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日進月歩 ~Road to MBA~#89

2021/3/5:あつこの部屋特別企画「木村先生に聞きたい!」
 RBSにおける縦の繋がりから、17期生から19期生までが集まって特別企画のセミナーが開催された。春学期でお世話になって、このnoteを始めるきっかけにもなった木村先生をお招きし、開催された。大きく以下3つの内容(ファシリテーション、インプットとアウトプット、起点を生み出す人材)について、改めて感じることができた時間であった。

■ファシリテーション(議論の可視化)

 講義内では、メモの重要性と可視化されることの重要性を改めて感じることができた。私もメモを良く取るようにしているが、その中でも大切にしているのは「繋がり」である。いろんなキーワードを書くことによって”繋がり”が生まれたり、偶発的にも何かが見えてくることが良くある。特に急いでメモした”自分が書いたのに読めない字”がその大切な文字になることが良くあり・・・それは、その時はあまり重要じゃないと思って書いたキーワードが、時間が経ってから大事になる場合があるからだ。書いて残しているからこそ何かが見えるのだと信じて、これからも続けていこうと思う。ファシリテーションでも重要な要素として「議論の可視化」という観点があり、木村先生もメモをよくとっているという。メモを書いていくことで、今何をするべきなのか、何を導いてくのか、頭の中が整理されていくようだ。

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 また、他の人の意見を聞くことはいつになっても刺激的であると感じることができ、今回も30~40名の方々が参加していたが、様々な考え方に触れることができた。議論を活発にしていくためにも、メモをとって可視化する、様々な意見と様々な意見を交わらせていくことで、新しいイノベーションや繋がりが生まれてくるのだと感じました。

■インプットとアウトプットのバランス

 木村先生は「効率経営」という考え方の基に、アウトプットに対して最小限のインプットを実施し、効率よく物事を考えていくという。また、不思議なことに本があまり好きではないようだ(私も本は苦手だ・・・)。

 私も本で学ぶことも重要だと思ってはいるが、たくさんの人と話をして相互に意見を言い合った方がより学びが深いような気がしている。講義でも、「ラーニング・ピラミッド」の紹介があったが、他の人に教えていくことやグループディスカッションで会話するといったことで多く学びは得られていく。今回は、アウトプットとインプットの量について考えてみました。

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 自分のインプットとアウトプットをイメージしてみると、膨大なインプットをまだしている段階で、それを自分なりに理解しnoteを通じて小さなアウトプットをしている状態だ。しかしながら、私はまだこの方法を続けていこうと思っており、理由としては、まだ基礎的な知識をインプットできていないからである。ある程度自分の中で全体を網羅した基礎知識がついたと判断した場合には、先生のような効率経営的なインプットに志向を変えていければと思う。インプット量の「多さ」を⇒「質」へと変化させていくことで、将来的にはバランスを取れた効率的なインプットとアウトプットを目指していこうと思います。会話の中でもでてきていましたが、「共通言語」を基にアウトプットを共有する「場」を作っていくことが、重要だと感じており、Clubhouseが人気があるのもこの理由だと考えている。

■”会社の文化を変える”起点を生み出す人材になる

 17期のSさんにおける実例を基にしたお話が、とても共感できる部分が多くあった。MBAで学んだとしても、それをいざ自社で発揮をしようと思っても、場所がないのが現状である。その理由としては、周りが付いてこれていない場合が多く、歯車が嚙み合わない、共通言語をもっていないことが往々にしてある。その時には組織を教育するファシリテーターに徹し、共創的な議論ができるよう目指していく必要があるため、地道な取り組みになってしまう傾向がある。
 今回の事例では、会社のチームや後輩に「問い」を与えて導いていくことで、これまでの社風や文化が少しずつ変わっていっていると感じられたようだ。私も、”会社の文化を変える”ではなく、”変えれる人材として起点になる”といった考え方も重要になるのだととても痛感しています。


 最後に、これまでのアカデミックに学んだ内容を、「起業」という経験を経てどう木村先生が感じているかをお話いただいた。”経営学には答えが無い、あるのは”皆の意見のみ”という言葉がすべてを物語っていると感じた。多くの学校が1+1=2の様に答え合わせで〇✕をつけたがる。その採点が無いのが「ビジネス」であり、経営やビジネスデザインという考え方であるように私は感じている。
 全てをフレームワークに落とし込むのはアカデミアでは簡単であるが、実際は難しく、生き物と同じようにビジネスとは向き合い、環境に合わせた柔軟な対応をしていく必要があると感じている。そのためには、常にこのような場を作ったり、参加したりすることで自分自身に刺激を与え続けていく必要があると、改めて気づかされました。17期のTさん、色々とご調整いただいてありがとうございました。

平岩 宗(ひらいわ しゅう)
1986年12月14日生まれ(34歳)/愛知県出身
【サッカー】春日井JFC/FC.FERVOR/中京大中京高校/駒澤大学/横河武蔵野FC(JFL)/エリースFC東京(関東)/ラスタサッカーファミリー(埼玉)
※U-12日本代表候補/愛知県国体選抜(高校)/JFL108試合・天皇杯7試合(通算115試合1得点)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%B2%A9%E5%AE%97
【ビジネス】株式会社ビーコンインフォメーションテクノロジー/コムテック株式会社/株式会社ミスミグループ本社/独立行政法人日本スポーツ振興センター(西東京市スポーツ推進委員)
【学校】中京大学附属中京高等学校/駒澤大学経済学部/立教大学大学院ビジネスデザイン研究科

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