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薪火料理で心もあたたまった話~SMOKE DOOR~

シェフのこだわりとスタッフのホスピタリティ

こんにちは。みなさんはGWをいかがお過ごしでしょうか?

今回、横浜のHOTEL THE KNOT YOKOHAMAの1階にある "SMOKE DOOR" にランチを食べに行き、その美味しさ以上に満足な体験をできたので、それをシェアできればと思います。

このレストランを表す上でのキーワードは下記になります。

  • 薪火料理

  • 地産地消、サステナブル食材

  • 日本にほれ込んだシェフの思い

  • シェフの思いに共感したスタッフのサービス

SMOKE DOOR

所在地:横浜市西区南幸 2-16-28 HOTEL THE KNOT YOKOHAMA 1F

ホテルの1階に併設されるレストランです。2022年4月に開業した、比較的まだ新しいレストランになります。公式HPによると、以下のように紹介されています。

薪火のAll Day Restaurant “SMOKE DOOR” 原始的な調理法でありながら、食材の旨味を最大限に引き出す薪火料理。サンフランシスコ ミシュランガイドにて三ツ星に輝いた薪火の“ピットマスター“が卓越した技術と手間と時間をかけて、「食材のスイートスポット」=「食材の最も花開く瞬間」を引き出していきます

SMOKE DOOR | ホテル ザ ノット ヨコハマ (hotel-the-knot.jp)

このレストランでは、「薪火で作る料理」が特徴になります。お店に入った瞬間からスモークのいい香りがしました。炭火料理とは違い、薪特有の華やかな香りを感じられる料理になります。

薪火料理とは?

薪火料理は、2010年代初にアメリカで流行り始めた文化のようです。薪を使うという概念は原始的なものですし個人調べの範囲であるので正確ではないのですが、もう一つ重要なテーマとしては「地産地消」が挙げられます。

サステナブルな取り組みやフードロス削減の観点もあり、アメリカで話題になったものかもしれませんね。

そのほかにもスペインやオーストラリアのミシュラン星獲得レストランが薪火料理を影響していることもあり、ルーツは諸説ありそうです。

これらの情報は下記リンクを参照しています。(2013年の記事)

シェフについて

シェフであるタイラー・バージス氏に関する情報です。

薪火料理のジャンルで全米初のミシュランガイド三つ星を獲得したサンフランシスコの「セゾン(Saison)」でエグゼクティブスーシェフを務めた

今、注目の薪火料理とは? “時代の寵児”が薪火レストランをオープンした理由(東龍) - 個人 - Yahoo!ニュース

2019 年に来日した後、日本の食材や文化に魅了され、日本移住を決意したそうです。

知っていた日本語はごくわずかな単語だけだったが、「素晴らしい食材や文化に魅せられて」2020年に日本に移住、2022年春に、念願の薪火レストラン【SMOKE DOOR】を横浜にオープン。

タイラー・バージズ氏 インタビュー - 三つ星仕込みの味を、カジュアルに楽しんで欲しい (hitosara.com)

シェフのこだわりとしては、「可能な限り店から50km圏内の食材を調達すること」だそう。今回ランチで頂いたものも、多くのものが神奈川でとれた食材だとスタッフさんから教えてもらいました。

料理の品質を徹底的に追求し、品質のためには手間を惜しまず、地元の食材を用いて季節を感じる料理を提供する。

これがシェフが強くこだわっているポイントのようです。

今回のメニュー:ランチコース

メニューの写真を撮るのを忘れました…覚えている限りの情報です。

前菜①:小田原で採れたクロダイのマリネ、梅酢と大葉オイルがさわやか
前菜②:豚バラ肉のクリスピーグリル
前菜③:小田原の柑橘を使用したサラダ
メイン:48時間調理したチキン
デザート:アイスクリーム

見た目も華やか、初夏にぴったりのさわやかなコースでした。とてもおいしかったです。

スタッフとの会話から見える「レストラン」としてのクオリティ

今回お店に行って印象的だったのは料理もさることながら、スタッフの方の丁寧な接客とそれでいてあたたかなフレンドリーさでした。

料理のメインの情報だけでなく、こちらの反応を見て適宜情報を追加しながらわかりやすく教えてくれる丁寧さなど、まさにおもてなしという表現がぴったりのあたたかい接客でした。

また実際にキッチンの近くまで案内いただき、薪火料理のキッチンの様子を見せていただきながら料理法、シェフのことなどを教えていただきました。キッチン横には薪が並べられているのですが、一見違いが判りませんが2種類の薪を使用しているそうです。(一つが桜だったことは覚えていますがもう一つがなんだったか…笑)

先ほどシェフのプロフィールを少し紹介しましたが、日本の食材にほれ込み食材を活かした高品質な料理を提供する、という思いにスタッフの皆様も共感していることが伺えました。

作り手の熱い思いがスタッフ全員にも共有されているからこそ、レストラン全体を含めた素晴らしいサービスになっているのだと感じました。メンバー全員で意識が共有されているというのは、一つのビジネスコミュニティにとっても理想的な状態だと思います。

終わりに:美味しさだけではない付加価値が、また行きたいと思わせてくれる

今回のランチコースは初夏をイメージしたさっぱりした料理が特徴でした。どれもとても見た目が鮮やかでおいしかったです。スタッフさんにも聞いたところ、今の季節だからこそのメニューということで、季節ごとのメニューの変化も楽しみですね。

改めて感じたのは、美味しさだけではない付加価値がこのレストランにはあるな、ということです。地産地消をテーマに近郊の食材を利用すること、料理を通して日本の季節を感じられること、シェフの思いを感じられる料理…

何も知らないとただ美味しかった、で終わってしまうかもしれません。しかしそういった背景を知ると「また季節が変わったら行きたいな」と思わせてくれます。

次回行った際はどんな料理が出てくるのだろう、どこの食材が使われるのだろう、どんな季節を感じられるのだろう、どんなお話をしてくれるのだろう。

時の移ろいを楽しみつつ、また次回の体験をワクワクしながら待ちたいと思います。

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