶苦茶かっこいい名場面なので、是非見てほしいところです。

ステージクリア後、黒い三連星に撃墜されたミデア輸送機の残骸をガンダムが見つめるという、TV版にも劇場版にも無かった場面が挿入されるのですが、それがちょっと感慨深かったです。

ステージ8 大西洋、血に染めて

TV版第26〜27話を一つにまとめたようなステージで、ベルファストに侵攻するゴッグやズゴックを撃退する内容になっています。ステージ名だけ第28話のものになっていますが、28話の内容とは全然関係ないです。

でも、ベルファストは大西洋にあるので、ちゃんと大西洋が血に染まってますね・・・と言おうとして念の為調べてみたんですが、ベルファストって広い意味では大西洋だけど、地味に北海だよな〜っていう微妙な位置にあって複雑な気持ちになりました。

さて、ゲームの話に戻りますが、このステージは特に可も無く不可も無くと言った感じで、水陸両用MSが出てくる事以外は平凡なステージです。水陸両用MSはビーム兵器を装備していますが、正直なところあまり驚異ではありません。

と、いうのもランバ・ラルや黒い三連星といったエースパイロットがいないから、という理由が大きいでしょう。

ステージ9 ジャブローに散る

遂に最終ステージです。南米の地球連邦軍本部に攻めてきたジオン軍MSをやっつけましょう!!BGMも劇場版の該当シーンで流れていた哀・戦士になっており、ガンダムのゲームをやってる感マシマシです。

今でこそガンダムゲームで挿入歌が流れるのは当たり前になりましたが、初めて挿入歌が流れたのはこのゲームかもしれないので、かなり歴史的事件ですね。

今回は最終ステージという事もあり、宇宙船ドック→地下基地→地下洞窟→再び地下基地と4段階の構成となっています。イベントが終わるごとにフィールドも変わるので、なかなか手が込んでいます。

長丁場になるので、格闘戦は仕掛けずにビームライフルで遠距離攻撃に専念します。エネルギーがなくなっても焦らずに回復するまで逃げ回ります。

ラストボスはゾックです。TV版ではガンダムに瞬殺され、劇場版では一瞬だけ画面に映る程度の影の薄いMSでしたが、今回のゲームではラスボスという破格の扱いで登場します。おまけにデザインもかなり大アレンジされており迫力十分です。メガ粒子砲が強すぎて、これまでの戦いで消耗しているとひとたまりもないので、ロックオンできるかできないかのギリギリの距離からビームライフルで攻撃します。近くにいるとメガ粒子砲を避けることができませんからね。

このゲームをプレイした人は口々にゾックが強いと言っていましたが、遠くから攻撃すれば弱いです。

ゾックを倒すと、晴れてエンディングです。

物語としては途中で終わってしまう形になりますが、最後に次回作への予告が入り、期待感を高めて幕引となりました。次回作というのは、このゲームの発売から3年後に発売されることになる「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」のことです。

当時は忘れた頃に発売されたような気分でしたが、20年前のゲームだと思えば3年ってあっという間ですよね。本当はもう少し早く出す予定だったみたいですが、開発が難航していたらしいです。

当時は2001年に家庭用の連邦VSジオンが発売していた事もあって、完全にそっちに熱が行ってましたね。連邦VSジオン面白かったですからね。中途半端に宇宙ステージしか遊べないめぐりあい宇宙やるくらいなら、地上も宇宙も遊べる連邦VSジオンやりますよ。

そんな風に思っていましたが、20年も経つと当時選んで買っていたゲームを選ばなくても買えるようになり(中古で安く買えるので)、遂に手に取ることになりました。

実を言うと、一気に遊ぼうと思って一緒に購入してました。

これで私も、ニュータイプ=人の革新に触れることができる・・・そう思っていた矢先に事件が起こりました。

この「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」はDUAL SHOCK2専用のゲームでした。PS2に付属していたコントローラが壊れてPS1コントローラを繋げて遊んでいた私はプレイすることができません。

と、言うわけで、PS2用コントローラーを購入するまではめぐりあい宇宙はお預けというわけですね。コントローラーを購入したら、めぐりあい宇宙の記事も書こうかと思います。

最後に

操作性に難があるものの、PS2で初めて発売されたガンダムゲームとして考えると、結構面白い方だと思いました。

なんと言ってもMSの描写ですね。PS1やセガサターン時代でもポリゴンで作られたMSが活躍するゲームはありましたが、重量感という意味では今一つ足りなかった面もあります(どちらかといえば原作アニメ的な動き)。そういった要素がPS2になることで一気に表現が変わって、より一層リアルロボットらしい雰囲気になりました。

なんていうか、アニメのガンダムじゃなくて、兵器としてアレンジされたプラモデルのガンダムが動いてる感じですね。私よりも上の世代の人たちは、当時とても感動したんじゃないのかな、って気持ちになります。

中古ショップでも安く買えますし、どこにでも置いてあるはずなので、ガンダムゲームの歴史の移り変わる瞬間を体験してみたい方は是非、遊んでみる事をお勧めします!!

終わり



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