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日進月歩 ~Road to MBA~#78

2021/1/18:「日本取締役協会 20周年記念シンポジウム」セミナー
 本日は、大学院の同期からご案内いただいた「コロナ後のコーポレートガバナンス~企業の稼ぐ力を高め、社会の期待に応える」といった記念シンポジウムのセミナーにオンラインにて参加させていただきました。JBCCでもおなじみである冨山さん(株式会社経営共創基盤代表取締役CEO)など、数多くの経営者の方々から「コーポレートガバナンス」に対して、様々な角度からのご意見をお聞きすることができました。これからの企業にとって、大事な要素を含んでいるのではないかと感じている。

日本取締役協会とは?
 コーポレートガバナンスの重要な要素である、社外取締役や独立取締役についての調査やガイドライン、経営や制度・法律に関する意見書など、取締役や取締役会に関する公開情報を掲載しています。

■コーポレートガバナンスとは?

コーポレートガバナンス:企業経営を管理監督する仕組みのこと。株式会社の場合、会社の所有者である株主の利益を最大限に実現できているかどうかを管理監督するシステムのことである。一般に多く使われるのは、企業の不正行為の防止と競争力・収益力の向上を総合的にとらえ、長期的な企業価値の増大に向けた企業経営の仕組みである。(Wikipediaより抜粋)

>冨山さん(株式会社経営共創基盤代表取締役CEO)
 日本では2015年3月に金融庁と東京証券取引所による「コーポレートガバナンス・コード」を企業統治方針となった。その中で、コーポレートガバナンスと持続的な成長を両輪で回すことが重要である。よくあることだが、SDGsやESGなどの世の中のためになる取組みは利益を取らなくてもいいという考え方が強い。そうではなく世の中のためになるのだから、顧客が利益を載せて買ってくれるといった循環が必要であるとお話いただいた。
 また、未来への投資をするためには、”営業CF”を稼ぐことが重要で、GAFAなどの企業は約6~7兆円程度売り上げており、資本コストの概念からも投資に対して積極的に取組みができる組織体制になっている。
 社外取締役における適正者は、元経営者(上場企業など)であると感じているが、候補は何万人もいるのに足りないといった事象が起きている。それはきちんと情報を把握できていないからであり、そこに着目した企業が株式会社ビザスク(ビザスクboard)なんじゃないかなと思っている(あくまでも私の印象)。


>中田さん(ヤマハ株式会社取締役代表執行役社長)
 企業は社会的価値を増大させ、活動を通じて収益を上げていくことが必要である。コーポレートガバナンスは、どうやって企業を運営すると仕組みが回っていくのかを考える方法であり、将来に向けてのイノベーションやパフォーマンスを考える支えとなるものであるとお話いただいた。
 その中でも”社外取締役”における重要性の話があった。社外取締役も参加する取締役会は、監督機能(助言や抑制など)に特化し、“決定”をする場でなく“議論”する場として位置付けている。また、社外取締役の経験豊富な知見がプロジェクトにおける後押しがあるということが、社内取締役の判断を手助けするよう心掛けている。実行に対して“強烈な非常ブレーキ”を実施していくことで、強気の判断をすることが可能になっているという役割分担のご説明をいただいた。

役割分担:社外取締役(監視) = 社内取締役(業務の執行)

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平岩 宗(ひらいわ しゅう)
1986年12月14日生まれ(34歳)/愛知県出身
【サッカー】U-12日本代表候補/愛知県国体選抜(高校)/JFL108試合・天皇杯7試合出場(通算115試合1得点)/関東サッカー/埼玉県サッカー
【ビジネス】株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー/コムテック株式会社/株式会社ミスミグループ本社/独立行政法人日本スポーツ振興センター(西東京市スポーツ推進委員)
【学校】中京大学附属中京高等学校/駒澤大学経済学部/立教大学大学院ビジネスデザイン研究科

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