日進月歩 ~Road to MBA~#15
2020/10/3:企業財務基礎②
土曜日は2つの講義「企業財務基礎」と「ビジネスシミュレーション」があります。それぞれの内容としては、ファイナンスについて学ぶこと(企業財務基礎)、チームになってケーズ課題に基づいて方向性を意思決定するプロセスを学ぶこと(ビジネスシミュレーション)になります。
まずは、企業財務基礎をこちらでは書きたいと思います。講義では、「ファイナンス」と「アカウンティング」の違い(定義:以下図)を再度復習をし、ファイナンスは方向性の優劣を明確に数字で表すことができるという内容を講義いただいた。
将来のファイナンスを判断する場合には、現在にいるときに将来を予測しなければならず、そこには”時間価値(割引計算)”と”不確実性(期待値計算)”の要素を考慮する必要がある。複雑なこの要因を段階に分けて明確に考えることで、見極めることができる。現在から将来の価値を導く場合には、
将来価値(FV)=Free Cash Flow × (1+r) ※r=割引率
を用いて、将来から現在の価値を導く場合には、以下の計算式となる。
現在価値(PV)=Free Cash Flow ÷ (1+r) ※r=割引率
すなわち「時間には価値」があるということになる。ファイナンスに対して判断をする際に、加えて重要となるのが「リスク」である。期待とは異なる予測のズレに着目することで、期待値からのバラつきによってリスクを計算することで定量的に評価できることを学ぶことはできた。
しかしながら、今は将来的な予測を数値として提示された上で求めることをしているので当てはめているだけだが、その基になる数値も自分自身で考えなければならない。将来の予測を数値として定量的に判断できるようになるための情報や、自分自身で世の中を読む力ということにも着目して学んでいこうと思う。まずは拒否反応を無くすことから始めよう・・・
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科 平岩 宗
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