見出し画像

めざまし占い生活8日目:さそり座7位 食い倒れ人形と遊戯王カード 

5月9日(火)さそり座:7位
気が短くなり顔に出そう。
口角を上げて笑顔を意識。
ラッキーポイント:カードホルダー

めざましTV

僕は気が短いほうだ。というか、大人になってから気が短くなった気がする。

学生時代の僕はよく親に怒られることはあった。服が脱ぎ散らかしてあるだの、宿題をやらずにだらだらしているだの、ご飯を食べるのが遅いだのと、よくもまあそんなに怒ることがあるもんだと感心すらしていた。一方で、怒られた後は、「怒られた」という記憶のみが残り、肝心の改善に向かうことは無かった。少し成長してからその事実に気づき、僕は人に怒るまいと心に決めた。こうして僕は心穏やかな青年に育つはずだったのである。

しかし社会人になってから怒りっぽくなった。ドアに指を挟んだりすると、この世のドアを全て破壊したくなる衝動に駆られる。コンビニで弁当を買って、食べようと思ったときに箸がついてなかったりすると、店員を子孫末代まで呪ってやろうという気持ちになる。どこかの国の、おそらく自分は一生関わることが無いであろう地域のニュースに腹が立つ。これは現代病だろうか。

今日の占いではこのことを指摘された気がした。「気が短くなり顔に出そう」。確かに不機嫌な顔になっているかもしれない。「口角を上げて笑顔を意識」しなければ。
鏡に向かってやってみた。愛嬌のない食い倒れ人形のような顔がそこにあった。ストライプのシャツを着てドラムを持てば完璧だ。

ラッキー・ポイントは「カードホルダー」。名刺入れということで良いのだろうか。一応名刺入れに向かって柏手を打っておいた。ご利益があるかもしれない。割と長い間大事にしているので、僕になついているとは思う。

もしくは「カードホルダー」は遊戯王カードなどを入れておくアレのことだろうか。小学生の時分にオリジナルの最強デッキをホルダーに入れて持ち歩いていた。ホルダーの後ろにはフックが付いていて、ズボンに引っ掛けられるようになっていた。よくもあんな不格好なものをぶら下げて歩いていたものである。

社会人になってから、少しの間だけ集めていた時期がある。最初は童心に返って楽しんでいた。パッケージを開封する時のドキドキ感は当時のままで、キラカードが当たった時には何十分もうっとりと眺めていた。
しかし箱買いをしたあたりから感動が薄れていくのをはっきりと感じた。パッケージを開けて、中身を確認して、カード・ケースにしまう作業を「作業」と捉えるようになった。たくさん手に入るものは値打ちが下がる。経済学の初歩だ。

僕はカードを全てタダ同然の値段で知人に譲った。これ以上思い出の値打ちを下げたくなかったからだ。彼は現役で楽しんでいるらしく、それならカードも報われるだろうと思った。欲しいものは少しだけ手に入れば良い。

今日の良いこと
・焼肉弁当をもらった。美味い。
今日の悪いこと
・ぎっくり腰2日目。まだ痛い。

明日も良いことあるといいなあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?